人間誰しも、やる気が起きない、やる気が湧かないという心持のときはあるものです。
しかし、仕事ではそうもいっておられませんので頑張らないと!
……と思いつつも、やる気が出てこずにモチベーションが低いまま仕事にも影響が出てしまうことがあります。
これではいけませんよね。でも、やる気が出ないから一向に進まない。
そんなとき、どうすればいいのか今回は話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
転職を一番考えるのは20代かと思います。
会社というものは入社してみないと良し悪しなんてわからないもの。
自身に合わない、ついていけないと思っていたら若いうちに転職して落ちつける会社を見つけましょう。
特に20代であることは大きな武器となり、経験なんてなくても多少のことならマイナスにはなりません。
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やる気が起きないのは動機づけができないから!
やる気がないときは、モチベーションがないともいいますが、仕事においてはそういう状況が多々あるかと思います。
- ムカつく上司の仕事なんてやる気が起きない
- 仕事がつまらなくてモチベーションが上がらない
- 会社に行くことが苦痛。やる気なんて起きない
などなど、人によってさまざまな精神状態を抱えて仕事にのぞむので、ときにはまさにやる気のない状態で惰性で仕事をして失敗の原因となってしまうこともあるでしょう。
それもそのはず、身を入れていない作業は人為的なミスを引き起こす可能性が高くなります。
この状態にあるということは、仕事に対して頑張るべき『動機づけ』がない状態を意味しています。
この動機づけですが、たとえば、
「お腹がすいた。早く何か食べたい!」
「眠すぎる……帰ったらすぐにでも寝よう」
といった人間が生理的に感じる欲求は『生理的動機づけ』と言われています。
そりゃあ、生きていればお腹もすくし、眠くもなります。そうでないと生きてはいられないでしょうし、食事や睡眠をすることで本能的な快楽を感じるのが一般的です。
ちょっと精神を病んでいる人でもない一般人ならば、空腹状態だけど食べる気がない……とか、睡魔が襲ってきているのに寝るのも面倒とは思わないでしょう。
これは生きるにあたっての本能に従った動機づけとなるものですので、大半の人が自発的に食事を摂ったり睡眠をしようとします。
つまり、理由があるからこそ自分から動くわけですね。逆にいえば、やる気のない状態はその仕事を頑張って遂行する理由が自分の中にはない状態にあるということです。
さて、その理由をつけるのは自分自身に他ならないのですが、人間がやる気になるには2種類の動機づけがあります。すなわち、
- 自分自身が自発的な興味による探求心や向上心を持って動く『内的動機づけ』
- 成功すれば昇進やボーナスアップ、失敗すれば降格やボーナスダウンといった『外的動機づけ』
となります。
しかし、外的動機づけに関しては一時的なモチベーション向上にはつながるものの、時間と共に薄れていくという欠点があります。
いくら上司が、
「これを乗り切ればボーナス査定、期待しておけ!」
と発破をかけたとしても、最初こそ頑張ろうと意気込んでも先のことよりも目先のストレス(残業や疲労、人間関係など)を感じる部分が多大な影響を与え、そう長くはもちません。
だって『仕事』としてやっているだけで、別段その仕事に興味があるわけではなければ、どこかで「頑張ってどうするんだろう」という疑問を抱いてしまい、時間と共にやる気も減衰していくのです。
プロジェクトを立ち上げた当初こそ、やけに盛り上がっていたものの、いつしか作業のみの連絡しかなくなったということはよくあることです。……終わったら達成感と開放感でまた盛り上がるんですけどね。
モチベーションを上げるには興味という動機づけが必要!
では、外的動機づけは短期間しかやる気が上がらないという話をしましたが、内的動機づけはどうなのでしょうか?
この場合、自分の興味のあること、調べたいこと、やってみたいことがそもそものモチベーションへと繋がり、やる気がおきないということは基本的にはありません。
要は、好きなことをしているのでやる気の低下が起きにくいのです。
家に帰って、空いた時間を趣味に没頭すると時間を忘れたり、知らない事でも一生懸命に情報を集めて勉強をしますよね?
好きなことであれば、人間というものはスッと頭に入ってきて案外簡単に覚えてしまうものです。
逆にいえば、興味のないことはなかなか頭に入ってこないということに他なりません。
だから学生時代の勉強も、やる気がおきず知識欲がない状態で漫然と勉強したところでなかなか成績なんて上がらないものなのです。
他にもちろん、飽きることはあるでしょうが仕事の場合はそのプロジェクトに関わったとしても立ち上げから数年がせいぜいで、飽きるほどに持続する作業でもありません。
まあ、他の仕事を押し付けられて忙殺されてしまえばその限りではありませんが……。
しかし、やる気があって始めたことですので仕事の品質も速度も他に比べたら高い精度を得られるのは間違いないでしょう。
ですので、部下に無理やり仕事を押し付けたとしても、押し付けられた方は当然ながら自発的にやりたいと願ったわけでもないのでどうしてもモチベーションは上がらないどころか、不満が増加して下がるのは当たり前のことです。
部下の立場だとしても、無理やり押し付けられた仕事にモチベーションが上がらないのはごく普通の考え方です。
むしろ、重要な仕事やプロジェクトであれば立候補を募って自発的に頑張ってくれる社員にお願いした方が、部下の立場でもやる気が持続しやすいので高い品質の仕事結果を期待できるでしょう。
どうしてもやる気が起きない時は、無理やりやる気をアップさせる方法もある
さて、どうしても仕事をやる気になれなくても、やらなければならない。けど、やはりモチベーションが上がらないという人はいるかと思います。
しかし、仕事である以上やる気がなくてもやらなければなりません。
ですが、最低限のモチベーションは必要なところ。
とはいっても人によって、やる気の出し方はそれぞれですのであくまで一般的な心理学の面から2つ紹介致しましょう。
①宣言をする
断言や誓約を意味する言葉で『アファメーション』という言葉があります。
つまり、自分で誰かに向けて「やるぞ!」という宣言をするのです。
実は自分で宣言した言葉は、気持ちが強ければ強いほど達成しやすくなるものです。
今年中に何かをやり遂げたい!じぶんの目標はコレだっ!そうやって強く宣言すると、実は達成がしやすくなると言われて信じられるでしょうか?宣言したところで、どうせやっても無駄……そうわずかでも思ってしまったら難しいのかもしれませんね。[…]
自信の夢と仕事はちょっとベクトルは違いますが、宣言をすることで自分に「達成させなければならない」という自己拘束力を生み出します。
心理的な面では、自分や他人にウソをつきたくないという効力が発生するのでまさに否が応でも動かざるを得なくなるわけです。
あくまで行動をするという動機づけの理由となるやり方です。
②一度途中で仕事を止めておく
やる気がない、できないのなら一度途中まで仕事を進めて、後はやれる仕事から手を付けるなどしてしまいましょう。
それでいいのか?と思われるでしょうが、いまその場でモチベーションがないのであればやっても効率はあがりません。
しかし、人間の心理にはツァイガルニック効果という未完のものを完了させないと気が済まないというものがあります。
たとえば、お店で発酵されるポイントカードなどもあと数回で割引やサービスになると思ったら何となく完成させたくなるのではないかと思います。
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それと同じで、終わらせていないものは徐々に終わらせる為に気になってくるもので、完結させたいという気持ちがモチベーションに繋がるのです。
とはいえ、普段からサボり症の人には効果ないかもしれませんが、仕事に責任をもっている人がたまたまやる気が起きない場合は、このようなやり方も一つの手となるでしょう。
まとめ
さて、やる気がおきない!についてまとめてみました。
どうしてもやる気が起きない時というのは誰でもあるものです。仕事のときにモチベーションが上がらないのは仕事の質にも関わってくるので嫌ですよね。
今回、お伝えしているのは何となく仕事がノらずにやる気になれない場合ですが、会社のパワハラや仕事過多などが原因でモチベーションが上がらないのであれば、おそらくもうその会社に興味が湧かないということに他なりません。
その場合は、いっそ転職を考えるなどしてみてもいいのかもしれませんね。
本記事が誰かの参考になれば幸いです。