ストレスを溜めると太るということを聞いたことはありませんか?
ストレスはあるけど食べ過ぎてない、でもなぜか太っちゃうと思っている人。気が付かないうちにカロリー摂取をしてしまっているのかもしれません。
今回は、そんなストレスで太ることについて、穏やかにしてストレスを溜めないようにして太らないことについてお話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
ストレスは交感神経を優位にさせ、過食に走らせる!
ストレス社会と言われているように、現代日本の働き方はストレスが溜まるようになってしまっています。
長時間の労働、人間関係の面倒くささなど、望んでいなくてもやらなければならないことが多いのが現代社会のありようで、まあなんにしても面倒くさいですよね。
そう、その面倒くささがストレスを溜める原因となり発散がされないまま蓄積していくのです。
ちなみに、ストレスを受けると交感神経の働きが活発となり、心拍数や血圧が上昇して緊張しているのと同じ状態になってしまいます。
ストレス過多の人が普段眠れなくて不眠症となってしまうのは、眠る為に必要な副交感神経の働きが弱くなってしまっている為、なかなか寝付けなかったり寝ていても、仮眠程度の時間で起きてしまうのです。
要は、自律神経が強いストレスによって乱れて身体が活動的になってしまっているからこそ起こりえる現象なのです。
さて、人間と言うのは感情の生き物ですので、意識的にしても無意識的にしてもどこかで溜まったストレスを発散させようとします。
それは意識的なものであれば、カラオケに行ったり、旅行に行ったりと楽しいことをして消化させようとするでしょう。
一方で無意識の場合はお金の我慢がきかなくなる浪費だったり、寝ても寝ても眠い過眠だったり、イライラ感からきて暴力的になったりと様々です。
そして、その無意識のひとつに過食というものがあります。
飲食をすることで気を紛らわせようとする為に、自然とカロリー過多となってしまい太ってしまうのがストレス太りです。
「えっ、そんなに食べてないよ?」
と思うかもしれませんが、それでいて太っているのであればどこかで食べてしまっているのかもしれません。
自律神経の乱れにより、普段より強く空腹を感じたり、ジュースの飲み過ぎやいつもよりも少し多めに食事を摂ってしまうようなことはないでしょうか?
簡単な判別方法として、チョコレートなどお菓子を食べるときに普段なら決めた数や量だけ食べたら終わりなのに、なぜか手が止まらない。
そうなっていると、自制心の働きも弱く、腹を満たしてストレスを発散しようという働きが強くなってしまっているので、ストレスが溜まっている状態であるということが感じ取ることができるかと思います。
ともすれば、おそらく気が付かないだけで普段の生活でも多めの食事を摂ってしまっていたり、ついつい甘めのジュースをゴグゴク飲んでしまっていたりするのかもしれません。
当然、太る原因となってしまいますのでダイエットどころではないでしょう。
そして、そのストレス源がダイエットであるのならやり方を変えるか、うまいストレス回避の方法を探すしかないかもしれません。
いずれにしても、ストレスを除き、交感神経を鎮めなければいいことはないのは確かなのかと思います。
過食を止めてダイエットしたいなら、リラックスした穏やかな生活を!
さて、ストレスが太る原因。あるいは痩せられない原因であることは何となくでもお分かりになっているかと思います。
自分の身を守る為の自己防衛機能といえばそうなんでしょうが、それで痩せるどころか太るというのは何だか納得いかないところではありますよね。
特に、ダイエットを志して日々頑張っている人には理不尽に思うかもしれません。
つまり、逆に考えればストレスがない、あるいはストレスをうまくコントロールできれば、無駄に摂取するエネルギーの量が減って痩せやすくなるのではないでしょうか。
要はリラックスしてストレスをうまく抑えて副交感神経の働きを強めれば、過食を避けられるということです。
この限りではありませんが、いくつかリラックスして副交感神経の働きを強める方法をあげていきますので、試してみてはいかがでしょうか?
・睡眠をしっかりとる
すでに不眠症になってしまっている人は寝ようとして寝れない状態になってしまうことがストレスになってしまうので、他の方法を先にやった方がいいかもしれませんね。
毎日最低6時間。可能なら8時間程度の睡眠時間をしっかりと取りましょう。
実は睡眠時間をきちんと取っているとお腹が空きにくく、短時間睡眠ほどお腹が減りやすいというホルモンの動きがあります。
加えて、睡眠中は脳内で記憶の整理をおこなっている為、悪いことや嫌なことを忘れたり緩慢な状態にしてしまうことができるのです。
規則正しい生活をしている人ほど太らないというのは、こういうことからかもしれませんね。
・お風呂はゆっくりと!熱すぎはダメ!
お風呂は手軽なリラックス法としては非常に効果的です。
不眠症の人でも意外とお風呂に入ったあとは寝やすくなったりするものだったりします。
とはいえ、熱すぎるお湯は交感神経の働きを高めてしまうのでNGとなります。38℃から40℃程度のお湯がリラックスをするには最適。
そしてシャワーでいいだろう、と思っている人もいますが残念ながら体の汚れは取れるものの、あまり効果は見込めません。
というのも、湯舟に浸かるということは全身に浮力と水圧がかかってきます。すると一日酷使した全身の筋肉がお湯で浮かんで緊張がほぐれる為、結果的に全身のリラックスへと繋がるんです。
だからといって、すぐに湯船から出ても効果はないので最低5分以上はのんびりと浸かっておきたいところですね。
・腹式呼吸をする
これはいつでもどこでも手軽にリラックスできる方法です。
鼻から大きく息を吸い込みお腹を膨らませて、ゆっくりと口から吐く。それを何度か繰り返すだけで精神が落ち着きます。
過度にストレスを感じた時などにこの腹式呼吸をするだけで、落ち着くことができますので覚えておくといいでしょう。
・ストレッチをする
これに関しては、結果的にはお風呂に入ることとそう変わりはありません。
ストレッチをすることで、筋肉の緊張をほぐしてリラックス状態を作るというものです。
ストレスの多い状態でいると、肩も腰も腕もガチガチになっていることが多く、グッと伸ばしてみると固まってしまっていることがわかると思います。
これが酷くなると肩こりや腰痛などに発展してしまい、また余計なストレス源になってしまうこともあるでしょう。
酷いなと感じたらいっそ、エステやヨガや運動ジム、あるいは整体やマッサージに行ってみるとそのリラックス効果を実感することができるでしょう。
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・趣味を楽しむ
やはり人間、好きなことをしている時はリラックスして楽しむことができるものです。
たとえば、歌が好きならカラオケで思いっきり発散させるとか、キャンプなどをして普段の日常ではない状況に身を置くとかです。
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ただ、食べることが趣味というのでは……う、うーん。食べ過ぎて太ってしまうかもしれないので注意が必要でしょうね。
結局、普段の生活で我慢したことでストレスが溜まっているのであれば、趣味などで我慢をしない発散をさせるというのがストレスを軽減させ、その余韻でリラックスできる方法となりえるのです。
とはいえ、趣味に走り過ぎて浪費になりすぎないことは後で後悔をしかねない大事なことですので、その辺りはどこかでセーブしましょう。
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まとめ
さて、ストレスは太る!ということについてまとめてみました。
ストレス太りとはよく聴く話ですよね。うまくストレスを受け流せず、ほんの少しだけと多めに食事を摂ってしまったり、普段は食べないおやつを食べてしまったりすると太る原因となってしまいます。
残念なことにストレスでお腹が空いても、カロリーの消費量と摂取量は普段と同じですので食べ過ぎれば当然太ってしまいます。
痩せたいのであれば、このストレスのコントロールをうまくやらなければならないところでしょうね。
本記事が参考になれば幸いです。