たまにではありますが、ターゲットをどうしたいのかよくわからないお店ってありますよね。
特にいままでうまくいっていた店でも、他の顧客層をとろうとして迷走を始め、結果的にわけわからない商品を扱う店になり潰れていくというのはよくあることかと思います。
さて、今回はなぜ商売はターゲットを絞り込まないと客離れをおこしてしまうのか、ということを話していきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
転職を一番考えるのは20代かと思います。
会社というものは入社してみないと良し悪しなんてわからないもの。
自身に合わない、ついていけないと思っていたら若いうちに転職して落ちつける会社を見つけましょう。
特に20代であることは大きな武器となり、経験なんてなくても多少のことならマイナスにはなりません。
かといって、様々な年代の人が転職活動をする主戦場で戦うのも不安ですよね。
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どっちつかずはダメ!商売の基本
個人でフリマアプリなどに出品している場合は、アプリ側が勝手にジャンルをわけてくれるのもあれば、欲しいと思った人がその商品を目当てに探しているということもあり、ジャンルがバラバラの物を販売しても適正価格であれば売れます。
しかし、その一方でお店をやるとなりますとちょっと話が違ってきます。
仮に喫茶店を経営したとして「うるさい子供連れの主婦達」と「静かに仕事をしたい社会人」どちらも一店舗で両建てすることはまず難しいでしょう。
やるとしても、一階と二階で分けるなどの工夫が必要でしょうが、それを差別と騒ぐ迷惑な人もいますのでおそらくかなり苦労するかと思います。
そして、両方を曖昧に入れる店になると結局はどっちつかずとなり双方の客層から魅力のない店だと思われて客離れとなって経営そのものが苦境に立たされてしまいます。
まさに『二兎を追う者は一兎をも得ずということわざの通り』ですね。
さて、経営者の立場としてはより多くの客に来てもらいたいが為に全年齢層を対象にしたいと考えがちですが、それは間違いです。
逆に特定の趣味や趣向、雰囲気などに特化したお店の方がリピーターは掴みやすくなります。
誰だって、自身の好みにマッチしたお店であれば何度でも通いたくなるかと思います。しかし、何か引っかかるところがあると敬遠してしまうのもまた当然のことでしょう。
特にプライベートな時間を、ましてや他人の為に害されたくはないでしょうからね。
利益を得るにはペルソナをしっかりと想定し、勉強すること!
さて、ペルソナという言葉をご存じでしょうか?
ペルソナとはマーケティングにおいて、対象となる人物像のことを意味しています。
つまり、ターゲットとする客層をあらかじめ想定して、戦略を練るという商売を始めるにあたって事前に考えておかなければならない事項の一つです。
そこには、さまざまなことを複合して考えなければならず、じっくりと練らなければなりません。それには、
- 年齢層
- 地域性
- 呼び込む客層の性別
- 地域の年収具合
といったものを具体的に人工統計的属性(デモグラフィック)とそして、
- 価値観
- 趣味
- ライフスタイル
といった、心理的属性(サイコグラフィック)を割り出すことで取りこむ具体的客層のビジョンを固めていきます。
ちなみに、人口統計的属性は誰かに依頼して調査してもらうこともできますので、余裕がなければクラウドソーシングサイトなどで依頼してしまうのも一つの手です。
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少なくても、地域の年収が日本全国の平均より低い地域で住民のライフスタイルを無視したような奇抜な高級店をオープンしたとしても、興味本位で最初は覗くかもしれませんが、採算がとれるかというと厳しいのは明白ですよね。
確かに勢いや行動力は商売において大事なことですが、長期的な目線で見るのであれば経営戦略を考えなければなりません。
たとえば、喫茶店をオープンするとして場所を住宅街の近くに決めたのであれば、その周囲の調査をしなければならないでしょう。
独身用マンションと一般住宅どちらが多いのか、とかスーパーが近くにあれば主婦層が狙えるのか、狙えないのか。
主婦層が多いのなら、子供がいる家庭も多いだろうし子供でも入店できて多少うるさくなっても構わないようなポップな雰囲気の喫茶店にしよう。
などといったことを総合的に考慮して、どれくらいの採算がとれるのかを熟慮する必要があります。
そして、このペルソナが決まっていると商売においてブレることはありません。
ブレることがなければ『それ』目当てのお客さんが来客するので、最初こそ広告などによる宣伝は必要ですが流れができてくれば、安定して来店する客の平均がわかってきます。
平均という見込みがわかってくると、予算組が難しくなくなってくるので新たな事業展開をするかどうかの目安も決めやすくなるということです。
その為にも、事業を始める前に一通りマーケティングの勉強はしっかりとしておいた方がいいのは確かでしょう。
まとめ
さて、マーケティングの顧客の絞り込みについてまとめてみました。
勢いや行動する力は商売において一番大事です。なぜなら、実際に行動してみないとわからないことなんて多々あるからです。
しかし、ただ漫然と行動するだけでは失敗してしまうだけでしょう。その行動力の中に『マーケティングの知識を得る』ということを追加させれば必ずしもとはいえないまでも、成功率は上がるのではないかと思います。
まずは呼び込む顧客の想定、このペルソナがかなり大事なことではないかと思います。
本記事が誰かの参考になれば幸いです。