期間限定や個数限定販売の効果とは?心理的に限定に弱い人が惹かれる売り方

季節ものなど、期間限定商品や〇〇人様までといった個数限定販売をよく見かけるかと思います。

材料なんて売れるのだから仕入れていくらでも出せばいいじゃない、と思う人も少なくないですよね。

でも実はそれでは意味がないんです。

今回はそんな期間限定販売や個数限定半ばの効果について話をしていきたいと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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期間『限定』、数量『限定』だから高額でも売れる

イベント限定で配布されたトレーディングカードや、何十年も前に期間限定販売されてヴィンテージ品になった品物が原価の10倍とか100倍の超高額になっても売れたりします。

それだけいま買わないと入手が困難というほど、希少性を感じて高値でも売買されたりするのがそういったプレミア品です。

興味がないものはたとえレア品であっても興味がないままでしょうが、興味があるジャンルのものですと希少価値があればあるほど高値でも惜しみなく買ってしまう程に欲しくなってしまう人が少なくはありません。

そう、人間というのは希少なものほど価値を感じてしまう生き物なのです。

これを希少性の原理というもので、マーケティング手法のひとつです。

 

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ですので、それを利用した期間限定品や数量限定品は購買欲を促進させる効果として、非常に有効なのです。

 

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期間限定や数量限定にすることで購買効果が高くなる

希少性の原理は多くの店で使われていて、その効果を消費者側からも実感できるかと思います。

たとえば飲食店で、

「一日10食まで!」

というメニューが貼りだしてあったら、その数量限定の希少性と物珍しさや特別感から、どんな味のメニューだろうと気になってしまい多少割高でも注文してしまう人が増えるわけです。

そしてもし食べられなかったら、別の物を注文して食べられるまで足しげく通う人も出てくるわけです。

ただ、悪質な店だとその心理を逆手にとって数量限定をその数量まで用意しないで宣伝としてだけ出して、リピーターを掴む飲食店も存在します。

何度か早い時間に通ってなかなか食べられない場合は、本当に食べられるのかSNSなどで確認した方がいいでしょう。

他にも、マクドナルドなどは季節限定の商品を一ヶ月毎くらいには出しており、販売初日には多くの人が買い求めリピーターを多く獲得していたりします。

これは、マクドナルドという有名な店舗で期間限定販売だからこそ非常に効果的な方法といっていいでしょう。

一方でそうでなくても、

「地元の季節の旬の川の幸や山の幸でつくられたお料理の数々」

といううたいもんくにも『ご当地でしか食べられない』『季節限定の料理素材』といった意味合いが感じられ、ついつい旅行などでおとずれた旅館のメニューを見た時に頼んでみようとなる人が多いのではないでしょうか。

こういったように、あからさまなものでなくてもそれとなく『限定』であることを感じられれば購買効果は大きくあがるので、メニューの目立つところにこうして載せられているのです。

とはいえ、やはり人間は『限定』という言葉に弱いもので、その言葉に惹かれてしまう生き物です。

大きく『限定』という文字を目立たせることで、さらに限定品であることを目立たせて強調したり、チェーン店などでは個々のお店でアレンジを加えた『店限定メニュー』なども非常に上手いやりかたといえるでしょう。

人の心理をうまくついて、いかに販売力を高められるかがお店側の課題であり、うまく限定商法を使っているのかと思います。

ただ、物品に関しての数量限定販売は悪質転売ヤーの餌食になってしまうので、お店側には可能な限りの対策を求めたいところですね。

 

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 まとめ

さて、期間限定や個数限定の効果についてをまとめてみました。

マクドナルドなどで、月見バーガーやらグラコロなど季節限定で毎年売っているものを見かけると、もうそんな季節なのかと毎度買ってしまう人は多いのではないかと思います。

やはりそれだけ、その時にしか食べられない、その時にしか入手できない、いま買わなければ買えなくなるという心理が働いて消費者は買ってしまうものです。

そのジャンルに興味がある人にとっては非常に効果的な販売方法かと思われます。

 

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