自転車屋は販売だけでは儲からない!修理など工賃が利益を生む!

世の中、多くの人が簡単な移動手段として自転車を所持して運転しています。

自転車もまた、使えば使う程劣化は激しくなってくるので10年継続して毎日使うという人はそう多くはないでしょう。

となると買い替える人は多いわけですが、自転車屋は地味に儲かっているんだろうなと思いきや、実はそうではありません。

今回は、自転車屋のちょっと苦しい事情と儲けている方法について話をしていこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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自転車は販売ではろくに儲からない

自転車を使っているという人は多くいます。

日常生活で買い物に使ったり、移動手段のひとつとして友人の家にいったり、はたまた運動としてスポーツとして乗ったり、健康的に自転車で会社に通勤するという人もいるでしょう。

 

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社会人

 

しばしば、自転車が交通ルールを無視しているなどといったトラブルはニュースで報道されるものの、それでもガソリンもいらないし車に比べると安く購入できる自転車は多くの人がもっている交通手段となります。

さて、これだけ多くの国民から需要があるのだからさぞ自転車屋は自転車を売ることで儲かっているのだろうなと思うでしょうが、

「実は自転車を売ってもろくに儲からない」

というのですから驚きです。

なぜかというと、デフレ化してしまっているのが問題といっていいでしょう。

というのも、ディスカウントショップやちょっとした大きなスーパーなどでも自転車を扱っているところが多く、とにかく金額が安くなりすぎてしまっているというのが原因かと思われます。

ちなみに、自転車の性能というのはピンキリで値段をだせば出すほど、ギアがついたりオプションがついたり機構が増えたりと性能はよくなっていきます。

その一方で、安い値段でも移動手段としては最低限の無難で問題ない性能を発揮できるわけです。

もちろん、格好いい!とか少したかくても性能がいい方がいい!といった需要はあるでしょうが大抵の人は実用性があって安いものを求めるもの。

ですので、わざわざあまり足を運ばない自転車屋で買うよりも普段から行き慣れたスーパーなどで安い自転車を買い求める人が多く、しかも値段を見れば1万円前後。安売りするセールの時は5~6千円で買えるのですから、実用性さえあればいい消費者にとってはまさに値ごろ案満載となります。

さて、どうしてここまで安くなってしまっているのかというと中国製の安いものが輸入でどんどん流れてきている影響になります。

これによってどうなるかというと、価格競争が激化してしまいます。

もちろん、高値で出していた国内メーカー側も中国製に需要を取られるので利益を圧縮して販売を始め、小売店側もまた販売する為に今までそれなりの利益をとって販売していた自転車の値段を下げざるをえなくなります。

だってそのままでは純粋に輸入自転車に価格帯で負けて売れなくなってしまいますし、お店って資金が回せないと潰れてしまいますからね。

いつの世も、それなりに安くてそれなりに実用性があるものが一番売れるというものです。

よって、自転車屋は自転車を売ったところであまり儲からない時代になってしまったというわけです。

 

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日本メーカーのコストカット努力

では、そんなデフレ化をさせた原因となる中国製に対抗する為に日本の自転車メーカーはどのような涙ぐましいコストカット努力をして対抗しようとしているのでしょうか。

ここからは、少しマーケティングの話になるかと思います。

まず、先にそれなりに安くてそれなりに実用性がある方を消費者は求めると言いましたが、多くの人はその傾向があります。

が、やはり日本製のものがいい。日本製の物の方が安全面でも信頼できるという層も存在するわけです。

やはり安い中国製に負けを認めて諦めて倒産を待つよりは、そういった層を掴んで拡大していかなければなりません。その為にも各メーカーが協力して部品を共同開発しているのですからそれだけ厳しい状態にあるということが伺い知れます。

それに伴って、開発コスト、設計コスト、それに伴う人件費の削減。そして、共同で部品や部材を大量に発注することによって大幅にコスト自体は削減することに成功しています。

さらにいえば、各自転車のシリーズ規格品をメーカーで共通化するという取り組みもおこなわれています。

たとえば、クロスバイク・マウンテンバイク・ロードバイクといった高級自転車の各パーツをオプションとしてどれでも好きな物をつけられるよ、ということにすれば各自転車に対してのバリエーションを増やす必要はないわけです。

これがいわゆる『ママチャリ』に適用されることもあるのですが、日本製の安いママチャリを買ったはいいけどライトやギアがついていない走行だけはできるという物も販売されてしまっているわけです。

ちなみに、夜間で点灯していない人が多くみられますが、自転車が暗いところを点灯なしで走ると道路交通法違反ですのでちゃんと点けないと罰せられることもあるので注意が必要です。

まあ、このようにメーカー側がかなりコストカットに勤しんでいるのに小売店である自転車屋が高値で並べても……売れないのは必然ともいえるでしょう。他の小売店が安くしてしまう可能性も高いですし、中国製がそもそも安いですからね。

ですので、結果的に自分が販売している自転車の利益を圧縮するしかなく、販売してもろくに利益をとれない状態になってしまうわけです。

 

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じゃあ、自転車屋はどうやって食いつないでいるの?

さて、自転車屋が自転車を販売しても利益的に厳しい状態というのはわかったと思いますがそれでもなお、町の個人でやっていてスーパーみたいに大きな資本のないような自転車屋さんは生き残っています。

なぜでしょうか?

それは、

『修理を利益としている』

という部分が大きいでしょう。

もちろん、利益を圧縮しているだけで自転車を販売すれば多少なりとも利益はでますし、海外製の数十万もする高価なロードバイクなどの依頼があれば手数料や組み立ての手間賃などを取ることも可能です。

しかし、どうしても利益率は少なく利益率のバカ高い修理をお店の大半の利益としている地元密着の個人自転車屋は多いのかと思います。

というのも、自転車の修理キットで自分の自転車を直したことがあればわかるでしょうが、自転車を自分で修理をするとほとんどお金はかかりません

 

 

たとえば、この自転車修理キット25点セットですが1000円程度のものです。これだけで何度もパンク修理は可能です。パッチなどはなくなっても安いので買いなおせばいいし、面倒なだけで安く修理することは可能です。

そうですね、値段でいえば50円~100円くらいが実際の消耗品費といったところでしょうか。

その一方で、自転車屋で修理してもらうとどうでしょうか?

大抵のパンク修理の相場は一度で1000円前後。タイヤやブレーキの交換といっても、自分でやれば3000円程度のタイヤ代だけですむところが8000円近くかかってしまうこともあります。

要は、工賃。つまり自転車屋さんの手間賃が大きな利益率を生む商材というわけです。

なので、薄利でも自転車を沢山売って、壊れたときに修理代で稼ぐのが現代の自転車屋の販売スタイルといっていいのかと思います。

『自転車であればなんでも修理します』

といった文言を掲げている自転車屋がありますが、少しでも多くの客を掴んでおきたいという意図もあるのではないでしょうか。

逆にいえば、修理需要のない自転車屋さんは何らか他の利益をあげる手段をもっていないとかなり厳しいといって差し支えはないでしょう。

 

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 まとめ

さて、自転車屋は販売では儲からない!ということをまとめてみました。

このあたり、ゲームのハードにも似ているところがありますよね。本体が売れて広まるからソフトが売れて業界全体の利益が上がるというものです。

自転車業界も、販売があるから修理需要があると考えればいいのでしょうが、何となく本末転倒な気がしないでもないですよね。

 

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