お刺身に菊の花ってどうして?彩を豊かにする他にある意外な理由

お刺身を買うと、食用菊とはいえ案外食べる人もおそらく少ないというのに菊の花が乗っていますがどうしてだか考えたことはあるでしょうか?

一般的には『彩(いろどり)』をよくして美味しそうに見えるようにとされています。

しかし、それ以外に実は理由があるおとをご存じでしょうか?今回は、そんなお刺身の菊の花の意味について話をしていこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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お刺身に菊の花を添える理由

食事のおかずや、お酒の肴などに好まれるお刺身。

鮮度が高いお魚であればあるほど、その美味しさは増しますよね。最近では、地方の活性化の為に漁業をおこなっている地域が直接通販として販売していることもあります。

こういったところから購入すると下手なスーパーで買うお刺身よりは、鮮度がよく美味しいと感じることも多いでしょう。

 

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食品

 

さて、そのスーパーで購入する際にですがよく菊の花が一輪だけ載っていたりします。

日本は昔から味だけではなく、嗅覚そして見た目でも楽しめるようにとても美しく、綺麗に盛り付けておもてなしをするという和食文化が根付いています。

ですので、食べられる食用菊ですが菊の花を一輪だけそっと載せている理由は食事の彩(いろどり)をよくして、食欲をそそらせる為というように思われている人が大半だと思います。

事実、そういう理由として載せているというのは理由のひとつになります。

しかし、あまり知られていない本来としては主目的の理由が別にもあるのです。

結論からいえば、

「食中毒の防止」

というのが菊の花を載せる理由なのです。

そもそも、お刺身は当然ながら足が速く、もちが悪いのは誰もが知るところですがうっかりと痛んでいるのを食べたり、他に何らかの理由で食あたりになってしまうことの多い食品です。

しかし、どうして食用菊なのでしょうか?

実は菊の花にはグルタチオンという酵素を増やす作用があるからなのです。

まあ、そうはいわれても『グルタチオン』ってなんぞやと思うところでしょうが、これには殺菌作用がある為に食中毒の予防として効果を発揮するのです。

ですので、菊の花は除外して食べないという人も少なくはないかと思いますが、本来この食用菊は醤油を入れた小皿にぱらっと入れてからメインである刺身と一緒に食べるのが正しい食べ方といえるでしょう。

ちなみに、食用菊が販売されているのをみない地域の方が多いでしょうが、一部の地域では食用菊が普通に販売されており、おひたしなどにして食べる場合もあります。

ただし、普通の菊には毒がありますので食べられるのはあくまで食用菊だけですので、その認識をお願いします。

 

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まとめ

さて、食用菊が刺身についている理由と意味についてまとめさせていただきました。

ここでお伝えしたように、食の彩(いろどり)として添えられている菊の花ですが、実は食中毒の予防効果があったわけです。

一緒に食べることで、リスクを下げることもできますので、食べたことのない人は試しに食べてみてはいかがでしょうか。

本記事が参考になれば幸いです。