男性が中年を超えると言われ始めるのが、いわゆる加齢臭というもので『おじさん臭』と揶揄されてしまうものです。
言われるようになると、自分も歳をとったか～と思うのと同時に少し悲しい気分になってきますよね。
女性の多い職場などは、何言われるかわかったものではないので極力ニオイがでないようにケアをしているという人もいるのではないでしょうか。
さて、この加齢臭の臭いの原因はどこからくるどのようなものなのでしょうか？そして、なぜ女性は加齢臭とは言われないのか。
今回は、そんな臭いについて解説をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
加齢臭のニオイの原因はなに？どこからくるの？
基本的に男性に言われることがほとんどなのですが、30代から40代になってくると『おじさん臭』いわゆる加齢臭が出てくるようになってきます。
この臭いのおかげで、若い女性が近寄ってこなくなってしまい悲しい思いをしたことがある人もいるのではないでしょうか？
たとえとしてよく言われるのが、
- 押し入れの中
- 古い本
- ろうそく
などなど、まあ言われたら泣きたくなるような微妙なニオイです。
特に本人は気が付きにくいだけに、気付かず他者を不快にさせてしまっているというのも嫌といえば嫌な要素です。
「人間だもの、仕方ないじゃない」
というご意見はごもっともですが、やはりケアなどをした方がしないよりもいいのは確かかもしれません。
さて、このニオイの原因ですがどこからどのように発生してしまっているのでしょうか？
実は、原因となるのは『ノネナール』という物質です。
あまり聞き覚えのない単語かと思いますが、これは脂肪酸の一種であるパルミトオレイン酸と過酸化脂質とが反応することで発生するものです。
簡単にいえば、このパルミトオレイン酸は加齢と共に増加し、加齢臭を発するというもの。
若い時は新陳代謝もよく、なかなか臭いとなるようなことはないのですが、歳を重ねて衰えることで徐々に新陳代謝が衰えていき、脂肪酸が増えてしまいます。
結果的に、全身からいや～なニオイが出てしまうということなのです。
加齢臭の発生要因に強く関わるモノとは？
しかし、この加齢臭ですが歳をとっていないから自分は大丈夫と思っていると、意外な落とし穴があります。
先にお伝えした過酸化脂質ですが、実はただ歳を取るだけではなく別の外的要因によってもつくられやすくなり、ニオイを発するようになってしまうかもしれないのです。
というのも、臭いの原因となるノネナールは活性酸素によって発生しやすくなるといわれています。
いくつか例をあげるとすると、
- タバコ
- 紫外線
- 排気ガス
- ストレス
といったもので、一般的に健康によくないといわれている要因のものがあげられます。
結局、
「まだ若いから」
といっても生活環境など色々な要因で若くても起こりえることです。
むしろ、ニオイというのは鼻が慣れてしまうので自身で気が付きにくいのが難点でしょう。
男ばかり言われるけど、女性に加齢臭はないの？
加齢臭が臭うといわれて敬遠されるのは中年から年配の男性がほとんどですが、逆になぜ女性がいわれることは少ないのでしょうか？
もしかして『おじさん臭』はあっても『おばさん臭』はない？
そんな期待を込めた女性はすみません。
女性にも加齢臭はしっかりあります！
男女が違うだけで同じ人間ですからね、一般的な身体の機能にそこまで大幅な差はないので、女性の身体でもノネナールは発生しますし、加齢臭をはなちます。
でも、なぜ男性ばかりが加齢臭で嫌われて女性はあまり言われないのでしょうか？
というのも、男性ホルモンが関係しています。
男性だから男性ホルモンが多いのは当然ですが、この男性ホルモンが皮脂腺を刺激しやすいというのがニオイが強まる原因なのです。
逆に、男性ホルモンが少ない女性だからこそニオイが強まらないといっていいでしょう。
それに加えて、男性に比べて女性は外出時に香水やお化粧などをしていくのもニオイが目立たない要因となります。
それはそうですよね、男性に比べて女性は外出をする際はちょっとしたお出かけでも最低限軽くは自分に合ったニオイの化粧水やボディクリームを塗ります。
つまり、ほのかな加齢臭のニオイも隠れてしまうわけです。
男性でもいまの時代はケアもしますが、女性程でもなければやらない人の方が多いわけです。
これもまた、女性であるがゆえの理由といっていいのかもしれません。
しかし、やはり男性だからといって何もしないわけにはいかない時代といえば、時代です。
たとえ面倒であっても、もしまだやられていないのであれば最低限のエチケットとしてケアは必須ではないかと思います。
特に女性の多い職場であれば、ニオイで一発で嫌われることもありますので注意しましょう。
男性の加齢臭ケア
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まとめ
さて、加齢臭の原因や女性はなぜないの？ということでまとめさせていただきました。
ニオイの話でよくいわれるように、自身の体臭というものは鼻が自身のニオイに慣れてしまい意外となかなか気が付かないものです。
ですので、気が付かないだけで他人を不快にさせているということもあるわけで、そういったことを防止する為にもケアは必要ではないでしょうか。
本記事が参考になれば幸いです。
