募金の赤い羽根と緑の羽根はどうやって作る?原価を考える募金の意味とは?

小学生の頃に赤い羽根や緑の羽根の募金をしたことはあるでしょうか?

募金をすると貰える小さな赤い羽根と緑の羽根ですが、どうやって作っているのかご存じでしょうか?

そもそも、あの羽根ってなに?という人も少なくはないと思います。

それもふまえ、実は原価的なことを考えると募金の意味ってなんだろうなと感じることもあるでしょうから、今回はそういった募金についての話をしていこうと思います。

※募金については賛否両論あると思いますが、あくまで本ブログ管理人の一個人の意見です。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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赤い羽根と緑の羽根は何でつくられている?

ときおり、駅前で「募金お願いしま~す」と小学生くらいの子供が募金箱をもって声掛けをしているのをみかけます。

掲げられている旗や募金箱を見てみると『不自由な人の為に』『恵まれない人の為に』『自然の為に』ということが書かれていたりしていますよね。

しかし、忙しい朝の通勤ラッシュの時間に足を止める人は少なく、ほとんどが声をかけられてもスルーするというのが当たり前です。

これは小学生にとっては無視されたということで、意外と精神にクることもあるようですが、大人だって募金箱を見かけるたびに見知らぬ誰かの為にお金を入れていたのではたまったものではないですし、そもそも貴重な朝の時間に余計な時間をとられたくないと思いスルーしているのかと思います。

こういうことをいうと「酷い!」という人もいるでしょうが、誰も口にしないだけでそういう考え方をしている人が少なくないのは事実です。

そうでなければ、多くの人が声をかけられたら足を止めてくれるでしょう。

まあ、募金詐欺が一時期ニュースで騒がれたり、募金箱から学生がお金を出してジュースを飲んだり、はたまた路上の詐欺師たちのことがあることを知っているから相手が誰であろうと募金は怪しいと思っている人が多くなったのもまた事実でしょう。

善意につけこんで、他人がラクして儲けようとすることに腹立たしさを覚えるのは当然ですね。

 

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とはいえ、東日本大震災のような大災害であれば目的がはっきりしているし、少しでも助けになろうと募金をしようと考えるのもまた人の情です。

だから、かなりの額の募金が集められて被災地の復興の手助けになったのではないでしょうか。

さて、大人になると余裕があるときとやりたいときにだけして、本人の意思で華麗にスルーができる募金ですが、なぜか小学生の頃には半ば同調圧力で半強制的に緑の羽根赤い羽根の募金があった……という学校はあったのではないでしょうか。

ちなみに、管理人の学校は募金しないと頭がおかしいというレベルの扱いでした。いま考えると自分は出したんだからお前も出せみたいな集団的な圧力のようなものがあった気がします。

「まだ募金してない人~〇〇~〇〇~」

と名前をあげられるのだからたまったものではありません。募金って自由意志のはずなんですけどね。

とまあ、管理人の昔話はいいとして、募金をした人に配られる文字通り緑の羽根赤い羽根。たぶん、誰もが一度はもらったことがあるのではないでしょうか?

募金はともかく、何となくこの羽根を貰えると嬉しかったりしますよね。

ちなみに、緑の羽根は森林整備の緑化運動。赤い羽根は福祉や災害時の資金に使われるもの。

 

 

しかし、この羽根って何なのでしょうか?どこの何の羽根なのか、どうやって作っているのかという疑問を抱いたことがある人もいるかと思います。

実はなんてことはありません。

「ニワトリの羽根を赤や緑に染めているだけ」

というのですから、まあ何ともシンプルな作り方ですよね。

それもそのはずで、緑の募金は昭和25年(1950年)に戦後の日本の緑復興の為につくられたもの、赤い羽根の募金は昭和22年(1947年)に戦後の国民の助け合い運動から始まったもので、当時の頃からの伝統と考えるとそう多くの技術を使っていないのだろうと想像ができます。

ちなみに、どうして羽根なのかというと欧米をはじめ、海外では『善行』のシンボルとされているからなのです。

とはいえ、実は本物の羽根を使っているのは日本と南アフリカだけだったりするそうです。

 

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緑の羽根と赤い羽根にかかるコストとは?

そんな善意の緑の羽根、赤い羽根の募金ですが募金高そのものは年々少しずつ減少傾向にあるそうです。

要因のひとつとしては、景気の悪化があげられるでしょう。節約志向になると当たり前ですが、募金やボランティアといった自身の余裕の元でおこなわれるものは最初に削減します。

もちろん、先にあげたような人の善意を食い物にした募金詐欺などがあったことから、敬遠されているのもまた事実でしょう。

そして、一番は町内会というシステムが崩壊し続けているというのがあげられます。

町内会というのは、その町の情報の回覧や誰が亡くなったかなどを知らせてくれる隣人システムですが、最近ではわずらわしい人間関係や寄付やボランティアの強制を嫌がって加入しない人が増えています。

 

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当然、大人の方が体面を気にして募金額も10円とかでは済まないわけなのですが、そもそも加入者がいないので減少傾向なうえに、募金の拒否が増加したことで大幅な減収になってしまったのではないでしょうか。

あるデータによると、赤い羽根の募金の7割が家庭からの戸別徴収なのだそうで、いかに町内会の力が弱まっているのか、若年層が入会しなくなったのかも同時にわかります。

しかし、それもその募金にかかるそもそものコストなどを考えれば例え少額でも払いたくなくなるのは当然なのかもしれません。

仮に、すべての一連の流れがボランティアでおこなわれて、緑化運動や福祉にダイレクトに自分が払ったお金がいくというのなら納得もいき気持ちよく払うことができるというものです。だって、直接的に自分のお金が助けになっているのですからね。

納得いかないのは、その過程にコストが入り結局そのお金が直接的に募金相手にいかないこととも言えるでしょう。

というのも、実は羽根を染めるのに一枚「1.6円」のコストがかかっているわけです。

とりあえずこの時点で1円の募金ではマイナスなのは間違いないでしょう。10円募金しても8.4円になってしまうわけです。

合わせて、輸送コストです。

当然ながら作った羽根を運送したりするのは経費がかかります。一か所だけならともかく全国と言うことを考えれば一度に数億はかかっているのではないでしょうか?

さらにいえば、時間あるいは月給としてお金が発生している人の就業時間を使って活動をしている部分もあるわけで、結局どこかしこで経費が発生していて誰かが募金の為に儲かっているわけです。

募金団体もNPOとして収益を目的としないとはいえ、給料を貰って活動をしているわけなので仕事としてやっているのでボランティアではないわけです。

そういった、募金の先を考えると募金によるビジネス要素もあって何となく募金をためらってしまうのもわからないでもないですよね。

とはいえ、これはあくまで構造を考えたうえでの話ですので、ひとつの考え方です。

自己満足だろうが、純粋な善意だろうが、誰かの助けになると考えて募金をすることは悪いことではないですし、強制も強要も本来はされるものではないのでその人の考え方に沿って募金をすればいいのではないでしょうか。

 

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まとめ

さて、赤い羽根と緑の羽根についてをまとめさせていただきました。

昔に比べると募金に対する考え方というのは変わってきたのかなと思います。昨今のボランティアが多いのも直接自分で誰かを助けたいという人もお多く、実際直接団体を通さずに施設にお金を寄付するという人も増えました。

結局、募金ビジネスといわれるように中抜きされたりビジネスにされるのを嫌がる人も一定数いるからこそ、といえるのかもしれませんね。

募金に対する考え方は人それぞれでもありますので、これも一つの考え方と思っていただければと思います。

本記事が参考になれば幸いです。