ひやむぎに入っている色付き麺って何?白一色ではない理由とは?

主に夏に食べられている、食べやすくてひんやりとしたひやむぎですが、ときおり色付きの麺が入っていることがあります。

白一色のソーメンも多いですが、色付きの麺が入っているとちょっとした彩になんか嬉しくなりますよね。

しかし、どうして色付きの麺が入っているのでしょうか?

今回は、そんなひやむぎに色付き麺が入っている理由を解説したいと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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ひやむぎに混じっている色付きの麺はなに?

よく夏にツユにつけてツルツルと食べていく、食欲があまりないときにでも比較的簡単に食べられる「ひやむぎ」ですが、真っ白なひやむぎの中に赤や緑の麺が何本か入っているのを見かけたことがないでしょうか。

たぶん、家や誰かと集まった場でお昼などに出されると子供達はこぞって物珍しさからかこの色付きの麺のとりあいを始めたりします。

兄弟や友達と一緒に食べていなかったとしても、目の前にあると色付き麺を所望する子供は多いのではないでしょうか。

まあ、中には一束すべてが赤や緑の色付きの麺も販売されていますが、一般的には白の中に数本の『異色麺』があるのが定番でしょう。

どこか特別な麺のような感じがしますよね。

しかし、不思議に思ったことはありませんか?

普通にただ白一色にすればいいのに、わざわざ数本だけ色付きのものを混入しているのって。

当然ですが、製造側が間違って混入させてしまったわけではありません。それでしたら、むしろ商品回収の対象となっているでしょう。

ですので、意図的に入っているわけですね。しかもわざわざ混ぜて入れているわけでほんのちょっととはいえ手間もかかるわけです。

ではなぜか。簡単に結論からいえば、

「涼味を演出する為」

というのが答えのようです。

ひやむぎを食べるのは主に夏であり、それも気温が上昇して暑くなり軽い物を食べたいというシーズンに食べるものです。

そんなとき、黒や茶色は何だか重いイメージがあり、どことなく暑さが増す気分になります。

その一方で、白一色のひやむぎは清涼感溢れているといって、それだけで不思議と清涼感をかんじさせてくれるでしょう。

さて、そこに数本の赤や緑の麺があるとどうでしょうか。

 

 

異色麺を入れる理由としては、赤や緑の麺を入れると彩が増して、より『白』という色が引き立ちさらに清涼感が増すという理由からです。

つまり人間の視覚情報によるイメージを際立たせる為というわけですね。確かに無意識ではありますが別の目立つ色があるからこそひやむぎの白もまたその『色』として認識が強まるように見えます。

実はさらに他の理由があり赤と緑の色そのものが食欲をわかせる色だからという理由もあるようです。

なるほど、人の色に対する心理的なものもさりげなく加えてきているわけですね。

なお、麺の色についてはメーカーによってさまざまです。

食品添加物で着色していることもあれば、わざわざ梅肉や抹茶を練り込んで作っていることもあります。

とはいえ、実質ほとんどひやむぎの麺としての違いは色以外はほとんどないと言っていいでしょう。

ちなみに違いと言えば、最後によく一緒にされてしまっている素麺(そうめん)との違いについて簡単に説明していきましょう。

結論からいえば、基本的にひやむぎと素麺は麺の太さによって違ってきます

直径1.3mm以下の細い面が素麺で、1.3~1.7mmの太さのものがひやむぎです。

まあ、素人には普通にわかりませんよね。

ですので『ひやむぎ』と呼称されるよりも、どちらも『素麺(そうめん)』として一緒にされていわれることが多いのかなと思います。

 

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まとめ

さて、ひやむぎに赤と緑の麺が入る理由についてまとめさせていただきました。

子供の頃はどことなく特別な麺のような気がして、積極的に食べたがりときには争いが勃発するこの異色麺ですがちゃんと理由があったわけですね。

麺の色が違うものが入っている!と知りながらも理由までは知らなかったという人も多いのではないでしょうか。

本記事が参考になれば幸いです。