オナラの我慢って体に悪いの?よくないと言われるけど、どこにガスはいく?

あまり綺麗な話ではないので恐縮ですが、人間誰しもオナラをするものです。

うっかりと人前で出てしまって音が立つと恥ずかしいというしかありません。生理的なものとわかっていても、やはり誰しも人前では我慢をするものです。

格好いい彼も、可愛い彼女も家の中ではブーブー当たり前のように放屁していますが外ではそれを見せないようにこっそりと我慢をしています。

さて、このオナラの我慢ですが、我慢をすると体によくないと言われるのですが本当でしょうか?

今回は、そんなオナラで我慢したガスがどうなるのかということを話していこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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オナラを我慢することは体によくないこと?

誰もがお腹の中にガスが溜まると生理現象として排出されるオナラというガス。

お尻からでるもののせいか、臭いというイメージがあるせいか、ちょっとしたゲップに比べると何倍も他人に気を遣わなければならないものですよね。

ひとりであれば、誰の目もないので出したい時に出せますが、他人がいると羞恥心の方が先に立って我慢を強いられてしまいます。

おかげでお腹が張ったとか、何となく体調が悪くなったという人も少なくはないでしょう。

ですので、まず最初の結論としてこれはいっておきます。

「精神衛生上は出せるときに出した方がいい」

と。

そうはいっても、出せない状況はあるもので仮に営業でプレゼン中や、一国の首相が他国の首相の前で平然とオナラを音を立ててさせるなんてありえません。

あるいは静かな教室や、静かな仕事場で出してしまえば響いて恥ずかしい思いをすることは必然です。

しかし、不思議なもので我慢したオナラもいつまでもお尻の付近でガスが留まって出よう出ようとするわけではなく、気が付いたら引っ込んでいるもの。

ということは、再度体に取り込まれてしまうということですよね。

そうなるとやはり、体に悪いのではないかと思いがちですが、どうなのでしょうか。

まあ、説明は後回しにして先ほどは精神衛生上出した方がいいという話をしましたが、

「多少肝臓に負担がかかる程度で人体に大きな影響はない」

というのがこれまた結論となります。

 

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オナラの科学的研究はアポロ計画から!

アポロ計画は有名どころか人類の偉業のひとつとして語られるものであり、大人になって知らないという人はまずいないでしょう。

なにせ、1969年に人類初の月面着陸をなしていままで見上げるだけでたどり着けなかった非常に困難で遠い場所に人類の足跡をつけたのですから凄いですよね。

実はこのアポロ計画でオナラの問題がおきてから、オナラの科学的研究は大きく進んだのです。

アポロ計画が始まったのは1960年で、旧ソ連に人工衛星の打ち上げで後れを取ったアメリカのケネティ大統領が有人月探査計画を立てたものです。

さて、まったく関係がないように思われるアポロ計画でしたが宇宙空間では大気がない為、艦内あるいは宇宙服に蓄えられた酸素しかないので人体から吐き出したものが循環して空気に溶け込むようなことはありません。

そしてただでさえ狭い宇宙船の中でオナラなんてしようものなら、宇宙飛行士の体調が悪くなったり、あるいは爆発したりしないかという様々な可能性から問題が勃発したのです。

ともなると、人命もかかっているし多額の予算を投入した計画そのものが失敗になってしまう可能性もあるので、ここで真剣にオナラの研究が始められたのです。

まあ、いつか誰かが研究するのだろうと思ってはいても、なんというか大層な計画から科学的な研究が始められたものですね。

 

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オナラの基本成分と我慢したときにオナラはどこにいくのか?

さてそれでは、アポロ計画から真剣に研究され始めたオナラですがまずはその成分がどうなのかを簡単に解説していきましょう。

まず、オナラには約400種類もの成分が含まれています

体積として多く含まれるのが窒素と二酸化炭素。これは口から飲み込んだ空気となります。

そして、腸内細菌でつくられた水素やメタンなどですね。オナラに火がつくというというのはこのあたりの成分を含んでいるからですが、どれも人体には無害な気体で体積の99%を占めています。

残り1%は何なのかというと、アンモニアやスカトールなど多種多様な成分が含まれており、人体に有害な成分であるとともに臭いの元となっているものなのです。

「じゃあ、有害じゃん!」

と思われると思いますが、我慢したオナラは腸で吸収されて血管に入ります。

もちろん、そのまま体をめぐると有毒で人体に害があるでしょうが、人体構造というのはよくできているもので、肝臓で解毒されてから尿となって排出されるようになっており、実はほとんど人体に問題はないのです。

まあ、解毒をしなければならないので多少は肝臓の負担はあるでしょうが健康体の人であれば無視していいレベルの問題であることは間違いないでしょう。

むしろ、臭いオナラが排出される方がオナラを我慢することより大きな問題となります。

なぜなら、臭いオナラが出るということは食事のバランスが崩れていたり、服用している薬の影響だったり、細菌の感染をしていたりと何らかの問題を抱えている可能性が高いからです。

とすると、悪玉菌が腸内で増えているということで、表に出ていなくても体の不調であるということがオナラの臭いから判別できます。

ちゃんとした食生活をしていて、薬なども飲んでいないのに突然オナラが臭くなるようなことが続くのならば、健康診断を受けてみる方がいいのかもしれませんね。

 

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まとめ

さて、オナラを我慢するとどうなるの?ということでまとめさせていただきました。

基本的にオナラを我慢する方法としては、肛門括約筋をしっかりとしめてひたすら逆流を待つくらいしかないものですが、結構我慢していると辛いものですよね。

確かに、精神衛生上は出してしまった方がよほど健康的といえるかもしれませんが、出せないシーンは多いものでどうしても我慢を強いられてしまい大丈夫なのか心配になる人もいるかと思います。

ひとまず、人体に有害ということはないでしょうが出せるときに出した方がいいのは間違いはないのかなと思います。

本記事が参考になれば幸いです。