質のいい睡眠はどういう状態?疲労回復効果は寝ている間に強く出る!

「睡眠の質をあげる」とか「よい睡眠をとる」などといわれます。

しかし、それはどういう状態のことを指すのでしょうか?

意外とうたい文句にはされているものの、睡眠の質があがるとどうなるのか?について詳しくしているところはなかったりします。

今回は、そんな質の高い睡眠とは?ということで話をしたいと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

ここでちょっとだけ!

朝起きても何となく疲れが残っている!寝た気がしない……。

だからといって、睡眠薬などには頼りたくない!

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質のいい睡眠をしたときはどういったとき?

寝ている女性

寝て起きた後に、よく寝たとサッパリとした気分で起きた経験はあるかと思います。

逆に「寝た気がしない」とか「何だかどんよりした気分」といった、どことなく前日の疲労が残っていたり何が重いのかわからないけど、重いといったもや~とした気分で目覚めることもあるかと思います。

もちろん、この二つは快眠とそうでない状態にあるのはすぐにわかると思いますが、結局のところ同じ睡眠時間でもこれくらい差があるのが睡眠の質の良し悪しなのです。

「ちゃんと寝たのだから脳が疲れを感じていると錯覚しているだけ」

と自身をごまかす為に考える人もいるかもしれませんが、快眠も不調も自分がそう感じていることを言葉で表すのは難しいでしょうが、そう脳が感じたらそれが正解

本来睡眠は、脳を休ませるのと同時に体に溜まった疲労を取り除いてくれる役割があるのです。

他にも成長ホルモンが寝ている間に分泌されることで、心身の成長を促したり免疫力向上など睡眠は体にとってよい効果があるもの。

ですが、朝起きてサッパリ快眠したと感じていない状態であれば、脳や体の疲労がとりきれなかったということ。

つまり、質のいい睡眠ではなかったことになります。

裏を返せば起きた後に「起きた!!」といった、どこか活動的な爽快感がある場合は、質のいい睡眠がとれて体のサビを取った状態にあるといえるでしょう。

 

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睡眠時に体の中で何が起こってるの?

それでは睡眠中、体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか?

我々は、頭をよく使ったり、徹夜をしたり、激しい運動をしたりすると活性酸素が体内で発生して、細胞に影響を与え老廃物を発生させていきます。

この老廃物が溜まるとタンパク質の一種である「疲労因子(Fatigue Factor 以下FF)」の発生を促して、全身の血液や細胞に広がっていきます。

これが、一般的に疲労している状態ということですね。

その一方で「疲労回復物質(Fatigue Recovery Factor 以下FR)」もFFとタイミングも量も合わせるように発生して疲労で傷ついた細胞を修復させていきます。

しかし、起きている間に疲れが取り切れることってあまりありませんよね?

大抵は睡眠前に「今日は疲れた」と疲弊した体を押すように布団に入るのかと思います。

そう、起きている間はFFもFRも同時に発生するので、ぼんやりと何もしていない状態で疲労の回復をいくらしているといっても、その回復は緩慢になってしまうのは想像に易いでしょう。

ところが、入眠するとFFの働きが減少してFRの働きが強くなります。すると一気に回復効果が優位となり、ぐっすりと眠ることで疲れが翌朝には消えて「よく寝た」と快眠を感じるようになります

しかし、それはあくまでちゃんとした睡眠時間と、質のいい睡眠を同時に達成できて回復しきったときのこと。

このFFが溜まっているのに、FRが追い付かないとき、自律神経中枢の細胞がサビついてしまいます。寝ても疲れが取り切れず、どこか重い状態にあるときは回復しきれていないということです。

そしてこの要因には、疲労の蓄積度が高すぎるというのもありますが、

  • 睡眠時間が足りない
  • 睡眠時に緊張状態にあり(熟睡できない)FFの働きがあまり減少しない

などといった、睡眠の質が悪いとしばしば起こってしまうことです。

しかも、普段から回復しきれない状態で休日だけで解消しようとしても、解消できないばかりか下手すると時差ぼけのような状態になってしまうだけです。

 

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睡眠

 

ですので、そういう状況になってしまっている人は、普段から睡眠時間の確保と睡眠の質の向上をすることが先決です。

特に、寝具には少しこだわった方がいいかと思います。

寝苦しさを感じたり、疲労が朝とれないなどの睡眠の質がよくないなと感じたら枕やマットレスを変えてみるなど、少し寝るときの環境を考えてみるといいでしょう。

 

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良質な睡眠をとることが、疲労回復と健康的な生活をおくるうえで必要なこととなります。

 

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ちなみにデスクワークで疲れを感じるのってなんで?

チェックする社会人

体力仕事は体を酷使しているわけで、疲労が溜まるのはわかる。

「でも、なんでデスクワークで疲れたとか言ってるの?」

と言っている人、思っている人って多いですよね。

確かに、動くのは体より頭が中心となりますので、外から見たら「疲れた」と言っている割に、疲れているようには見えません。

なるほど、筋肉疲労という観点からすればあまり疲労はないのは確かでしょう。

現場で働いている人がイラっとくるのはわからないでもないです。

しかし、実はちゃんとデスクワークでも同じように疲労を感じるのは確かで、それは自立神経の中枢が関係しています。

自律神経は、人間の生命活動のバランスを整える役割があり、それが崩れるとその信号が脳にある神経中枢に「疲労感」として伝わります。

ですので、一日動かないでパソコン作業ばかりしている、頭を使う作業が多い、電話や対人関係が辛いなどがあると自律神経に支障をきたし、疲労感を感じやすくなるのです。

むしろ、過剰なのはともかく、適度に動いていた方が疲れにくい、営業のように車の中だけでもプライベート時間があるなどといった方が疲れないという人もいるくらいです。

このあたり、個人差はあるでしょうがデスクワークだから疲れないということはありません。

ついでにいえば、人間関係のいい会社ならともかく、さしてよくもないのに社内にいるとそれだけで疲れ、夜眠れなくなり、さらに疲労が蓄積するということもある話です。

 

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まとめ

さて、質のいい睡眠とはどういう状態?ということでまとめさせていただきました。

ちゃんと疲労回復ができる睡眠時間と、熟睡できる環境の確保が睡眠の質をあげる手段となります。

疲れがとりきれないと翌日に持ち越して、それが蓄積してしまうと体調不良の原因にもなりかねません。

出来る限り快眠ができる状態になるようにしたいものですね。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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