太りすぎた猫のダイエット!食べさせるカリカリを比較しました

お宅の猫、太り過ぎじゃないですか！！？

まあ、気付いているからこそ本記事をお読みいただいている方が多いのかなと思いますが、真面目に猫は大事な家族です。

太り過ぎてしまうと多くの弊害があり、その寿命を短くしてしまうこともあるでしょう。

甘やかしてはいけないけど、お願いされると甘やかしておやつを何度もあげてしまう。なかなか鬼にはなれない人は多いのかなと思います。

猫は賢い動物ですが、健康コントロールは自分でできないので飼い主がしてあげるしかありません。

まずは猫定番の『カリカリ』から変えてみませんか？カリカリにもダイエット用があり、それぞれ比較してみましたのでご参考いただければと思います。

はじめに　そもそも、猫が太り過ぎるとどんな悪影響があるの？

さて、まず猫がどうして太り過ぎるといけないのか。どういう悪影響がでるのかを解説していきましょう。

大抵ペットの猫の場合は車にひかれてしまったり、他所から病気やノミなどをもらってこない為にも室内飼いが基本かと思います。

外に出している家もありますが、野良猫と喧嘩したり事故にあったり、最悪どこかで迷子になったり誰かに拾われたりして帰ってこなくなってしまうようなこともあるんです。

だからこそ、飼い主は嫌な目に合わないよう室内飼いを選択して大事に育てるのですね。

そう、猫にとっても家の中が自分の世界となるのです。

他の猫と追いかけたり、追いかけられたりしない。要求すれば食べ物はもらえる。いくらでも寝放題。警戒するべきことなんてないでしょう。

まあ、太りますよね！！

適度な運動はしてても、やはり外で駆けまわるほどではない。食事を食べたら寝て、お腹がすいたら要求してまた食べて寝て。

そんな生活、人間だって簡単に太ってしまいます。

ご存じでしょうか？家猫の場合、1日に必要なカロリーって1ｋｇの体重あたり約50㎉程度なんです。

つまり、猫の種類によっても違いますが健康的スリムな一般的な成猫だと大体3～5㎏といったところかと思いますが、多くて必要摂取カロリーは250㎉です。欲しがるからと考えなしに与えてしまうと、消費より摂取の方が多くなって太る一方となってしまいます。

さて、ここで太り過ぎた場合の悪影響をお伝えします。

• 心臓の負担
• 呼吸器の負担
• 糖尿病の危険
• 足腰・関節への負担の増大
• 麻酔効果の減退

など、同じ哺乳類ですから人が太り過ぎた場合と似たような疾患の可能性が高くなるんです。

特に、小さな体に脂肪がたまり過ぎると心臓や呼吸器が圧迫され、早死にしてしまうという例が沢山あります。

これを防ぐ為には、飼い主さんが遊んであげるなどの適度な運動。そして、カロリーコントロールが必要になってきます。

ただ、いままであげていたのに急に要求してもあげなくなってしまうとストレスでまた別の病気を呼び込んでしまうこともあるでしょうから、注意が必要です。

まずは、ダイエットフードからカロリー摂取量を減らして、少しずつ量そのものも減らしていくといった飼い主側の餌やりコントロールが必要となります。

大事な家族だからこそ、可愛い猫ちゃんだからこそ、長生きしてもらう為に飼い主さんが調整をしてあげましょう。

標準的なカリカリはカロリーが高い！！まずは太る原因を意識しましょう！

さて、猫用として一般的に多く与えられているのはドライフードである『カリカリ』ではないでしょうか。

うっかりおやつとしてあげ過ぎてしまうのはコレではないかと思います。段階的に猫ちゃんの食事量を減らす前にまずはこちらをダイエット用に変えてみて、猫の食事量を減らさず、摂取カロリー量を減らしてみるのがいいのかなと思います。

まずは、特別ダイエット用ではない定番のこちらのカルカンのカリカリの栄養を見てみましょう。

栄養に関してはカルカンさんのサイトを参考にしています。

となっています。

カリカリの味に関しては、それぞれいつも食べさせているもの。あるいは、飽きないように色んな味を買っているご家庭があるでしょうから、細かい栄養に関してはこの『まぐろと野菜味』であればこういうものかという参考にしていただければと思います。

しかし、どの味でも実は変わらないもの。それはカロリー量です！！

なんと、100ｇで355キロカロリーもあるんです！

100ｇというと、トマト半玉程度の重さです。そう考えると、猫ちゃんに与えるおやつの量を何も考えずに何回も与えてしまうとすぐに100ｇなんて超えてしまいます。

これは一日の必要摂取カロリー量は体重×50㎉程度と考えると、明らかにあげすぎですよね。

普段の食事以外におやつをあげすぎると、カロリー過多となってしまい、太ってしまうのは必然ということです。

ちなみに、他メーカーも似たりよったりのカロリー量となっていました。

ダイエット用のカリカリはどれくらい？メーカー別比較

さて、では販売されているダイエット用のカリカリはどんな成分やカロリー量となっているのでしょうか？

メーカー比較でわかるところまでをまとめてみましたのでご覧ください。

どちらの商品を対象に調べたかは後述します。

※カロリーは100ｇあたりのカロリー量、項目もカルカンを基準にしたのでそちらに合わせています。味の違いに関してはダイエット用のカルカンを対象にしているの細部はご容赦ください。

さて、表を見ていただけるとわかるように、カロリーに関してはダイエット用だとしても大きく下がるわけではないようです。

まあ、このあたり銀のスプーンに関しては他メーカーよりも全体的にちょっと高すぎるので、ダイエット用だとしても猫用のダイエットには栄養素の面からは向かないといえるでしょう。

じゃあ、ダイエット用で何が違うのかというと、脂質が下がり、粗繊維というのが多く入っている感じですね。

脂質は下記の記事のように、人間でも太る原因となる栄養素です。猫も同様に太る原因となってしまうのは当然と言えば当然のことです。

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一方、『粗繊維（そせんい）』というものの割合が上がっています。

単純に考えると食物繊維かな？と考える人が多いのかなと思いますが、実は半分くらいしか正解ではありません。

「粗繊維とは試料を1.25％硫酸溶液および1.25％水酸化ナトリウム溶液で順次分解処理した残渣の有機成分のこと」

はい、こんな説明書かれてもこの分野に強くないと何のこっちゃかわかりませんよね。

簡単にいうと、一般的にいわれる食物繊維とは難消化性炭水化物と呼ばれるもので、体に吸収されずに便として出ていくものです。その種類に不溶性食物繊維と水溶性食物繊維というものがあります。

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ですが、キャットフードで表記されている粗繊維とは水溶性食物繊維が含まれていない表記となるんです。

厳密的には違いますが、単純に2倍ぐらいが食物繊維と考えると、この割合が増えて脂質が減っているといるということは、体の中に残らずに排出されやすい食事になったということで確かに普通のカリカリよりはダイエット効果を見込めることでしょう。

ただし、結論として少し太りにくくなっただけで、カロリー量はさほど変わりません。やはり食べ過ぎは厳禁ですのでおやつの量を少なくするなり、少しずつ改善をしていくことが重要なのではないでしょうか。

表でまとめたダイエットフードはどれ？

では、先ほどの表でまとめた栄養素がどのカリカリにあたるのかをご紹介していきましょう。

カルカン

ヒルズ

ファーストチョイス

ピュリナ

銀のスプーン

こちらの5種類で比較をさせていただきました。

とはいえ、猫ちゃんって意外と舌が肥えていて、一匹ずつ好みの味や種類・メーカーがどうやらあるようです。うん、贅沢ですね。

しかし、それを叶えてやるのも健康に気を使ってやるのも飼い主の考えるところですので、ぜひ大事な家族の為に色々と考えてあげて欲しいものです。

ちなみに、余談ですがどうせまとめ買いするのならペット用品はネット通販で購入することをおすすめします。

なぜなら、持ち運びが重いから！！

いやはや、猫用品って猫のトイレの砂やら、猫缶やカリカリまでこまめに買わずにまとめて買う人の方が多いんですよね。まあ、ちょこちょことペットショップに行ってこまめに行くのも面倒でしょうし、車にいっぱいに乗せるにしても持ち運びが大変です。

いざという時になくなったら困るからと猫を大事にしている人は、事前にまとめ買いをするのですが、大量買いすると物凄い重量です。それを感じたことないですか？

とはいえ、楽天ショップあたりですと店舗によってはまとめ買いで送料いくら～と書いているのに、個別発送だから送料が個別にかかるとかちょっと表示に詐欺紛いのことがあったりします。

※管理人は以前、表示と違う（送料とられたら無茶苦茶高くなる）と抗議したけど話にならず、キャンセルした経験があります。

重量的な物を考えると通販の方がおすすめではありますが、たまにそういった店舗がありますので注意はした方がいいかもしれませんね。

餌やりを調整しよう！ダイエットさせるならカリカリマシーンが便利

では、最後になりますが猫のダイエットにはカリカリマシーンが実はあった方がいいということをお伝えしたいと思います。

極論の質問をしますが、なぜ自分の家の猫が太った、あるいは太るようになってしまったと思いますか？

そう、飼い主さんが甘いからです！！

かわいい、かわいい猫を迎え入れて自分に向かって甘えてくれる。いつもゴロゴロ喉を鳴らし、すり寄ってくる。

お腹がすけば「にゃ～ん」と純真な目でおねだりしてくる大事な大事な家族。

そんな子を太ってきたからと鬼になれますか！！？

はたして、いつもおねだりされたらあげてきたおやつを、そうそう簡単に振り切れるとは思えません。猫もおねだりすればくれると思っていますので諦めません。

じゃあ、どうすればいいか？

心を本当に鬼にして、あげないように努めるか、そもそも自分であげない習慣を作るかどちらかではないでしょうか。

そんなときの、カリカリマシーン！！

高くて機能のいいものを見ればいくらでもありますが、一般的なものなら6～7千円くらいで買えるものもあり、タイマー仕様で自動的に給餌をしてくれるんです。

猫ってとても賢い生き物ですので、飼い主さんがあげなくなりカリカリマシーンから餌が出るようになるというのを一度学習すれば、飼い主さんにねだる習慣もなくなって、ねだってくることも少なくなります。

しかも、一度の排出量の調整ができるのですから飼い猫の健康を考えると、ついついあげすぎということもなくなったり、たまたま長時間の外出をすることになっても安心かと思います。

まあ、実際にやってみるとねだる習慣はなくなりましたが、カリカリマシーンの前で待機するようになったりするんですけどね。

とはいえ、タイマー機能があるので帰りが遅くなった際に慌てて帰ってこなくて済むので便利は便利です。

猫飼いの人が導入するのは結構おすすめかなと思います。

まとめ

以上、猫のダイエットについてまとめてみました。

シニア猫になってくると自然と痩せていく傾向にはありますが、食欲旺盛すぎてぶくぶくと太ってしまうと猫にとっては危険です。

よかれと思ってあげた餌が長期的な毒になってしまうことになりかねませんので、猫の健康の為にも太ってきたなと感じたら意識してダイエットをさせる必要はあるでしょう。

本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。