お正月の金箔入りの日本酒って体に悪くはないの?お酒の雑学

お正月くらいは無礼講!ということで、お昼からお酒を飲んで気持ちよくなる人って多いですよね。

新年のお祝いという大義名分でついつい飲み過ぎてしまう人もいますよね。

さて、そんなお正月のお酒の定番として金箔入りのお酒が販売されています。

いくら縁起物でも金粉なんか入っていて体にいいの?悪いの?と感じる人も多いでしょう。

今回は雑学として、そんな金箔入りのお酒が人体に影響があるかないかをお話していこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

【疑問】お酒に金箔って実は体によくないんじゃないの?

升酒昔から、お正月となると三が日は楽しくお酒を飲んで寝るを繰り返すという人は多いのではないでしょうか。

1月の最大のイベントは年明けからのお正月に他なりません。

 

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福袋を買いに走る人。寝て過ごすだけの人。ぼんやりテレビを視てのんびり過ごす人。などなど人によってお正月の過ごし方は違うでしょうが、お酒好きにとってはお昼からお酒を飲んで眠ることができるイベントと思っている人もいるかもしれません。

さて、そんなお正月の縁起物の定番はお節料理祝い酒。それも、金箔が入ったものがよく店頭に並んで販売されていますよね。

おめでたい席で飲むからこそ、縁起がいいといわれている『金』ですが、少量とはいえ金属です。たとえば鉄や銅であれば何となく体に悪いというイメージはあるかと思いますし、実際にあるでしょう。
では『金』は人体に影響はないのか、と考えたことはないでしょうか?
結論からいえば、食品基準に従って食べる分には問題はありません
むしろ、厚生労働省から食用の食品添加物として認められている食品となっているうえ、食べると人間にとってリラックス効果を及ぼしてくれるという効果もあるのです。
ですので、お正月のそれも日本酒に含まれている程度の金箔であれば安全安心、さらにお酒との相乗効果で精神も穏やかになるといってもいいかと思います。

 

どうして金箔は食べても大丈夫なの?ていうか、なんで金箔?

金属が体内に入った時。そうですね、鉄とか銅とかが体の中に入ってしまうと問題になるのは、それが体内で溶けたり錆びたりしてしまうと人体に吸収されて悪い影響が出てしまうことが考えられます。

しかし、金だけは金属の中でも特殊と言ってもよく、その性質を変えることない安定的な構造になっています。

ですので、長期間放置していても錆びることもありませんし、薬剤をかけても溶けてしまうようなことはありません。

つまり、体内に入ったとしてもその形状を金は変えることなくそのまま便として排出されるということなのです。

 

・なぜ金箔をお酒に?

ではしかし、なぜ金箔をお酒に入れるのでしょうか?

わざわざお酒に入れなくても、別にお酒に飾りをつけるだけでいいでしょうに……。

ちなみに、人間の胃はかなり強い強酸です。

Ph値を見ても、人間の胃液は大抵の物を溶かしてしまう力があることはわかるかと思います。

 

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口から入ったものは通常この胃液で溶かされ、溶けたものは栄養素として体内をめぐります。その残りかすは便として排出されるのです。

さて、金はというと先にお伝えしたように溶けませんし、形を変えずに食べ物の残りかすと共にそのまま排出されていきます。

つまり、金は何の栄養にもならないのです。しいていえば、便のかさが増えるので便秘にいいくらいでしょうが、便秘対策に金箔なんて高価なもの使えません。

さて、そうすると金箔を入れる意味は栄養としてはないと言っていいでしょう。

ではなぜ入れるのか?それは……、

金が入っていると何となく凄い豪華に思えるから!

くらいなものでしょう。どちらかというと、そちらの方が正月という雰囲気も相まって売れるからという商売上の理由もあるのかと思います。

ついでにいえば、金箔に味はないですし、食感もありません。

 

https://twitter.com/ha4moto_3/status/1444505072705044488

 

世の中には金箔のソフトクリームなどもありますが、やはり豪華さを演出する為のものといえるでしょう。

特に、お酒に金箔が入ったものが一番出るのはお正月です。

なので、お正月のお祝い!ということで、多くの人が飲む定番の日本酒を豪華にしたのが金箔入りの日本酒ということなのでしょうね。

 

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まとめ

さて、日本酒に金箔が入っている意味についてまとめてみました。

まあ、意味はあってないようなもので「豪華」に見えるからという商売上や心理上の理由といっていいかと思います。

お酒が大好きという人には、金箔が入ってようと入っていまいとほんのわずかな話題のとっかかりにしかなりませんが、その時くらいしかお酒を飲まない人などにとっては、風情のあるちょっと嬉しい物と思えるのかもしれませんね。