おせち料理のメニューにどんな意味があるの?由来と意味とは?

毎年、正月になると定番なのが『おせち料理』と『お雑煮』という家庭は多いかと思います。

といっても、最近はお正月からコンビニもやっていれば、ファーストフード店もやっているので一人暮らしの人は縁遠くなっている人も多いかもしれませんね。

しかし、実は新型コロナが流行してからこのおせち料理が巣ごもり需要で見直されているのをご存じでしょうか?

今回はそんなおせち料理の由来とメニューの意味について話をしていきたいと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

そもそも、おせち料理の由来って?

毎年、クリスマス気分が抜けると急に正月に向けた気分になり、年末に向けて慌ただしくなります。

自分で作るという家はだいたい12月28日くらいからおせち料理を作り始める家庭は多いのではないでしょうか?

通販やスーパーなどで購入すると12月29日~12月31日までに届くということが多いのかなと思います。

少し前までは、

「どうせ数日で飽きるから今年はおせち料理を用意するのはやめた」

「別においしくない」

「買うと高いし、作ると面倒」

など、さまざまな理由でなかなかおせち料理の販売数低下など、特に若い人の間で需要が落ちていました。

が、ここのところのコロナ禍により、外に出るのをためらう人を中心にまたおせち料理の需要が高まってきています。

さて、このおせち料理ですが重箱に入れた日本の伝統的なお正月の食べ物ということは誰しも知っていることですが、由来について知っている人は少ないのかなと思います。

まあ、一言でいえば、

「歳神様に捧げる供物だったもの」

という役割をもっていたのがおせち料理となります。

名前の由来は、中国の五節供の行事からきたとされ、節目の日という意味を込めて『おせち』となったそうです。

歴史としては、弥生時代の頃からいまのおせち料理とはまったく違う形でも行われており、奈良時代には朝廷内でご飯を高盛りにするなどこれもまたいまとは違う形でおこなわれていました。

どの時代の人も純粋に新年を祝い、感謝するという考えは変わらなかったみたいですね。

さて、現在の様相に変わっていったのは江戸時代と実は結構最近になってからです。

武家作法として、めでたい料理を床の間に飾り家族で食べたり、客にふるまったりしていました。

おそらく時代背景を考えると結構な贅沢料理だったのでしょう。

そして、いまの形態である重箱につめてお正月料理となったのは明治時代以降となりますので、現代人定番のお正月料理として確立したのは本当に近年になってからということですね。

ちなみに、デパートなどで販売され始めたのは戦後というのですから、おせち料理の販売ということに関してはさらに歴史が浅いといっていいかもしれません。

なお、一昔前はお正月の三が日は主要なお店はどこも閉まっており、いまほどコンビニやファーストフードが元旦からやっているなんてことはない静かなお正月でした。

しいていえば、お参りに行くときの出店ぐらいなものでしょうか。

ですので、もし年内に年明け分の食事を用意していなければ、三が日が明けるまではまともに食べられなかったのかもしれませんね。まあ、そんな人はあまりいないとは思いますが。

そういった意味でも、正月の何日かを食べつなぐためにおせち料理を用意しておくのはちょうどよかったのかもしれません。

 

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おせち料理のメニューにはどんな意味があるの?

さて、元は歳神様にお供えするという意味があり、めでたいものを床に飾っていたという話をしましたが、それぞれのメニューにそれぞれの意味が含まれているのはご存じの人は多いかと思います。

昔の人は、想像力がたくましいというか、語呂合わせが好きというかこじつけることが得意だったようで、このおせち料理にもその意味があてはめられています。

ちなみに、一般的に「祝い肴」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」の5種類に分類されています。

種類としても、約2~30種類もありますのですべて一般家庭で作っていたら大変な労力ですね。

それでは、ごちゃごちゃ書くと一目で見れない為、わかりやすく料理名と『いわれ』だけを簡単にではありますがご紹介していきましょう。

・祝い肴

 

料理名料理の意味
黒豆邪除け

マメに働くように

数の子子孫繁栄(子宝たくさん)
伊達巻き学問や教養などの知識
かまぼこ赤は魔除け

白は清浄

栗きんとん金運
田づくり(ごまめ)五穀豊穣
たたきごぼう(酢ゴボウ)堅牢な家

開運

お多福豆福が多く舞い込む

 

・焼き肴

 

料理名料理の意味
タイめでたいの語呂合わせ
ブリ出世
エビ長寿
ウナギ出世

 

・酢の物

 

料理名料理の意味
紅白なます平安・平和

紅白の水引きにあやかる祝い物

ちょろぎ長寿
酢蓮(レンコン)将来の見通し
菊花かぶ長寿

 

・煮物

 

料理名料理の意味
昆布巻き学問・教養
筑前煮ひとつずつ意味があり、健康や将来の見通し、子宝など
金柑金運
梅花にんじん寿の意味

 

さて、ざっくりではありますがこうまとめると、長寿や子孫繁栄が多いように感じますね。

他には出世や金運などもあり、どちらかというと江戸時代の風潮の名残といっても過言ではないのかもしれません。

何気なく毎年食べているおせち料理ではありますが、このようにさまざまな意味をもっていると思うと、何となく食べ残しとか勿体ない気がしてきます。

あくまで、縁起物とそういう意味をもつというだけのもので、あやかることができるのかは目に見えないのでわかりません。

が、意識して食べるようにすると面白いかもしれませんね。

 

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時間を有効に使うなら通販でおせち料理を頼んだ方が無難!

配送ドライバー

さて、何かと年末は慌ただしくゆっくりと作っている時間というものはないもので気が付いたら大晦日で、翌日がお正月になってしまった、なんてことはないでしょうか?

管理人のいままでの体験からすると、仕事納めが12月28日。それから休みに入ったはいいものの、たった三日で年越し準備をするなんて時間がないにも程があるというのが毎年のことです。

「年末年始くらいはゆっくりしたい!」

という人は多いのではないでしょうか。なのに、正月らしくお雑煮も食べたければ、おせち料理も食べたいというのですから仕方ありません。

それに、コロナ禍でわざわざ人が集まるようなスーパーやデパートに行って大丈夫なのかすら心配ですよね。

そんな人も多いから、最近ではかなり通販でのおせち料理需要が高まっていて、多少高くても年末年始で外出しなくて済むようにする人が増えています。

管理人も、写真撮っておけばよかったと思いますが、本ブログを始める前に通販でおせち料理を頼んだことがありますが、普通に美味しかったです!!

特に年始に家族が集まったり、来客が多い人は料理を用意するだけでも大変ですし年末年始に休まることがありません。

ですので、管理人個人としては通販もひとつの手ではないかと思っています。

ちなみに、現在は下記の全国の料亭が出しているおせち料理が美味しそうでしょうがなかったりします。

<料亭おせち> 

近所のスーパーで買うのもいいですが、正月くらいは少し贅沢してゆっくりした方が新しい年の鋭気を養える……気がします。

 

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まとめ

さて、おせち料理の意味と由来についてまとめてみました。

おせち料理をずっと食べていると飽きますが、それも年の初めだけで次に食べられるのも、特に意識的に食べなければ一年後です。

一品ごとに意味があるように、やはり正月だからこそおせち料理を食べることにも意味……というより、意義がありますので、一年の初めに縁起にあやかってもいいのではないかと思います。