見て覚えろは古い!頭の悪さを露呈させる指導力不足のあらわれ!

百聞は一見に如かずということわざがありますが、確かに長々と教科書を読んでいるより、一度見て体験した方が覚えは早いです。

しかし、職人気質を気取って「見て覚えろ」と指導する人が少なからず存在します。しかしこれ、ただの指導力不足の使えない人間の言葉なんです。

なぜそのようなことがいえるのか。現代ではそれが通用しないからです。その考え方をお伝えしていきましょう。

本記事はひとつの意見としての読み物としてお愉しみください。

 

ちょっとここだけ(20代の転職を考えている人向け)

転職を一番考えるのは20代かと思います。

会社というものは入社してみないと良し悪しなんてわからないもの。

自身に合わない、ついていけないと思っていたら若いうちに転職して落ちつける会社を見つけましょう。

特に20代であることは大きな武器となり、経験なんてなくても多少のことならマイナスにはなりません。

かといって、様々な年代の人が転職活動をする主戦場で戦うのも不安ですよね。

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「見て覚えろ」は現代では通用しないのか?その意味は?

かつての日本は専門の職人が多く存在し、かつ職業選択の自由はあまりありませんでした。

ゆえに、一度その道を目指したら一生その道で食べていかねばなりません。だから弟子は是が非でも親方の技を盗み、自分の技術にしていかなければならなかったのです。

そして親方もまた、自分がそのように育ってきたこと。そして、やすやすと技術を教えてしまってはライバルが増えて自分の食い扶持がなくなることから「見て覚えろ」「技術は盗むものだ」と伝えてきました。

それなりの意味があったのですね。

一方で、現代はどうでしょうか?

職業選択の自由はあり、誰にでも目指したいものがあってそれなりのことをすれば、なんにでもなれる可能性はある時代です。

そして、別に伝統工芸品など使わなくても生活をするだけであれば海外からの輸入品など安いもので事足ります。

そのような時代に「見て覚えろ」なんて偉そうにいわれ、本来教えてもらわなければならないことをわざわざ苦労して、怒られながら覚える人がどれだけいるでしょうか?

余程人生をかけて目指すものがなければ、過去の日本と違って誰かの弟子なんてやめてすぐに転職してしまうのが一般的な考え方ではないかと思います。

それに多様化ということもあり、いまや専門学校も各種ありますよね。

 

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学生

 

寿司職人・パティシエ・料理人などある意味で弟子のようなものですが、こちらではたったの二年です。

わざわざ誰かの弟子になって「追い回し」という超薄給の雑用からまともに稼げるようになるまで十年以上の歳月を費やすような人はなかなかいないでしょう。

ちなみに、板前の世界では下記のような順番であがっていきます。下積み三年というくらいですので、雑用期間だけで物凄く長いです。

  • 追い回し・下積み
  • 八寸場・盛り付け
  • 焼き場、揚げ場
  • 蒸し場、煮方
  • 板場

しかし、専門学校では雑用なんかしなくても二年でその技術を盗む必要があるどころか教えてくれますし、わざわざくだらない上下関係でストレスを溜める必要もありません。

職人からはそんな専門学校に対して「修行をしないこと」に対して批判があるようですが、結局のところ技術さえちゃんと得ることができればいいという考えが当然になってきたからこそ、そういった教える機関が増えたのではないかと思います。

大衆としても別にそんな内部の事情は知ったことではないですし、たぶん気にする人は少ないでしょう。どちらだとしても美味しく食べられればいいはずです。

伝統工芸品もわざわざ高い食器を使うより、安いもので十分と考える人が多いのではないかと思います。そのような現代ではあるので、当然ながら職人の後継者不足は今後も顕著に増えていくでしょう。

……と、ここまでちょっと昔からの職人に対して現代に照らし合わせた批判的なものを述べてきましたが、現代の職人の跡継ぎにおいてある一点に関しては、この「見て覚えろ」という風習は有効的なものがあります。

【職人の「見て覚えろ」は素質と根性のある人を探す手段】

そう、ただこの一点においては現代でも通じる職人のなり手を探す手段となります。

だって考えてもみてください。わざわざ自分の人生をかけてきた「技術」を懇切丁寧に教えたあげく、簡単に手放されたり、後世に残してくれないのであればむなしくなりませんか?

本来この「見て覚えろ」は自分から興味とやる気をもって真似し、学んでいけというものです。

なので、教わらなくても他人の真似してでもやっていく根性。そして、その真似を技術に昇華できる素質が必要ですので、そういった人を探す手段としては効果的ではないでしょうか。

とはいえ、仕事より自由な時間や趣味を優先させる若者が多い昨今ですので、なり手となる若い人がなかなかおらず、伝統工芸など古いものに見向きもしない人も増えてきていますので廃業となってしまうのは時代の流れといえばそうなのかもしれませんね。

 

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会社における「見て覚えろ」はただの指導力不足

ここまでは、職人という位置付けて話をしてきました。現代の風習としては確かに古く感じますよね。それもある意味で伝統ということで納得いく部分があるでしょう。

おそらく、誰もが納得いかないのは会社における職人気質を気取っている人間が「見て覚えろ」なんて言うことではないでしょうか。

はっきりいって、そうやって後輩に教えない会社の上司や先輩は、指導力のない無能な人間です。そういう人の下についたら不幸といってもいいでしょう。

言葉にトゲを感じたら申し訳ありません。しかし、これが真実です。

なぜこのような結論になるのか、その理由をあげていきましょう。

【教える能力がない】

他人に教えるということは、自分がちゃんと理解をしていないと教えることはできません。

教えられるということは、その経験と知識をもってどのような場合にも対処できるというものです。必然的に上司や先輩として有能な人間でしょう。

他人に教えられる能力がないからこそ、ただ偉そうに「見て覚えろ」と言っているだけにすぎません。

そして人は経験や性格によって気付けることには限界があります。誰しもがこのような教え方で育つと思っている上司・先輩であればちょっと頭が足りていないかと思われます。

会社というのは生産性を重視します。一日みっちり教えた方が結果的に効率的で生産性も上がるのに、こんな「見て覚えろ」なんて教え方で人は育ちませんし、非効率な頭の悪い方法でしょう。

それができない指導力がない人間だからこそ、この方法を取るのかもしれませんね。

【緊急時に対応ができない】

普段から何かがあった時に、的確に指示や対応をして都度部下にフィードバックするような指導できるのでしたら有能な頼れる人ではないかと思います。

しかし、普段から「見て覚えろ」何て指導をしていたら緊急時に動けるものも動けませんし問題があった時に頼っていいのかもわかりませんよね。

会社というのは、誰が休んでも回せるようになっていないとならないものです。一日止まっただけで損失というのは結構大きいものなのですよ。

仮にその人が急に休んだら中途半端な知識しかもっていない人が残るわけで、動かすことができなくなります。

他の人がやり方を知っている作業ならまだしも、他に人のいない一対一の指導ではわからないことばかりで業務効率が無駄に落ちるだけですよね。

自己満足な偉そうなだけの指導方法では対応力という意味での成長が阻害されてしまいます。

【危機管理能力がない】

「見て覚えろ」や「いままで見てきただろ」「他に誰もそんなことをやっていないだろ」と教えてもいないのに偉そうに言っている人間は指導力のない能無しです。

なぜなら、そういう人は「危険」に対しても同じような教え方ですので、やっていいことと悪いことが判断できません。

見るだけで全ての状況を把握できる人間がいるでしょうか?

たまたま触っていない。たまたまそういう動きをしていないだけかもしれません。

絶対に触ってはダメ。こういうことはダメと教えなければそれが危険に繋がることかもわかりませんよね。

会社においては、中の仕事だろうが現場での外の仕事だろうが、ちゃんとした指導の有無が大事故や大クレームの防止に繋がりますので、このような人の下についたら不幸なことではないでしょうか。

 

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まとめ

さて、「見て覚えろ」と指導する人について述べてきました。

社会に出てみると、本当にいるんですこんな人。ちょっとだけ特別な仕事を与えられている人や、現場の作業員などはこの傾向が強いです。

昔はそれでよかったかもしれませんが、いまはそんな方法で納得できない(しない)時代です。

職人であれば個人事業主が多いのでその方法を貫いていけばいいですが、会社ではそうはいきませんよね。

このような噛み砕いて教えることのできない人が指導役になったらもう、最悪ですね。

本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。

 

 


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