おそらくどんなに度胸が据わっているひとでも、初めてのことや誰かの前で目立ったことをしようとすると大なり小なり緊張はするものです。
さて、緊張するとトイレが近くなるというように、直前にトイレに行きたくなるという人は多いのではないでしょうか。
場合によっては、少し前に行ったばかりなのにまた行きたくなるということもあります。しかし、どうしてこんなにもトイレが近くなってしまうのでしょうか?
今回は、緊張するとなぜトイレが近くなるのか?について話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
緊張するとどうしてトイレが近くなる?
こんかいは、あまり綺麗な話とは言い難いですが冒頭でもお伝えしたように緊張するとトイレが近くなるという不思議について話をしていこうと思います。
人間というのは、普通の人生を送っているとしばしば緊張する場面にであうものです。
たとえば何らかの発表会や、プレゼンテーション、学校のテストや面接など他人にとっては何でもないことでも、自分にとっては緊張するということだってあるでしょう。
さて、不思議なことに緊張をしているとトイレに行きたくなるということがよく言われ、実際に緊張度合いが高いと何度もトイレに行ってしまうという人がいます。
このあたり、行きたくない。行けないという状況であろうと自分の意思とは関係なく尿意をもよおしてしまうのですから厄介ですよね。
ではなぜこのようなことが起きてしまうのか。
ザックリと簡単にいえば、
『脳と体のバランスが緊張することによって崩れてしまうから』
なのです。
そもそも、人間の体というものは自分の意思に関係なく動く自律神経というものがあります。
自分の意思で心臓を動かしていますか?自分の意思で体内で食べたものを消化したりしなかったりできますか?
当然、できる人はいないと思います。それは自律神経の働きとして、自分の意思を無視して寝ている間でも勝手にいついかなる時でも働いてくれるからです。
人間が生存するのに最適な動きを、脳が周囲の環境や自身の状況から判断してくれているのが自律神経なのですが、この働きには交感神経と副交感神経のふたつがあります。
交感神経は主に起きて覚醒しているときに優位に働き、心臓の動きを速めたり、筋肉を緊張させて力を入れたり等の活動的な動きをします。
その一方で副交感神経は寝ている間などリラックスして休んでいるときに優位に働いて、体の動きがない分内臓の動きを活発化させます。
このあたりは、睡眠にも関係しているのでよく聞くこともあるかと思います。
寝付けないときなど、寝つきをよくする為に副交感神経を優位にする為にアロマなどでコントロールなどをする人も少なくはありません。
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さて、このように睡眠のときは副交感神経が、起きている時は交感神経が優位になるように必ずどちらかが働いていて、もう片方は休んでいる状態が普通です。
が、緊張するとこのバランスが崩れてしまいます。
結果としてどうなるのかというと、
『交感神経、副交感神経のどちらもが活発となってしまう』
という状態が引き起こされてしまうのです。
表に見えるものとしては、緊張すると心臓がドキドキと大きな音を立てて早鐘を打ちます。
これは決して、緊張して自身が集中状態にあって自分の心臓の音を聞けてしまう状態というわけではなく、本当に血液の循環も早まっているのです。
合わせて、副交感神経まで優位なので内臓の消化器や肝臓などの動きも活発になってしまい、そうもなると当然ながら膀胱の尿も早く溜まっていくことになりますよね。
そうなると、一定以上溜まったから排泄してというセンサーも反応して、尿意をもよおすというわけです。
緊張するとトイレが近くなるというメカニズムは、こうやって精神から自律神経に伝わってバランスが崩れてしまうことから起きるという人間なら当然起こりえるものだったというわけですね。
まとめ
さて、緊張するとトイレが近くなるということでまとめさせていただきました。
誰しも、緊張する場面というのはあるもので、特に極端に緊張などをすればよりトイレが近くなってしまうということですね。
始まってしまったらトイレに行けない状況にある場合は、直前に少しでも排尿しておいたいいのは確かかもしれません。
本記事が参考になれば幸いです。