警察官の給料ってどれくらい?キャリアの有無でどれだけ変わるの?

日々、市民の為に一生懸命やって……ない不祥事を出す警察官もいますが、多くの警察官が任務を全うする為に日々いざという時の危険と隣り合わせで働いています。

身近なとこでは交番での道案内や、パトロール中、交通事故などがあった際やその注意などで一般市民は関わってくるかと思います。勿論、大きな事件を起こしていなければ……ですが。

さて、そんな警察官の方々ですが、どれくらいの給料をもらって働いているのでしょうか?キャリアとノンキャリアで給料はどれくらい違うのか?

とはいえ、個々で違いますので大体の平均を踏まえてこれくらい、ということで見て行きましょう。

本記事が参考になれば幸いです。

 

警察官の月給ってどれくらい?

警察官の手錠

さて、日々犯罪から日本の国民を守るために日夜働いている警察官ですが、どれくらいの給料をもらっているのでしょうか?

警察官全体の平均的な月収でいうと、

49万円

くらいとなります。

とはいえ、あくまで全体平均の給料ですので、参考になるかと言われたら微妙かもしれません。

なぜなら警察官の給料は基本的に、階級で決まります。一番階級が下の巡査になりたての頃は、学歴で給料が分かれています。総じて初任給は19万円くらいからのスタートでしょう。

そこからは、階級を上げる為の昇任試験を受けてキャリアを上げていきます。

ちなみに階級はというと、

  1. 巡査
  2. 巡査長
  3. 巡査部長
  4. 警部補
  5. 警部
  6. 警視
  7. 警視正
  8. 警視長
  9. 警視監
  10. 警視総監
  11. 警察庁総監

といった具合に上がっていきます。まあ、巡査から始めるとなるとかなり道のりは長いですね。現職の警察官の人数からも、ライバルも多いのでそうそう上がれるものではないかと思います。

なお、巡査部長で月給が40万円前後、警部補で50万円前後、警部で50~60万円と一般人からすればかなり高給の部類です。

当然ですが、危険と隣り合わせで拳銃という武器を所持する職そのものが責任をもったものですので、それに見合った給料といえばそうなのかもしれません。

なお、キャリア組とノンキャリア組はスタートがまったく違ってきます。

キャリア組は国家公務員採用試験を経ていきなり警部補からスタートするのが一般的。

ノンキャリア組は警察学校を出て巡査からスタートとなるのが一般的です。

ちなみにキャリア組は物凄く頭のいい人が、物凄い難関と倍率を突破した先にある人ですので容易にはなれません。昇進のしやすさもキャリア組に優位といっていいでしょう。

そして、基本的にノンキャリアの巡査は現場から。キャリア組は頭を使ったデスクワークからになります。

よく刑事ドラマでキャリア組はやっかまれている対象となっていますが、まさにお勉強だけできで現場を知らない人達が偉そうに命令しているという感じになるこのシステムから面白おかしく作られたのでしょう。

とはいえ、あながちフィクションともいえないようで警察官を辞めた人から聴くと、

「色々あって辞めた。下手な刑事ドラマより腐ってるわ、あの組織」

というような発言が聴こえてくることがあります。

池袋で親子を車で跳ねておきながら、元お偉いさんの「飯塚幸三」を逮捕せずに野放しにしたことや交通安全協会という天下り組織の存在など様々な一般市民からでている疑問点などからも、警官個人個人の考えはともかくとして、本当に国民のことを想う組織ではないのかもしれませんね。

色々と大変な仕事ではありますが、警察官は公務員ですので福利厚生といった面ではかなり充実しており、職場結婚も多い職業で仕事に対するパートナーの理解もあるので定年まで勤めやすい仕事です。

 

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警察官の仕事内容とは?

パトカー画像

警察官の仕事とは悪を見つけ、逮捕することです!と、子供なら言うでしょうが、実際は公務員らしくかなりのお役所仕事です。

ファミレスで寝ている人を保護したり、道案内したり、免許の更新を行ったり、講習をしたり、要人がきたら警備でずっと立っていたりとテレビドラマのように捜査本部を作ってなんていうのは一握りの部署だけです。

 

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生活

 

警察という組織は、さまざまな部門からなりたっていて、そういった犯罪対策の他、国の行政機関として法律作りなどもしています。

まず大きく分けると、都道府県警察など組織全体の調整を行う「警察庁」と、各地域で発生した事件を担当する「都道府県警察」の二つになります。

都道府県警察の方を大別すると、

  • 交番や駐在所で勤務する一般的イメージのお巡りさんは「地域警察」
  • ストーカーや少年の非行などに取り組むのが「生活安全」
  • 交通違反の取り締まりなど交通に関わることを主とする「交通」
  • 法令審査などのデスクワーク業務中心の「総務・警務」
  • 事件を捜査する「刑事警察」

といった幅広い業務があり、それぞれの課で日々の業務を行っています。警察署に行ったことがある人であれば、受付やらなんやらあって銀行や郵便局みたいだなと思った人も多いかと思います。

警察もただ現場仕事をやっているだけではないということですね。

 

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まとめ

さて、警察官についてまとめてみました。

この仕事はたとえ交番勤務であっても、事件が近くであれば見たくもないものを見るのが当たり前の仕事です。

最近では刃物を振り回すような凶悪事件や外国人による窃盗事件なども増えていますので、誰かを守るという信念がなければ勤まらない仕事ではないでしょうか。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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