自転車通勤で雨の日はどうする?雨具の選定方法や危険を知る

毎日の通勤に雨の日は必ずあります。特に梅雨などは雨の日が多くて、困りますよね。

自転車通勤をされている人でしたら、面倒だと感じるのは当然のところでしょう。でも、レインコートを着てもすぐ中までビショビショになってしまう。そんなことありませんか?

それはレインコートの選定が悪いからかもしれません。ここでは雨日の自転車通勤について一つのアドバイスになればと思います。

本記事が参考になっていただければ幸いです。

 

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・自転車通勤の汗対策!少しでも快適にする為にはどうすればいい?

・自転車通勤の必需品!スポーツ自転車に乗るならこれを用意しろ!

 

ちょっとここだけ

自転車が盗難にあった、自転車が事故にあって全損あるいは分損した!

自転車通勤をしていると気をつけていても起きてしまうことなんです。

特にミサイルのように子供が横から突っ込んできたり、携帯電話を見ながら走行している自転車がぶつかってくることなんてとても多く、破損することもあるでしょう。

ましてや、高級なスポーツ自転車を買ってしまうと鍵をしていても窃盗団による盗難などで愛車を突然失ってしまうことも。

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この際、悪意の有無はともかく他人のせいで自分が損してしまわない為にも、自転車盗難車両保険をご検討ください。

 

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はじめに 傘差し運転の危険性

雨の路上

あー、雨か。

夜中から降り続いていた雨が朝になってもやまず、徐々に強くなっていく。低気圧の影響だろうか。

自転車通勤に切り替えて初めての雨である。さて、どうしよう。電車で行くこうか……いや、自転車に変えたから電車代がもったいない。よし、やっぱり今日も自転車で行こう。

そうして自転車で行くことを決めると、ようやく使い慣れてきたクロスバイクを出して黒い大き目の傘を差す。

まあ、大丈夫だろう。

それは油断だった。会社までほんの2~3kmであり、いつものように何もなくたどりつく……はずだった。

雨は強く、視界不良の中でひたすらこいでいく。ちょうど交差点に差し掛かり、ちょうど目の前に親子連れが歩いているのが見えた。

避けよう、そう思ってハンドルを切ると片手走行のせいかふらついた。

その瞬間である――――車が来たのは。

 

といった具合に、雨の中の傘差し運転は非常に危険です。というより、違法です。

自分だけは大丈夫だと思っているような人間が違法化後も平然と傘を差して走っていますが、大事故に合わずともこういったことはよくあることです。

ここで可哀想なのは、彼を轢いてしまった車かもしれません。そして、危険なのは目の前を歩く親子だったのかもしれません。

傘を差している人間がどうなろうと自己責任ですが、他人を巻き込んでしまってはいけませんよね。

そうでなくても、雨日のマンホールの上などは滑って転ぶ危険性もあるのですから、雨の中を自転車で走行するという選択肢を選んだのでしたら、カッパにする、速度を落とすなどの安全策も考えましょう。

 

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雨日の自転車通勤基本装備

雨日が危険だからといって、自転車で行かなければならないこともあるでしょうし、湿った状態の人が大勢いる電車に比べたら多少危険でも自転車の方がいい!という人もいるでしょう。

でしたら、最低限の基本装備はしないといけませんよね。傘を差してはいけないからといって、ビショビショのまま自転車に乗って通勤するわけにはいきません。

まずは、雨対策の基本装備を確認してみましょう。

【レインコート】

傘がだめなのでしたら、レインコートを着るしかありません。両手が使えるので、いざという時に反応をしやすいです。

ただ、フード部は視界を少し狭めるので道を曲がる時などは注意が必要です。

ちなみに、知っていましたか?実は雨の強さや時間によって、レインコートも水を通してしまうことを。

後ほど紹介致しますが、ちゃんと着ていたのに中までぐっしょりになるのはそれが原因です。長距離通勤をされるのでしたら、レインコートもちゃんとしたものを選びたいところです。

 


【防水バッグ】

まさか手ぶらで通勤はしないと思いますが、荷物や着替えを入れるのに何らかのバッグは必要になるでしょう。

靴下などもし濡れてしまったらと思うと替えが必要になります。だからといって、普通のバッグでは長時間雨にさらされれば中までぐっしょりになってしまいます。

ですので、必ず防水用のバッグをご用意ください。自転車乗りですとリュックサックが便利かと思います。

 


【長靴】

いくら防水用のシューズだからといって、限度があります。雨の量や、さらされる時間でしみこんできて行きはともかく、帰りは悲惨なことになってしまいます。

替えのシューズを用意すればいいですが、それなら最初から長靴にしてしまいましょう。

格好悪いと思うかもしれませんが、どうせ雨の日に高速でシャカシャカ自転車を動かしているあなたの足なんて誰も見ていません。立ち止まったところを見られたとしても、雨日なので仕方ないと思われるでしょう。

足元が気持ち悪くならず、会社に着いてから履き替えるだけです。

 


さて、ここまでが自転車通勤をする為の基本的な装備となります。少しでも濡れない為にも、事前にしっかり準備しておきたいですね。

ここからは、上記を踏まえてあった方がいいものです。

【シューズカバー】

長靴がどうしても嫌、というのでしたらシューズカバーをするのはいかがでしょうか。

長靴に比べたら少しゴワゴワしていて、チェーンむき出しのものなど自転車によっては足の部分が引っかかって危なくなる可能性もありますがこれも一つの選択肢です。

ちなみに、一度買って試してみましたが思ったよりもちゃんと靴全体をカバーしていて、ちゃんと装着しているうちは濡れません。ただ、漕いでいる間にズレたりするのでその場合、当たり前ですが濡れます。

なお、サイズは靴を履くときの足のサイズではなく、靴の前兆のサイズになりますのでうっかり説明を読まずに買うと小さい物を買ってしまいますので気を付けましょう。

 


【防水用の帽子】

実は、レインコートを着ていても顔は露出させなければならないので頭って意外と濡れるんです。

上から垂れた水が前髪についたりして、少しずつ髪全体を濡らしていくんですね。

ですので、普段使いもできる防水用の帽子などあると便利です。ツバの部分で雨のしずくをカットしてくれます。

ただし、視界が少し悪くなると思うのでレインコートのフードと併用するかは実際につけてみて考える必要があるかと思います。

 


【防水手袋】

夏の間は「暑い!」と思うかもしれませんが、実はちょっと重要なものです。

雨の日ってハンドルを持つ手が滑りやすいんです。いざという時にツルッと滑ってミスをしてしまう可能性を考えましょう。

それに、転んだ時に最初に手をつきます。その時に一番最初につくのが手です。素手だとしたらかなり擦れたり、小さい石がめりこんだりしてやられます。

実際、転倒した際に雨の泥と混じって結構酷い流血をしたことがあります。

せめて雨の日だけでもつけているといいでしょう。冬は手がかじかむのを防止してくれるので必須に入るかもしれません。

 


【タオル】

目的地に到着後、うっかり濡れてしまったときにあった方が無難です。

髪を濡らしたまま即会議、なんてなってしまうと寒いだけですので一枚くらいは用意しておいた方がいいでしょう。

 

さて、ここまではあくまで基本装備です。市販のスーパーやホームセンターで売っているものがほとんどのものです。
ただし、あまり長距離通勤には使えないものが多いでしょう。せいぜい、二駅くらいまでの距離ではないでしょうか。なぜなら、安いから。
そう、安いからそこまでの防水防湿性を持っていないのです。
スピードを出して雨粒に向かっていく長距離自転車通勤では、自身の汗か雨かあるいは両方でびしょびしょになってしまうのは間違いないでしょう。もちろん、雨量や風にもよりますが。
なので、次の項目では自身にあったレインコートを選べるよう、少しお話をさせていただきます。
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自転車通勤に最適なレインコートの選択

カッパをきた鳥

あなたは、レインコートの選び方があるのをご存じでしょうか?

えっ?カッパなんてどれでも水をはじくからいいんじゃないの?と思っていると強い雨が来た時にびしょ濡れとなってしまいます。

では、『耐水圧』や『透湿性』という言葉を知っていますか?

  • 耐水圧:水の染み込みにくさをあらわす数字です。
  • 透湿性:自身がかいた汗から発する湿度を外に逃がしやすいかの数字です。

どこかでレインコートを買う時にこの表記があるか見てみてください。ひょっとしたら安いビニールの物は書いていないかもしれませんが、2~3千円以上の物でしたら書いてあるのではないでしょうか。

元々は登山など、過酷な環境下で使うものですがスポーツとして自転車を使う人が増えたいま、この数字を目安に自転車用のレインコートが多々販売されており、多くの人がそこから選定しています。

防水圧は最低でも20,000mm 

透湿性は10,000g

は自転車通勤に必須です。

ごちゃごちゃ覚える必要はありません。この二つの数字だけ覚えてそれ以上か以下かだけ見ていただければ問題はありません。もちろん、高ければ高いほど優秀になります。

ちなみに、察しのいい方でしたらおわかりでしょうが、安いビニールの雨合羽程度にこの性能はほとんどないといっていいでしょう。

ホームセンターで買える一万円以下のレインコートもせいぜい中雨程度を防げる程度です。大雨の時は自転車に乗らない、という人もいらっしゃるかもしれませんが天候はすぐ変わるものです。

通勤中、帰宅中に大雨になっていき雷と伴った嵐になることだってあるんです。ゲリラ豪雨というヤツですね。

中雨程度でも、自転車は速度がでるので結果的に大雨に近いくらい叩きつけることになり、やはり数千円程度のものでは耐水圧をあっさり超えて染み込んできてしまいます。

ですので、本格的に自転車通勤で濡れたくないレインコートを選ぶなら登山用・スポーツ用の素材の物を買わなければいけません。

ただし、性能がいいものはそれなりに高いので覚悟はしてくださいね。

【ゴアテックスがスタンダード】

じゃあ、何を選べばいいの?という人には『GORE-TEX(ゴアテックス)』と書かれた物を選択すれば間違いはありません。

あまりに有名すぎて何も考えなくても、ゴアテックスであれば間違いない!と言われるほどに皆が最初に選ぶものといっていいでしょう。

自転車専門店でもお勧めされるのは、ゴアテックス素材の物になりますので後はデザインを選ぶだけです。

『mon-bell(モンベル)』というメーカーが有名でこれまたスタンダードですが、多様なメーカーからゴアテックス素材の物が出ているので、デザインや機能性で選ぶのもいいかもしれません。

 


【その他防水防湿素材】

人気があるのはゴアテックスで間違いありませんが、その他の素材でも雨に強いものが出ています。メーカー独自の物もあり、それぞれ値段や防水防湿が変わってきます。

基本的に耐久性はあるものとして販売されていますので、ゴアテックスだけに絞らずに見比べてみるのもいいかもしれませんね。

・ドライテック

・ハイベント

・オムニテック

・エバーブレス

 

・H2Noパフォーマンススタンダードシェル

この素材を使った防水・防湿性が高いバッグや靴などがあります。

とにかく、全身濡れないようにしたいのでしたら材質にこだわったものを使えば快適になりますよ。

 

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軽度な防水対策

わざわざレインコートを用意するまでもない雨の時ってありますよね。でも、靴やカバンがしっとり濡れるのは嫌ということはありますよね。

スマートフォンも濡れると操作できなくなってしまうので嫌ですよね。でしたら、念のためにこんなものを買ってみるのはいかがでしょう。

【防水スプレー】

布や革製品に噴きかけるだけで水を弾く効果を得ることができます。

靴やバッグに事前にかけておくとちょっとした雨程度なら十分効果を発揮します。

 

【スマートフォン用防水カバー】

スマートフォンを濡らさないようにする為には、こういったタッチ可能なカバーはどうでしょうか。

ちらちらっとした程度の雨が突然ザーッとなっても心配ありません。

 

 

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まとめ

自転車通勤の雨対策をまとめさせていただきました。とにかく防水圧は20,000mm 防湿性は10,000gを選ぶのが基本だと思ってください。

この数字が上がれば上がるほど、効果は高く会社に着いた時や帰宅した後の快適さが増します。逆に言えば、ダメなものほど不快な思いをするということですね。

通勤距離と自転車をこぐ時間を考え、適切な物を選びましょう。

当ブログがお役に立つ一助となるのなら幸いです。

 

 


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