アイスクリームには賞味期限がない?その理由とは!

すっかりと忘れていて、冷凍庫の奥から霜で真っ白になっているアイスクリームを発見!

さすがにもう食べられないと考えながら賞味期限を確認しようとするとない!という経験を持っている人は案外いたりします。

それもそのはず、アイスクリームに賞味期限はないのですから。

さて、どうしてアイスクリームに賞味期限がないのか。その理由を解説していきましょう。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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アイスクリームにはどうして賞味期限がないの?

夏場の暑い時期、少しの涼と美味しさを求めてアイスクリームを多くの頻度で買うという人はやはり多いでしょう。

中には、スーパーの安い時に大量に購入して冷凍庫の中をいっぱいにするという人も少なくはないかもしれません。

ですが、秋がきて冬がくると、夏場にはあんなに食べたアイスクリームもそこまでは食べなくなります。そりゃあ、純粋に寒いですからね。

人によっては、冬も関係なく食べるとか冬場の方がアイスクリームは美味しい!という人もいるので、人によりますが一般的にはわざわざ冬に冷たいものを熱でも出さない限りはちょこちょこ食べようとはしないでしょう。

ではそんな夏に買いだめたアイスクリームですが、忘れ去られたまま冷凍庫の中で放置され一年後や二年後に発掘されるということもあります。

しかし、パッケージを見てもどこにも賞味期限が書いていません。

なぜかというと、

食品表示基準第3条第3項により省略が認められているからで、 さらに公正競争規約にも期限表示の規定はないから特別各メーカーが表示をする必要がないからです。

ただ、記載がないから食べられる!というよりも念の為に廃棄するという人の方が多かったという背景もあってか『明治』が2021年4月をめどにすべてのアイスクリームに賞味期限の記載をするようになりました。

そうすることで、食品ロスを少しでも少なくしたいという狙いがあるようです。

が、他のメーカーは追従はせずにいることからも、現在では賞味期限の記載のあるものとないものがメーカーによって違ってきてしまっている現状にあります。

 

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結局、長期間冷凍庫に入ったアイスクリームは食べられるの?

さて、いくら賞味期限の記載がないとはいえ長期間冷凍庫の中に入り、ずっと放置されてきたアイスクリームが食べられるのか?というと、

「食べられます」

なぜなのかというと、アイスクリームは通常はマイナス18℃以下の環境で保存される為に細菌類が繁殖しないのです。

さらにいうのならば、アイスクリームの原料が単純なこともあり、安定性に優れているので他の冷凍食品に比べても劣化がしにくいという特徴があります。

つまり、冷凍庫を長時間開けっ放しにでもしない限りはかなりもちのいい食品といえるでしょう。

ただし、当然ながら庫内の温度がマイナス18℃以下を保っていないとならないので、開け閉めが多い場合は庫内の温度が保てずに少々劣化をする可能性はあります。

そして注意としては、ニオイの強い食品を近くに置かない事です。

気が付いたときに念のためにでも、ポリ袋などに入れておくとより長持ちがしやすくなるでしょう。

 

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まとめ

さて、アイスクリームの賞味期限はいつまでもつの?ということでまとめさせていただきました。

通常の食品であれば賞味期限あるいは消費期限の記載がありますが、アイスクリームにはそれがなくちゃんとした保存方法で冷凍されていればいつでも美味しく食べることが可能です。

とはいえ、缶詰でもなくただ冷凍庫に入っていただけのアイスクリームでは心配という人もいるでしょうから、明治はその辺りの消費者の意図をくみ取って表記を始めたのでしょうね。

そんな心配をしない為にも、さっさと食べてしまうのが一番といえば一番かもしれません。

本記事が参考になれば幸いです。