2020年9月に会社の不利益変更をされて、労働基準監督署に訴えを起こし、ついに裁判所に提訴をしました。
さすがに具体的なものはここであげることはできませんが、意外とアクセス数もあり気になっている方も多いかなと思いますので、提訴するまでどんなことをしたのか体験として今回はお話をしていきたいと思います。
本記事が誰かの参考になれば幸いです。
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ついに提訴!裁判って始まるまでも長い!
さて、前回管理人が不利益変更でついに弁護士を雇ったところまでは体験談としてあげてきましたが、その後は実に地味すぎるのでろくに体験談として更新することもできず、追記ができませんでした。
ブログの場合、ろくに文字数もなく内容もないと低品質記事となってしまいますのでさすがにこれは……と思ったしだいです。
というのも、ここまでの労基訴えからの体験談の内容をまとめた訴状を弁護士に作成してもらい、ひたすら裁判所に提出する証拠集めと訴状の確認と修正作業のみ。
弁護士も忙しいのか、間違っているところを修正してもらうにしても3~5日レベルで時間がかかるという……。
まあ、そんなこんなで訴状は完成。
なんと、訴状の請求額。100万越え!!
どうやら今回の会社側の行動、退職勧奨と捉えられるところも多く、雇用の危機を感じたということで慰謝料請求額を跳ね上げてくれたようです。
まあ、実際のところ請求するのは自由ですが裁判ではほとんど取れないでしょう。しかし、インパクトとしては十分なので社長が慌てるさまが楽しみです。
ちなみに、証拠としては、
- やりとりのメールの数々
- 労基に出された見解書
- 雇用契約書
- 会社規定
- 給料明細
といったところです。特にやりとりのメールは非常に重要でしょうね。
会社側のアホな回答(民法95条を使うなど)がここに詰まっているといっても過言ではありませんし、次いで見解書です。
労働基準監督署という公的機関に「あっせん」でこの見解書を提出した以上、もうここから主張を変えるようなことをすれば会社の発言の信頼を疑われるでしょう。
そもそも小説を書きだした中学生が書いたかのような支離滅裂文書なのでここから主張を変えないと確実に裁判で負けるし、変えると言っていることが二転三転していると裁判所に思われてしまうことは必至です。
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さらには、こちらは労働基準監督署で「助言・指導」「あっせん」を利用して『お話合い』をやろうとしたのに突っぱねてきたのは会社側です。
どちらに非があるかは明白だと思いますがどうなんでしょうか。
そんなわけで、ようやく3月頭に訴状を正式に提出したと弁護士から連絡が。
うし、ようやく提訴になった!!
ここでは先の全ての証拠類を提出しており、どう転ぼうとスキなく(ないつもり)会社側が詰んでいるといってもいい今回の裁判ですが、はたしてどのような第一回口頭弁論の答弁書を送ってくるかとても気になります。
ちなみに、ちょいと調べたら裁判の答弁書はどの会社も嘘だらけで、嘘が当たり前とのこと。そして、その嘘に対する虚偽の罰則はないそうで、その嘘に対する反論の証拠がなければ裁判に負けるということもあるそうです。なんか、怖い話ですね。
が、しかし今回の訴訟は自分から出してきた見解書や、残っているメールのやりとりでガッチガチに証拠があるわけですし、労働基準監督署への相談記録も全て残っているわけです。
嘘の答弁書なんて出そうものなら、こちらから出した証拠に弾かれて嘘だって明らかにわかるでしょう。
今後の予定はどうなるの?会社も嫌な動きが…
訴状提出後は、訴状と証拠類を裁判所が精査して、それから第一回口頭弁論の期日を書いた書類を会社宛に送るようです。
その書類を送るまでが、早くて一週間。遅くて2~3週間が一般的で、コロナ禍で遅れたりするのかな?といったところ。
それから一ヶ月後くらいの期日で第一回口頭弁論が行われるので、早くても4~5月かなといったところです。
うん。遅ッ!!
いやはや、色々と調べてわかってはいましたが現実時間でこれを待っている状況というのは、なかなかに待たせる感が強いです。
裁判も一ヶ月毎くらいでゆっくり、ゆっくりと互いの主張を聞くようで決着に一年かかるのが普通とか。
うわぁ……心情としては早く辞めたいのに和解条件に会社都合を設定しているから辞められないという何というもやもや感。
そして、会社もまた嫌な動きが入ってきました。
なんと! 四月から! パワハラ・セクハラ常習犯が部長になってしまいました。
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そう、この記事のパワハラ野郎です。
社長バカじゃないの!!
……いや、すみません。バカでした。しかし、ここまでの底抜けのバカだとは想定外でした。
これが凄いことに、発表された直後から全社からクレームの嵐のお便りが届いているそうで、さらには退職願いを出した人まで。
ある意味、凄い影響力です!!
でもあのバカシャチョさんですから、自分のメンツが大事でしょうに撤回はしないんじゃないですかね。
で、
話はそれだけでは終わりません。先日、挨拶にやっていたのですが、
「会社ともめたのにいつまでも辞めずに残っているあなたの扱いに多くの人が困っている。どういうつもりでいるのか?」
とバカ社長に言われたのか、おっしゃってくれやがりました。
裁判するって言っただろ!!退職願い書いてないのに勝手に辞める方向で話をすんな!!
とオブラード一枚くらい挟んで言ってやりました。退職勧奨じゃねーか!
まあ、辞めるのは確定なんですが先に伝えたように和解条件の一つに『会社都合退職』を入れており、これは無能社長の自己都合退職してもらう~というくだりに対する皮肉を込めているので絶対に変更はありません。
これを妥協するくらいなら『判決』までやり遂げるつもりです。
前回、不利益変更に対して差額を払え!雇用契約書を差し替えろというお手紙を書き、その簡易書留が届きました。まあ、社労士がアホなのですが会社側も色々と悪質度が今回も高まった反応をした記事となっております。ということで、会社の反応[…]
まあ、どうせ突っぱねてわけわからない嘘だらけのトンチンカンな答弁書を返してくるんでしょうが、はてさてどうなるのかな~って感じで逆に楽しくなってきました。
ここからは会社がバカなことしなければ裁判まで何もないでしょう。
次この続きを書けるのはいつのことやらといった感じで今回の訴状提出でした。
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まとめ
さて、ついに訴状を提出しました。
多方面で恐ろしい悪手を続ける会社。やはり脳がない人間が上に立つとこうやって徐々に崩壊していっちゃうんですね。
幸い管理人は退職後の方向は決めているのでいいですが、巻き込まれる人たちはたまったものではないでしょうね。
本記事が誰かの参考になれば幸いです。