電卓の『M+』と『M-』機能ってなに?計算機の知られていない機能

電卓という便利な計算機ができてから50年以上が過ぎ、スマートフォンやパソコンなどどこにでも電卓機能があってどこでも計算が簡単にできるようになりました。

しかし、よくよく見ると上の方に『M+』や『M-』といったボタンがあります。

押してもよくわからな謎機能と思っている人も多いかと思いますが、案外これは便利な機能となります。

あくまで雑学の一環として、今回はそんな電卓の『M+』と『M-』の機能について解説をしていきたいと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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電卓の『M+』と『M-』はどういう機能なの?

電卓と言えば、おそらく子供の頃から暗算ができない数字になると便利に使い、大人になっても仕事などで計算をしなければならないときに使う、いまやなくてはならない便利道具の一つではないでしょうか。

こだわらなければ安く手に入るし、なければないでスマートフォンやパソコンなどにそもそも機能として入っているので、非常にありがたいですよね。

さて、一般的に計算機として使われるキーは、数字と『+』『-』『×』『÷』と『=』であとは、ACやCといたクリアボタンとたまに『%』を使用するというのがほとんどかと思います。

なので、このあたりのキーさえ使えればいいと機能を最低限にしている電卓も多く存在します。

まあ、通常の生活において『√(ルート)』を使うことはまずないのかなと思いますが、不思議とこれは大体の電卓についている機能です。

確かに√の計算は小学生の頃に習うものですので、一括で簡単に答えがでるのは楽と言えば楽ですが使いどころは……ないですね。ほとんどの場合において。

しかし、ちょっとした機能をもった電卓にはもっと不思議なキーが存在します。

それが、『M+』『M-』と『MRC』あるいは『MR』というキーです。電卓の表記によっては『RM/CM』となっていることもありますね。

キーとしてはあるけど、よくわからない機能なので使っていないという人がおそらく大半ではないかと思いますが、これはどのような機能を意味することなのでしょうか?

結論からいえば、

「メモリー機能」

となります。つまり、計算したものを記憶しておいて、その記憶分をさらに足したりひいたりすることができる機能がこの『M+』や『M-』の機能なのです。

 

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結局電卓のメモリーってどう使うものなの?

電卓をもつ女性

さて、メモリー機能ということがわかったという人が次に出てくる疑問と言うのは、

「一体どんなときに使うの?」

といった素朴な疑問ですよね。

では、身近なもので例えてみましょう。

たとえば、キュウリ 32円を5本 大根 128円を2本 人参 96円を3本 買うとしましょう。

端数の金額の為、さっと単純計算で合計額を頭の中で計算するのは難しいのでレジがない、あるいは使えない状態ではやはり電卓の出番でしょう。

計算機で計算をすると、

「32×5」「128×2」「96×3」

を個別計算してメモをしておいて、後で合計額を合算するか、

「32+32+32+32+32+128+128+96+96+96」

といった非常に面倒くさい計算をする必要がでてきてしまいます。そして、これだけの計算をするとなると打ち間違いの元にもなってしまいます。

時間もかかるし、こんなことをいちいちお客さんの前でやっていられません。

そこで『M+』と『M-』の機能がでてくるのです。

このメモリー機能は計算した結果をプラスしたりマイナスしたりできるという機能となり、たとえば「32×5」を計算後に一度『M+』を押せば、計算結果の160円がメモリーにプラスされます。

次いで「128×2」と計算して『M+』を押し、続けて「96×3」を計算して『M+』を押すことで、メモリー内部では最初の160円に256円、288円が自動的にプラスされていくわけです。

もし間違えたときは、その数字を『M-』にて引くことができます。

そして、計算結果を呼び出したい時は『MR』『MRC』『RM/CM』と表記されているいずれかのキーを押すことで、合計額が算出されて計算結果として表示されるのです。

このあたりは、使いこなせるようになると非常に便利な機能ですので覚えておいて損はないかと思います。

難しいことではないので電卓が近くにあれば、何度か適当に試してみるといいでしょう。

ただ確かに、現代日本ではどこのスーパーでもバーコードを使って簡単にできますし、そもそも電卓を使って計算する機会が減っているので、そんなメモリー機能が必要かどうかという考えもあるでしょう。

ですが、いまだに経理の世界では請求明細などの付け合わせ計算で誤差があれば電卓で一個ずつ計算して見直したりしているので、やはりすべての機能が使いこなせていた方が仕事としても便利です。

まあ、もちろん考え方によっては様々な場面で利用できるでしょうし使う場面がなければ特に無理に使う必要もありません。

なので、いまは使わないからといって知らないままにしておくよりは、あくまでひとつの知識として覚えておくと、もしもの時や他人に尋ねられた時に便利です。

 

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まとめ

さて、計算機のメモリー機能についてをまとめさせていただきました。

この機能、案外知られていないもので不思議に思っている人は少なくないようです。が、意外と覚えておくと使える場面が少ないですがあったりします。

無理に覚えておく必要はありませんが、覚えておくと便利な知識であることは間違いないかと思います。

本記事が参考になれば幸いです。