ビタミンとはどんな栄養素?不足すると身体機能にも影響が!

風邪をひいたらビタミンを摂りなさいなどよく言われると思います。

しかし、このビタミンですがひとえに『ビタミン』といっても多くの種類があり、それぞれに効果が違うことをご存じでしょうか?

本記事ではそんなビタミンについて解説をしていこうと思います。

他の五大栄養素記事は下記です。

・タンパク質は健康の為の栄養素として必須!なぜ必要なのか解説!

・糖質と食物繊維は分類は同じ?炭水化物のエネルギーと整腸の栄養素!

・脂質は太りやすい不調の原因!でも、少量なら体の重要な栄養素!

・ミネラルとはどんな栄養素?不足しがちだからバランスよく摂取を!

 

ビタミンとは?毎日の食事で摂取することが大事!

果物や野菜類によく含まれているとされている、ビタミンという栄養素ですが「風邪をひいたときにいい」とか「免疫力があがる」とかそういったことをよく聞くかと思います。

しかし、その実態としてビタミンというもののカテゴリーの中の、どのようなものがどのような作用をするかというのを知っている人は少ないかと思います。

ビタミンというのは4種類の脂溶性ビタミンと9種類の水溶性ビタミンに分けられます。

その合計13種類のビタミンが、血管や粘膜、皮膚や骨など全身のあらゆるところで、あらゆる機能を正常に働かせる為に使われる栄養素なのです。

どのビタミンを摂ればいいというわけではなく、普段の生活で必須となる量は少量で問題はないのですがそれぞれが身体のあらゆる機能に作用します。

健康を保つ為にそれぞれが役割があり、かつ体内でほとんど生成されるものではない為に食事による摂取が必要となります。

ですので、毎日の食事で一定量を摂り、また吸収しやすい料理にすることで健康的な食生活へと繋がっていきます。

 

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脂溶性ビタミンの種類と解説

リンゴの画像

さて、先ほど脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンというカテゴリーの話をしましたが、この脂溶性ビタミンについてまずはどんな種類があり、どのような作用をするのかを解説していきましょう。

・ビタミンA

免疫力増強に効果のある働きをします。ですので、風邪の時などに効果的です。

そして、他にもこの栄養素は粘膜や皮膚も正常に保つ働きもあるんです。

ニンジンなどの食材に多く含まれるものです。

・ビタミンD

主に骨づくりに作用するカルシウムの吸収を促す効果があります。

しいたけなどに多く含まれるものです。

・ビタミンE

抗酸化作用によって、細胞を守り、全身の血流の改善に効果があります。

カボチャなどに多く含まれるものです。

・ビタミンK

血液の凝固や抑制、カルシウムが骨へと沈着するのを助けるのに作用する効果があります。

モロヘイヤなどに多く含まれるものです。

 

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水溶性ビタミンの種類と解説

牛肉ステーキ

続けて水溶性ビタミンです。こちらの方が種類が多く、さまざまなからだにいい影響を及ぼす効果があります。

・ビタミンB1

糖質がエネルギーに変換するのを助けて、体の疲労物質が溜まるのを防ぐ効果があります。

豚肉などに多く含まれるものです。

・ビタミンB2

エネルギーの代謝や、皮膚や毛髪などの新陳代謝を促す効果があります。

納豆などに多く含まれるものです。

・ナイアシン

糖質や脂質、タンパク質などを体のエネルギーに変換するのを助ける効果があります。

たらこなどに多く含まれるものです。

・ビタミンB6

タンパク質の代謝に働き、皮膚や粘膜、髪の毛の健康を保つ効果があります。

にんにくなどに多く含まれるものです。

・ビタミンB12

赤血球の生成にはたらき、貧血予防にも期待できる効果があります。

あさりなどに多く含まれるものです。

・葉酸

赤血球の生成にも関わってきて、細胞の遺伝情報の構成にも役に立つ効果があります。

えだまめなどに多く含まれるものです。

・パントテン酸

糖質や脂質のエネルギー代謝、それとホルモンの生成に関わる効果があります。

えりんぎなどに多く含まれるものです。

・ビオチン

糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わり、皮膚の健康を維持する効果があります。

らっかせいなどに多く含まれるものです。

・ビタミンC

皮膚や血管、筋肉づくりに関わり、免疫力の増強に関わるはたらく効果があります。

レモンなどに多く含まれるものです。

 

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ビタミンの効果的な食べ合わせ方法

フード詰め合わせ

ビタミンを含んだ食材と食べ合わせることで、その効果をあげるという食べ合わせがあります。

そのいくつかをご紹介致しましょう。

・骨を丈夫にする効果!(干ししいたけ+こまつな)

干ししいたけに含まれるビタミンDは、こまつなに含まれるカルシウムの吸収を高める効果があります。

つまり、骨を丈夫にすることができるんです。

・細胞を丈夫にする効果!(かぼちゃ+豚肉)

かぼちゃに含まれるビタミンA(βカロテン)は細胞を丈夫にし、豚肉のタンパク質は細胞をつくることができるので、食べ合わせとして効果的です。

・血流を改善する効果!(あさり+ブロッコリー)

あさりに含まれるビタミン12は、赤血球の生成に関わり、さらには血流の改善にも効果的な鉄も含まれます。

ブロッコリーに含まれるビタミンCは鉄の吸収を高める効果がある為、一緒に食べるとより効果的になります。

・免疫力増強効果!(豚肉+キャベツ)

豚肉に含まれるビタミンB1は疲労をやわらげる効果があり、キャベツはビタミンCが含まれているので細胞を丈夫にします。

これを組み合わせると、相乗効果で免疫力の増強効果が見込めるのです。

 

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まとめ

さて、ビタミンについてまとめてみました。

風邪をひいたらビタミンを摂りなさいとよくいわれるように、免疫力の向上に効果的な作用をおよぼすのが多く、エネルギーよりも細胞を丈夫にするものが多いのかと思います。

血管・粘膜・骨・皮膚などに必要な栄養素ですので、毎日少しずつでも摂っていきたい栄養素ですね。

本記事が参考になれば幸いです。