書類選考で不採用とされるのはこんな書類!転職で気を付けるべきこと

転職活動では履歴書や職務経歴書などを提出して、書類選考というものをまずする会社が多いかと思います。

これに関しては、まず大量にいる面接希望者に全員面接をしてしまうといくら時間があっても足りないのでふるいにかけて厳選した人だけを面接するという効率化がとられています。

しかし、まだ若いのに、資格は色々ともっているのに……そんな条件の人がいつも書類選考で落とされている、なぜだろう?と疑問に持っている人もいるのではないでしょうか。

今回は、こんな書類を提出すると書類選考で落とされるということでまとめていこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

ちょっとここだけ(20代の転職を考えている人向け)

転職を一番考えるのは20代かと思います。

会社というものは入社してみないと良し悪しなんてわからないもの。

自身に合わない、ついていけないと思っていたら若いうちに転職して落ちつける会社を見つけましょう。

特に20代であることは大きな武器となり、経験なんてなくても多少のことならマイナスにはなりません。

かといって、様々な年代の人が転職活動をする主戦場で戦うのも不安ですよね。

だから、若年層特化の転職サイトを利用してみませんか?

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書かれた文書には『心』がのる!適当ではNGな理由とは

履歴書

 

不思議なことに、一次面接になってからが本番、書類選考に本気出す必要はない。と思っている人がいるようです。

確かに面接対策だけを徹底して勉強して、書類なんて適当でいいから通った企業にだけ本気を出そうという考えの人も少なくはありません。

 

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しかし残念ながらそのような考えの人は書類選考を通るのはなかなか難しいかもしれません。

わかる人もいるかもしれませんが、文書というものはその人の『心』がのるものです。どのような感情、気持ちで書いたかは読み手によってはすぐに察することができるもの。

というのも、適当な気持ちで書いたものは視野が狭く必然的に語彙能力も失われてしまうもので、その内容も文書も上辺だけの表面的な感じになってしまっているのです。

たとえば志望動機に、

「御社の企業理念に共感を得ました」

と書かれたとしますが、これでは読む方としては何のこっちゃです。

おそらくwebサイトから取り出した言葉を使って文字数を増やしているだけだろう、と見透かされてしまいます。

むしろ、どの会社でも使いまわせる軽い言葉と思われてしまうのが関の山で、適当に済ませようと思っている人はこのように具体性のない表面的な文書になりがちです。

同じwebサイトから情報を引用するのであれば、

「御社の〇〇という製品に興味があり、調べたら△△に使われているということもわかって、前社の経験より~」

といった具体的かつストーリーにした方が「ちゃんと調べている」と好まれるでしょう。

このように自身の『心』をのせた文書にしないと不採用書類になってしまう可能性は高くなってしまいます。

会社を辞めてから転職活動をしている人でしたら時間があるのでいいでしょうが、働きながらだとなかなか書類に時間を取ることができないかもしれません。

しかし、相手の会社にとってはそんなことは関係ありませんので、書類選考だからと甘く見ない方がいいでしょう。

 

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書類選考で一発NGな書類とは?

試験を受ける女性

さて、実は文書の内容といった要因も強くありますが書類選考において致命的なことが2点あります。それは、

  • ビジネスマナーがそもそもなっていない
  • 読みにくく、分かりにくい文書

ということです。それでは詳しく解説をしていきましょう。

 

・ビジネスマナーがそもそもなっていない

提出する履歴書や職務経歴書が汚れていたり、文字に丁寧さが感じられない走り書きだったり、最低限の文書マナーがなかったりするものは最初からはじかれます。

当たり前ですよね、転職という人生を左右する大事な場面で雑なことをするような人は落ちて当然です。

つまり、仕事への取り組みも相応に適当にやってしまおうという人物であると思われ、最初から選考対象外として扱われるのです。

 

・読みにくく、分かりにくい文書

たとえば文字が小さく、しかしビッシリと長文で書かれていたら読む気になりますでしょうか?

とくに大手企業が募集をした場合は何十、何百という選考書類が届きます。ひょっとしたら何千レベルにも到達するかもしれません。

わざわざちゃんと読んでくれる人もいるでしょうが、そのひとりの為に時間をとってくれない人もいます。

これで中身のない駄文だったり、整理されていないものですと読んでいる途中でNG対象となり、選考からはずされます。

そもそも、相手に簡潔に・要点だけを伝えられる能力がないと思われてしまうでしょう。

 

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他にもある!一次面接までいかない書類選考の理由

女性面接

ビジネスマナーと要点を簡潔にまとめた文書、これはビジネスの場において相手に礼儀をもって意図を伝えるという能力として見られるポイントなので非常に大事なことです。

ですがこれはあくまで最低限のことで、できて当たり前。

これができて、はじめて選考対象として審査がされると思った方がいいかと思います。

とはいえ、審査がされるとしても数いるライバル達をまずは超えなければ一次面接にすらたどり着くのは困難で、うまくいくかは本人の経歴や熱意をどれだけ書類にのせられるかによるところでしょう。

しかし、一発NGとはいかないまでもマイナスになってしまうことは他にもいくつもあります。

ここでは参考までに、いくつか気を付けるべきポイントをあげていきたいと思います。

 

・専門用語を使っていないか?

同業他社であれば、専門用語を使っても相手はそれを理解してくれる可能性は高いでしょうが、異業種だとどうでしょうか?

たとえば、当ブログの以下のような記事で『オープンコレクタ』というものを解説しています。

 

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電機業界では当たり前の知識ですが、はたしてこれが食品関連事業で通用するでしょうか?しないですよね?

仮に、

「リレーを入れる場所がないのでオープンコレクタに変えるという発想転換で対応しました。このような発想力でお役に立てるのではないかと思います

と説明されても素人には何の話をしているのかすらわかりません。

まあ、この場合はそもそも異業種でこの発想転換が何の役に立つの?と思われることも加味すると、より意味がわかりませんが、案外こういった自分の知識を自慢のようにひけらかして書く人はいます。

むしろ、相手に対しての配慮がない人とマイナスをつけられる可能性が高いでしょう。

専門用語を入れるような文書であれば、相手が理解できる簡単な説明を書くか、あるいは誰でもわかるような書き方にそもそも換えてしまう方が無難でしょう。

 

・誤字・脱字などが多い

どのような業種でも、正社員ともなると報告書や契約書類などを書くような場面は必ず出てくるものです。

にもかかわらず、書類選考の段階ですでに誤字・脱字が多い場合は見直しをしない適当な人間という烙印を押されてしまう可能性が高いです。

なるほど、確かに人間であれば間違いもするしミスもします。ですので一か所や二か所であれば許容範囲でスルーされる程度のものでしょう。

それが多くあるということは、慎重に身を入れて大事な書類をかいていないということからマイナス評価は当然といえるかと思います。

 

・中身がない、空欄が多い

一行だけの箇所、空欄ばかりが目立つ履歴書などはそもそもヤル気を疑われます。

先にもお伝えしたように、文書には『心』がのるものですが、そもそも書いてすらいないとなると会社に対しての熱意がまったく感じられなくなります。

そのような人と会って面接をしたいと思うでしょうか?多くの人はしたくないと答えると思います。

特に『志望動機』や『自己PR』の欄は重要で、ここがスカスカの状態であると最初から選考対象外になってしまう可能性があります。

どうしても、ただ言われたから書類を出した感がつよくなってしまうので、応募書類はしっかりと時間をかけて練り込むべきでしょう。

 

・守秘義務に違反することを書く

意外とやってしまいがちなのがコレです。

いままで就業してきた会社の実績や自分がやってきたことを細かく書こうと思うばかりに、本来外部に漏らしてはいけないようなプロジェクト名や開発中の具体的な商品名をあげてしまうことなどですね。

こんなのを書いてしまえば、そもそもモラルやリスクマネジメント能力の無い口の緩い人間であると思われてしまうでしょう。

そんな人を会社に入れてしまい、他所にベラベラと会社の重要な情報を喋られてしまったらと思うと怖いですよね。

とはいえ、それが自分のもっともPRするべき点であれば、どこまで開示していいのか精査する必要はあるかと思われます。

 

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まとめ

さて、書類選考のNGについてまとめてみました。

書類選考は一番最初にその人が見られるいわば『第一印象』を形成する大事な部分となります。

ここで適当なことをしてしまうような人間は、そもそも採用に値しないとされてしまうので、仮に忙しい最中につくる書類だとしても手抜きはすぐに見抜かれるのでいけません。

特に狙っている企業であれば、精魂込めて書くくらいの勢いが必要なのではないでしょうか。

本記事が参考になれば幸いです。