初対面の人と会う時に「この人は優しそうだ」とか「この人はキツそうだ」といったことが第一印象として不思議と感じ取ることができます。
話し方や表情などから相手のタイプを想像するものですが、そこにはやはり『体型』も何となく関わってくるのではないでしょうか?
今回は、心理学の観点より体型による性格の傾向の違いについて話をしていきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
太っている人はおおらか?痩せている人は神経質?筋肉質はよくキレる?
ぼんやりと相手の体型を太っている人、痩せている人、筋肉質な人と3人を横並びで想像してそれぞれどのような性格をあてはめるでしょうか?
おそらく多くの人が、
- 太っている人はおおらかそう
- 痩せている人は神経質そう
- 筋肉質の人は体育会系ですぐキれそう
といった印象を受けるという人が多いのではないでしょうか?
このあたり、ただの第一印象でしかないのですが心理学の面からも外見と性格に関わりはあるのかどうかを研究しています。
結果として、外見と性格には深くかかわりがあるという結果が出ており、体型だけで必ずしもそうとはいえないまでも、あながち的外れな印象ではないようです。
ちなみに有名な研究者としては、ドイツの精神医学者であるクレッチマーの体型別性格分類法ということで、3つのタイプにわけました。
①肥満型(循環気質)
人柄としては、
- 社交的
- 明るいおおらか
- 親しみやすい
といったポジティブな面が見受けられます。一方で、
- 感情にムラがある
- 小さなことにクヨクヨする
といった、精神的に弱いネガティブな面もあるようです。
②やせ型(分裂気質)
人柄としては、
- 物静か
- 洞察力がある
- 理解力が高め
といったポジティブな面が見受けられます。一方で、
- 非社交的
- 繊細
といった、自分の世界にこもることや神経質といった面があるようです。
③筋肉型(粘着気質)
人柄としては、
- 正義感が強い
- まじめ
- 粘り強い
といったポジティブな面が見受けられます。一方で、
- 話がまわりくどい
- 融通がきかず、自分の正義で行動する
といった、自信家で自分の正義と合わなければキレて他人とぶつかることもあるようです。
あくまで体型からくる性格といった心理学ではありますが、身近な人の性格と体型を想像していかがでしょうか?
意外と当たらずとも遠からずといったところを突いているのではないかと思います。
怒り方も違う?体型による怒り方の違い
3つのタイプの性格の傾向の違いについてみてきましたが、筋肉質の人は自分の正義を持っていていかにもキレやすそうない印象ですね。
実は怒り方の面でも、体型の違いによって特徴があるということなのです。
ひょっとしたら「ああ、確かに」と思う部分があるかもしれませんので、身近な人を想像しながらあてはめていくと面白いかもしれません。
①肥満型
肥満型の人は、社交的で親しみやすい。つまり、温厚な性格の人が多いです。
ですので、相手の問題や言っていることを受け止めてくれてかつ、余程のことがなければ「どんまい」の一言で終わってしまいます。
とはいっても、キレないわけではないのでちょっとやそっとを超えてしまうと当たり前ですが怒ります。
普段やさしい人が怒るとそのギャップで凄く怖く感じてしまうこともあるでしょう。
だから、普段大人しい人を怒らせると怖いといわれているのかもしれませんね。
②やせ型
やせ型の人は普段は物静かですが、神経質なタイプです。つまり、淡々と機械のように作業をこなす人が多いです。
ということはどういうことかというと、自分の考えで独断的に作業を進めてしまうこともあり、基本的に自分で全て完結させてしまいます。
ですので、ここに他人が介入して足を引っ張ったりミスをするようなことがあると、比較的感情的にではなく静かにキレて、心をえぐるような発言を始めてしがいがちです。
言い訳もさせず、徹底的に理詰めしたうえに相手を批判してくるので怒らせると厄介なタイプといえるかもしれませんね。
③筋肉型
筋肉型はまじめで正義感も強いタイプです。つまり、自分の正義に即した行動をする人が多いです。
いわゆる体育会系で、とにかく『上』が決めたルールにしたがったりと真っすぐな性格ではありますが、キレると怖いのがこのタイプ。
何せ、曲がったことが嫌いで融通が利かない為に、自分の正義から外れたら激しく怒りだすうえ、しつこく叱りだすことも。
体育会系はサバサバしているという風潮がありますが、それは喧嘩後に素直に相手が謝ってきたときで、お互いの中のルールや正義が違う場合は反発しあったままになってしまうでしょう。
ここまであげたのは、あくまで一般的な心理上の傾向ですので個人差はあります。
しかし、あてはまる部分が多い人がいるというのもあるかと思います。
まとめ
さて、体型による性格の違いについてまとめてみました。
心理学といっても、人によって個人差がありますので一概には言えないところもあるでしょうが、初対面の相手などで相手の性格を掴む手探り状態のときには役に立つものかと思います。
あくまで『傾向』ということで見ておくと、すぐに気を許していい相手とそうでない相手を頭の中でわけることができるかもしれませんね。
本記事が誰かの参考になれば幸いです。