仕事中こんなヤツがうざい!メーカーの厄介客からの電話事例

世の中には大勢の人間がいて、その性格も千差万別です。個人なら変なのから電話かかってきたら即座に切ればいいだけですが、会社ではそうはいきませんよね。

どこにでも厄介な人間はいるもので、仕事で電話を取っていると社内・社外問わずによく遭遇するものです。特に消費者が相手ですとその数は半端ありません。

逆に消費者を直接相手にしていない会社対会社では比較的少ないものの、年に何回かは遭遇します。

そんな、過去に管理人が所属していたさるメーカーにかかってきた厄介な人達を5例紹介します。

不特定多数の個人消費者を相手するよりかはマシな例ですが、まあこんなこともあるよと読み物として読んでいただければと思います。

 

ちょっとここだけ(20代の転職を考えている人向け)

転職を一番考えるのは20代かと思います。

会社というものは入社してみないと良し悪しなんてわからないもの。

自身に合わない、ついていけないと思っていたら若いうちに転職して落ちつける会社を見つけましょう。

特に20代であることは大きな武器となり、経験なんてなくても多少のことならマイナスにはなりません。

かといって、様々な年代の人が転職活動をする主戦場で戦うのも不安ですよね。

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仕事中の電話、厄介事例その①

プルルルルル……。

「はい、〇〇です」

「あのさ、おたく〇〇って会社に〇×って製品出しているよね?」

いきなりため口。会社名も名乗らず、礼儀なんて欠片もなさそう。ああ、ハズレだなと思う。

「はあ、そうですね。〇×は〇〇さん向けにお出ししているものですが」

ちなみに〇×というのは特注品で開発費をいただいて〇〇という会社向けに製作しているものです。

いわゆるOEM品というものです。

「それ、〇〇の社長さんと知り合いだからうちに同じ価格で入れて」

「はい?申し訳ありませんが、他のお客様に向けてお出しすることはできませんが……」

通常、OEM品はOEM先の他社名で作っているものであり、しかも開発費をいただいているのでその仕様も守秘義務。販売もOEM先にしか販売できません。

「だから、社長と知り合いで話通しておくから」

「でしたら、社長さんから同価格で買われてはいかがですか?」

「はあっ!?それができねーから頼んでるんじゃねーかよ」

いやいや、知り合いじゃないのかよ。

「申し訳ありませんが、開発費等をいただいて製作しているものですので規則上、他のお客様にお出しすることはできないんです」

「だから、話通すって言っているだろ!」

見事な逆ギレに、話のループです。

結局のところ、単に安く買おうと姑息なことを考えたおそらく知り合いでも何でもないどこかの会社のおっさんでした。

よくそれで通ると思ったな……と思う電話です。礼儀から何から何まで社会人として何もできていないおっさんでした。似通った電話もたまにあるので意外といるんです、こんな人。

 

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仕事中の電話、厄介事例その②

プルルルル……。

「はい、〇〇です」

「〇〇というお店なんですけど」

「はい、お世話になっております」

店というと、操作の仕方とか使い方の問い合わせかな?

装置の一部の操作部品を扱っているメーカーなので、たまにこういう問い合わせがくるんです。

「鉄板温まらないからすぐきてよ」

「はいっ?鉄板?当社、鉄板のメーカーではありませんが……」

メーカーとはいえ、あくまで操作部の一つを販売しているだけのメーカーです。車でいえば、ブレーキを販売しているだけの位置づけです。

車が動かないからって、ユーザーから直接ブレーキメーカーに連絡はまず来ないですよね。それと同じなのですが……。

「いや、だってここにお宅の会社名書いてありますよね」

若い兄ちゃんっぽいから、敬語とため口が入り混じります。まあ、物を知らないんだと解釈することに。

「そうですね、その部品自体は当社のものですが、装置メーカーさんじゃないと鉄板が温まらない理由まではわかりかねます」

「だから来て見て欲しいんですよ。あと一時間で開店だからそれまでに直してください」

なに?片道一時間の場所に即座に行って、しかも直せと?原因がわからないのに装置メーカーでもそんなの無理ですわ。

「いえ、当社はあくまで部品を一つ入れているだけのメーカーですので装置全体のことはわからないんです。装置メーカーさんじゃないと対応できないかと思います」

「ええっ?同じ業界だからわかるでしょう」

わかるかっ!!

中学校の体育教師にいきなり大学の数学講師をやれと言っているのと同じことですよ!

結局、無理!で通しましたが、百歩譲って知らないのは仕方ありません。でも、ゴネれば何とかなると思ったのでしょうか?

たぶん、見に行っていたらおんぶにだっこで最後まで面倒を見させられていたでしょう。

 

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仕事中の電話、厄介事例その③

プルルルル……。

「はい、〇〇です」

「〇〇という会社ですが」

「はい、お世話になっております」

まあ、まともそうなおっさんの声。いつも通りの対応で問題ないな。

「御社の〇△っての昨日買ったんですが、壊れているみたいだから見に来て欲しいんですが。あと設定等も教えて欲しいんですが」

「はい。初期不良ということでしょうか?でしたら、お手数ですがご購入したルートでご依頼をいただければ……」

「いや、メルカリで中古を買ったんですが……」

はい、まともではありませんでした。

どうして自社に欠片の利益もない中古で買ったものの対応を無料で見に行かねばならんのか。中古ならメーカーの補償もなにもないのは当然です。

こういうことがあるし、仲介している利益などの関係などから販売側を勝手にはずさない為にもユーザーと直接やり取りがなければ購入ルート経由でお願いをしているのです。

「でしたら、出品者に壊れていると連絡をすれば……」

「いえ、出品者が御社に連絡をすれば全部補償対応してくれると……」

うん。かわいそうですが、騙されていますねこの人。壊れているものをメーカーにいえば修理等の対応がしてもらえると思って買ってしまったようです。

利益と引き換えにアフターサービスするのはメーカーとしてはある程度当然ですが、中古はメーカーでない販売者が利益を出すものであって、メーカーに利益はありません。

いわば、著者に利益がないのに中古本を買ってクレーム出したり、交換しろと言っているようなもの。

取説のダウンロードや電話での問い合わせ程度ならともかく、人を動かして見に行き、あまつさえ修理対応までするなんて論外です。

この人はまともで、しぶしぶ引き下がってくれましたが常識で考えたらわかることではないかなと思います。

 

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仕事中の電話、厄介事例その④

プルルルル……。

「はい、〇〇です」

「〇〇株式会社ですが」

ちょっとけだるそうなおばちゃんの声。

「はい、お世話になっています」

「この前頼んだ〇×を返品したいんですけど」

〇×とはユーザーの仕様に合わせて作った特注品。OEMみたいにお金はいただいていませんが、寸法とか打ち合わせてユーザーに合わせているので他の会社では使えないもの。

「いえ、〇×はお客様向けの一品一葉で作っている品物ですので返品はできないんです」

「前に使っていたものが見つかっていらなくなったんです。クーリングオフってヤツでお願いします」

クーリングオフは、調べたらわかりますが訪問販売など自分の意思を介さずに突然やってきた人などに買わされてしまった場合に適用されるものです。

ちゃんと寸法図面のやり取りまでして、自分たちの意思で「大至急!」と発注書を入れたこの会社には適用されません。

「いえ、通販でも訪問販売でもないのでクーリングオフ対象外です。打ち合わせを行っていますよね」

「知りませんよ、そんなの。返品できないと困るんです」

知らないじゃないんだよ!クーリングオフがなんたるかを知らない人間が魔法の言葉みたいに使うなよ!

結構多いんです。聞きかじっただけのクーリングオフって言葉を使えば返品できると思っている無知なひと。

「お客様の仕様に合わせて一品一葉で作っていますので、当社の方も困るんです」

「知りませんよ」

だんだんと丁寧だった言葉遣いが崩れていく。思い通り返品できないことにイライラしているのか知りませんが、発言が自分勝手すぎる。

そもそも、返品は通常販売側の好意で行われるものですので、拒否権は販売側にあります。困るといわれても困るんですよね。

「当社が仕様を間違えた際には承りますが、そうでもなければ返品は受けられかねます」

「なんでですか」

まあ、この後も納得しないでワーワーギャーギャー騒いでいましたが、自分側が損せず相手にそれを押し付ければいいという態度に呆れます。

押せばいけると思ったのでしょうか?

 

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仕事中の電話、厄介事例その⑤

プルルルル……。

「はい、〇〇です」

「あれ、〇×□じゃないですか?」

「いえ、〇〇という会社ですよ」

「すみません」

どこかのおばちゃんの声でガチャッと切れます。よくある間違い電話です。しかし、この日は違っていました。

プルルルル……。

「はい、〇〇です」

「えっと、〇×□じゃないんですよね?」

「はい、違っていますが……」

ガチャ

なんか言えよ。

プルルルル……。

「はい、〇〇です」

「〇×□じゃないなら、どこかけてるのよ?」

いや、知らないよ。あんたが電話番号間違えているんだろうが。

「いや、〇〇という会社ですが……」

「だから、〇×□の電話番号は何番?」

「知りませんが……」

「なんで知らないのよ!ここ、〇×□じゃないの?」

むしろ、なんでそっちが知らないんだよ。

「申し訳ありませんが、当社とは関係のない会社なので存じ上げませんが」

「だって、この電話番号で登録しているのだから間違えるはずないじゃない」

事実、間違えているんだよ。登録した電話番号が違うんだろうが!

「登録が間違えているんじゃないですか?」

「前にもこの番号で電話したから間違いない!」

いやいやいや、引っ越してきて数十年と経っているのに前に電話したもないだろうが。さらっと嘘つくんじゃない。ていうか、その嘘に意味あるのだろうか?

「とにかく、当社は〇×□という会社ではないですし、違う会社ですのでご確認をお願いします」

「もう、なんなのよ」

ガチャ

こっちがなんなのよ、と言いたいわ。

 

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まとめ

ということで、厄介な電話5個紹介させていただきました。

不思議なことに、こういう相手ってずうずうしかったり、なぜか自分の間違いを認めないで他人に押し付けよう、やらせようとする人たちばかりなんですよね。

返品を断ったら上司が出てきて威圧するようなこともされることがありました。会社相手のメーカーだからこんなもので済んでいますが、一般人相手の消費者センターなどやばいらしいです。

大半がまともな人間でも、こういう一部の特殊な人間のせいで電話が嫌になる人って多いんですよね。若い人ならともかく、中年以上の人はもう少し常識を身に着けてから社会に出て欲しいものです。

 

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