先入先出法とは?在庫管理の基本は古いものから出すこと!

荷物を管理するときに、どのような管理をしていますか?

雑に管理をしてしまいますと、残念ながら死蔵在庫が出てしまったり、トラブルの元です。

品物の管理の基本は先入先出法です。

今回は、先入先出法とはなんなのか?どうして大事なのかをご説明していこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

先入先出法とは?

倉庫

さて、社会に出て荷物の管理などを任されるようになると必ず出てくるのが『先入先出法(さきいれさきだしほう)』というものです。

まあ、特別難しいことはありません。単純に、

先に入った物を先に出す

といった文字通りそれだけです。

ですので、仮に後から入った物を先に出すのなら、後入先出法(あといれさきだしほう)というものになります。

とはいっても、後入先出法に関しては会計基準としては廃止となって使えなくなり、商品管理の面からもデメリットにしかなりませんので基本的にはほとんど使われていません。

もちろん、消費者側あるいは購入者側は新しいものを望む傾向にありますので、必ずそうしなさいというものでもなく先入先出法を優先としつつもケースバイケースといった運用方法が一般的でしょう。

 

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どうして先入先出法をわざわざしなければならないの?

疑問女性

さて、先入先出法を在庫管理の基本としてしなければいけない理由は、先に入った物を先に出すということから何となくぼんやりと想像はつくかと思いますが、理由をあげていきましょう。

まず一つに、決算時の棚卸の会計上の計算方法にあります。

とはいえこちらは経理上の会計担当者における数字上だけの限定的な話なので、ここではザックリとしかお話をしませんが、

たとえば、同じ商品で違う時期に納入した物が時価で上記①と②のように50円違うものを仕入れたとします。

仮に後から仕入れた②を先に出したとしても、同じ商品なので①を先に出したとみなされて棚卸時には後から入ってきた②で計算するのが会計上の先入先出法です。

一方で、一番多く使われるのが商品を扱う小売店や卸業者、メーカーではないかと思います。

そうですね、身近なところでスーパーの納豆で例えてみましょうか。

 

 納豆の賞味期限は大体10日くらいだとは思いますが、後から仕入れたものを面倒だからと次々に上に積んでいったら当然、下の方はなかなか売れないことになります。

にもかかわらず、さらに仕入れた物をどんどん上に積んでいけば下にある納豆はいずれ賞味期限が切れるか、販売ができないくらい賞味期限間近となってしまい、廃棄することになってしまいますよね。

それを防ぐためには、新しく仕入れた納豆を面倒でも下にもっていき、先に仕入れている納豆を上にもっていって並び変える必要があります。

すると、消費者側としてはできるだけ新しい新鮮なものを求める為に下や奥の方から取り出すような細かい人もいますが、特に賞味期限なんて見ずに上から取っていく人は古い在庫分から買って行ってくれることになります。

そうすることで、古い在庫と新しい在庫をうまく循環させて極力廃棄リスクを減らすのが一般的なスーパーなど商品を扱っているところのやり方であり、これが先入先出法となるのです。

たぶん、スーパーなどで商品を並べるときに奥に入れているのをみたことある人は多いのではないでしょうか。これはお店側がそういったルールを当たり前としてやっているからといえるでしょう。

これはスーパーなどの小売業に限らず、物流が商品を扱う時には基本的なことで、

このように、イレギュラーでもない限りは古い仕入分から売上て出荷するというのが通常です。

食品でなくても長く置いておけばそれだけ埃もかぶるし、汚れもついてしまうでしょう。

古くなればなるほど、売れなくなり長期在庫や廃棄リスクが高まってしまうので、届いた順に出すというのは理にかなった販売方法であり、これが先入先出法となるのです。

 

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まとめ

さて、先入先出法についてまとめてみました。

意外と若い人はこの先入先出法を知らないという人は多いのではないでしょうか。

どんなものも賞味期限が切れたり劣化をしたりと古いものは販売という機会損失をしてしまったりするものです。

一般的な販売の知識でもありますので、もし知らなかったという人は覚えておいた方がいいかと思います。

本記事が誰かの参考になれば幸いです。

 

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