公立高校と私立高校の違いとは?受験生は高校の種類を知ろう!

中学一年生ではさほど言われなくても、中学二年生くらいから徐々に言われ始め、三年生になると自覚ある人ほど必死になる高校受験。

ある意味で、自身の将来に関わる最初の分岐点といえるのかもしれません。しかし、なんとなく周りに流されて頑張らなければ!と考えて公立?私立?何が違うの?と根本的なところがわかっていなかったりしませんか?

ただ進学できればいい、と考えてはいけません。親への負担・環境への違いなど公立と私立では大違いなのです。

公立高校と私立高校、学校によって校風自体はさまざまではありますが違いとなるであろう点をまとめてみました。

本記事が、参考になれば幸いです。

 

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公立高校と私立高校の違い

さて、受験シーズンになると確定しなければならないのが、狙う高校です。自分の実力にあった先。自分がいつかなりたい職業へのステップアップの為など人それぞれに考えることは違うでしょう。

いい大学をでて官僚を目指したいのなら、進学校でしょうし、とりあえず将来が決まっていないから普通校、商売をやりたい!事務になりたいというのなら商業高校。工業で人工知能を作りたいとか物作りをしたければ、工業高校。農業で人の暮らしを守りたいというのなら農業高校など、それぞれ目的があるでしょう。

しかし、調べていると高校の名前の前に〇〇県公立高校や、私立〇〇高校といった名前に気が付くかと思います。

そう、実は同じ『高校』であっても、公立と私立ではまったく違うのです。もし私立中学を受験している人、あるいは私立中学に通っている友達がいるのならすでに分かっているかと思いますが、環境や学費といった面ではかなり違ってくるんです。

では、環境面は後回しにして親と家計に大きく関わってくるもの。学費の違いについてから解説しましょう。

【学費の違い】

2010年より高校授業料無償化・就学支援金支給制度というものができました。このことから、基本的に公立高校に通うだけなら実質お金をかけずに授業を受けられることになったのです。

勿論、諸経費など他に出る費用はありますが公立高校は一般的にお金がかからないで勉強ができるので、家計の負担は非常に楽な学校です。

一方で、いままでは高額だった2020年4月より私立高校も授業料の無償化となりました。勿論、所得の制限などもありますので受けられる人は限られますが、併願で私立になってしまったという裕福でない家庭であれば問題ないでしょう。

 

資料:文部科学省リーフレット※PDFファイルが開きます。

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つまり、公立も私立も同じ……と思いきや、残念ながら違います。あくまで、授業料が無償となっただけであり、一定の補助金の額が決まっているだけなので高校側が授業料としてそれを上回る金額を求めるのでしたら、必要になってきます。

私立高校っていのは、学校法人という名の民間の経営でいってみれば個人が営利目的で開業している高校であり、高い入学金が入学時に求められます。

さらに、学校に対しての寄付金がたびたび求められることがあるんです。スポーツに興味のない生徒にはいい迷惑ですが、どこかの部活が甲子園など全国に行こうものなら全員で応援しようと支援金を求められることもあります。

もちろん、あくまで任意の寄付ですし払いたくなければ払わなくて構わないですし、教師もいちいち誰が寄付をしたかなんて把握していないので、学校側から何かを言われることはおそらくそうそうないでしょう。

しかし、保護者側はまあ……多くの人がいるようで「寄付すらできない貧乏人は学校に来るな」という同調圧力をかけてくるような人もいるみたいです。

断固として払わない家庭も多いので、応じるかは人それぞれかと思いますが、公立高校に比べたら修学旅行などもお高い旅行になるので少なくても、お金がかかって親の負担になってしまうのは間違いないでしょう。

【環境的な違い】

さて、環境的な違いについては圧倒的に私立高校の方に軍配が上がるといって過言ではありません。公立高校はあくまで、都道府県や市などの税金で運営しているので、毎年計上された予算内でやりくりしています。

そう、仕事をしている人達が必死で働いて稼いで納められた税金ですので、高校生に必要以上に無駄な快適さを提供できる程に予算をつぎ込んだりはしません。つまり、普通に勉強ができる環境であればいいわけです。

では、私立はというと授業料の他に高額な入学金や寄付などを潤沢に使って勉強をする学生に対して良い環境を作ろうとします。

ゆえに、施設が綺麗であったり、そもそもその施設自体特殊なものを建てられたり、全教室に冷房完備であったりと快適さに関しては公立高校より余程そろっているでしょう。

もし、学校訪問などの機会があったら公立と私立を見比べてみてください。廊下や建物一つとっても、私立の方が綺麗なはずです。そうですね、公立高校は公立中学の学び舎がそのまま高校にスライド。私立はちょっとした綺麗な学習塾のようなイメージでしょうか。それくらい違います。

校風もまた、私立は生徒の自主性を重んじるような自由な風潮のところや、勉強・スポーツに力を入れているところ、付属高校ならそのまま大学まで一直線だったりと多種多様です。

家計の負担を第一に考えるのであれば、公立高校。親が私立でも問題ないと言ってくれているのなら、自身のスタイルに合った高校を選んでみるというのもいいかもしれませんね。

 

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併願受験ってなに?私立なんて受けたくないんだけど?

さて、受験シーズンに近づいてくると言われるようになってくるのが、「本命と併願を決めろ」ということです。

大抵この場合、公立高校を本命として、私立高校を数校併願校として受験するのが一般的です。私立高校の受験は早ければ12月にはおこなわれるので、私立高校を本命として受験する人は単願受験をする人が多いかと思います。勿論、併願受験する場合もありますので人それぞれです。

では、なぜ私立高校はお金がかかるから行きたくないのに、併願受験をしなければならないのでしょうか?

基本的に、併願校は本命が落ちた時の滑り止めとして機能します。本命が合格すれば蹴ってしまって構わないものですし、私立高校側も受験料や合格後の延滞金を取れること、入学者が発生する可能性があることから受け入れています。

「絶対に公立高校に行かなければならないんだけど」

という人はいるかと思いますが、そういう人も受けておくべきです。なぜなら、本命校の受験の練習になるというのが一つ。

そして、落ちた時に高校浪人なんてありえない話ではないでしょうか?正直、かなり恥ずかしい話です。

でも、毎年他人を見下すだけ見下しておいて受験失敗して併願校に行く人や、単願受験の結果二次募集でまったく人気のない遠くの微妙な偏差値の高校に通うことになる格好悪い人って結構いるんです。

どんなに格好悪くても、高校浪人するよりマシということなんでしょうね。

本命が落ちた以上、後は二次募集か併願校に行くかの選択肢しか残されていないので、天秤にかけるしかありませんが、ほとんどの人は将来を鑑みて実力に合って合格している併願校に通う選択を取ります。

だって、仮に二次募集で引っかかったとして興味のない高校の、興味のない学部に通ってどうするというのでしょうか?しかも、それが一生ついてまわる学歴になるのですから、お金がかかるならアルバイトをしてでも、自分で選んだ併願校に行った方がいいじゃないですか。

ですので、もしもの時の為にも併願校の受験というのはほぼ必須といっていいでしょう。

ちなみに、どうしても家にお金がなくて働かなければならない、というのであれば夜間高校や通信制の高校などもありますので選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。



 

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まとめ

さて、公立高校と私立高校の違いについてまとめてみました。

大きなところはお金かと思います。おそらく、親もそのように言ってできるだけ私立には通わせたくないという家も多いのではないでしょうか。

それぞれの家庭の事情もありますし、もし私立で問題ないというのならば選択肢は多く広がりより勉強のしやすい環境の高校を選ぶこともできるでしょう。

まさに人生の分岐路に立たされているのが中学生の受験というものですので、諦めずに最後まで乗り切って欲しいものです。

本記事が何らかのきっかけになるのでしたら幸いです。

 

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