庭や畑を利用して家庭菜園を始める!でも、思い立ったはいいけど、どこから手をつけていいのかわからないという人はいるのかと思います。
やろう!と思って実際に行動できる人って実は少ないのですが実際に新しいことを始めるのに準備が必要なのは当然ですね。
では、何からやればいいのか?簡単です。場所がなければ、場所から。そして次に道具を揃えなければ始まるものも何も始まりません。
だって、道具を揃えたらもう後に引けませんし何事も形から始めた方がテンションが上がるというものです。
ですので、これだけは揃えておきたい!という家庭菜園初心者の道具をご紹介しいていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
そもそも、場所の用意をしよう!
まずは何をおいても作物をつくる場所を確保しなければ話になりません。
家の中でも光の差し込む場所があれば小さなプランターで葉ものの野菜などを作れますが、ベランダがあればその広さに応じてプランターを並べることもできるでしょう。
最近では配置の工夫などをして狭いスペースでもなんとか趣味の範囲や家計の助けにと育てているそうです。
個人宅やマンションのオーナーが屋上でプランターを並べてカラフルなガーデンとしていることもあります。ですので規模は大なり小なりあるとしても、誰でも家庭菜園の場所は考え方しだいで始めることができるんです。
他にも、本格的にやってみたいというのでしたら畑を貸し出してくれるサービスがあるので、利用してみるといいかと思います。
やはり実際に畑で野菜を作った方が気分が出る!という人にはオススメです。
作りたいものを決めよう!種や苗の準備
作物をつくる場所が用意できたら、次に何を作るのか、何を作りたいのかを決めなければなりません。
とはいえ、家庭菜園では好きな時期に好きな野菜を育てるわけにはいきません。だって、季節によって種まきや苗を植える時期が決まっているので、違う時期のものや冬場に種を植えてもまっとうに育てるのは難しいです。
ですので、適期を見極めて土地の広さや考慮し、さらにいくつも作るのなら連作障害などにも気を付けてプランを練らなければなりません。
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ですので、場所の次に用意するのは野菜の種と苗です。
ちなみに、野菜の種類によって種からまくもの、苗を購入した方がいいものとさまざまあります。そして種にも有効期限というものがあり、古い種は使用しない方が無難です。
冷蔵庫などに保存するともちやすくなります。
【苗づくりの為に鉢やプランターを用意しておくのもアリ】
ベランダや屋上での家庭菜園用に用意する鉢やプランターですが、実はそれだけではなく苗づくりなどにも利用できます。
庭や畑がある場合でも、プランターなどを使って苗を育てて後ほど畑に移すというやり方もあります。
ただ、種から苗を作るのって意外と難しいものもあるので市販で販売されているものを購入した方が手軽で楽です。
計画を練って色々とやってみたいのであれば、苗づくりをプランターでやってみましょう。
プランターも大きさやデザイン性など多様にあるので選んでみると面白いかもしれませんね。
土づくりをしよう!堆肥や肥料を用意!
野菜づくりは土づくりからと言われています。作物は土から栄養を吸収して育っていくものですので、最初の土づくりと栄養となる肥料が必須です。
最近の野菜は栄養価が低いといわれていますが、大きな原因は作物をつくる前のその土づくりがしっかりとされていないのが原因です。化学肥料の使い過ぎですね。
いい土、いい栄養を与えることで栄養価の高い野菜を作ることができます。
その為にも、堆肥を施して土をふかふかにし、それぞれの野菜に適した肥料を与える必要があるんです。
市販の物を購入するのが簡単ですが、費用をかけない為に枯葉や不要な植物をちぎって1~2週間程度時間をかけて分解したり、生ゴミなどを利用したりと自分で作ったりできますので、色々と考えるのも楽しいかと面白いかと思います。
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畑づくりの必需品!畑を耕そう
畑を借りた場合や、土地が余っていて家庭菜園を作ろうと決意した場合、それぞれ元々畑だった場合とただの荒れ地になっている状態とそれぞれの状況によって用意するものが変わってきますが、基本的にはここからは力仕事です。
プランターでやるのなら小さなシャベル程度で済むでしょうが、それなりの広さの土壌なら耕していく必要があります。
ですので、必要かと思うのは下記ではないでしょうか。
【スコップ】
かたい土を掘り起こすのは平クワよりスコップを用意した方が力も入りやすいですし掘りやすいかと思います。
土を柔らかくしたり、根物の野菜を掘り起こすときにも使えるので、実はかなり便利に使えますので、持っていないのなら買って置くべきでしょう。
【平クワ】
畑づくりの基本。土を耕したり、畝(うね)をつくる為にはなくてはいけない必需品となります。
平たい鉄板状の平クワが使いやすいでしょう。長時間作業をしていると腰がやられますので、適度に休憩を取って作業しましょう。
【草かきや鎌】
雑則を手で引き抜くのはかなり手間がかかるものです。とくに広い土地であれば余計でしょう。
草かきや鎌といった道具を使えばひと引きで草をかきとることができますので、あると便利です。
【手袋】
畑で作業するときは、必ず何らかの作業用の手袋をしましょう。勿論、土いじりで手が汚れるのは当たり前ですが、手を切ったりすることが結構多いです。
ちょっと雑草を引き抜こうとしたら手が擦り切れて血だらけになってしまったというのもありますので、作業するときは軍手などしておきましょう。
【あると便利な道具 レーキ・立鎌ホー】
あくまであると便利程度ではありますが、レーキは刈り取った後の草の片づけや、畝(うね)をならしたりするのに便利です。
そして、立鎌ホーという道具も経ったまま草刈りをしたり、平クワの代わりに使えたりと持っていると便利な道具です。
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準備完了でいよいよ畑スタート!どんなものが必要?
土も作り、種をまいたり苗を植えたりとしてようやく畑がスタートしたらいいけど、はたしてどのような道具が必要なのでしょうか?
それぞれ必要なものをあげていきます。
【ジョウロ】
言わずと知れた、植物に水をあげる道具です。庭や畑の場合は自然環境にあるので雨も降るでしょうし、昼と夜の気温差や朝露などで濡れることもあるでしょう。だから土の湿り状況に応じて水やりの調整は必要です。
日照りが続いた時は、土も乾燥してしまうので水やりを忘れないようにしなければなりません。
ちなみに、ジョウロについている「ハスロ」の使い方をご存じでしょうか?
ハスロは水を噴水状にするものですが、上向きにすると水がやさしくかかるようになります。種や苗が小さなときはそうやってやさしくかけ、育ってきたらはずして葉にあたらないようまくのが基本となります。
ハスロを下に向ける時は、葉についた虫を洗い流したり、水で薄めた液肥を散布する時に使います。
【シャベルとハサミ】
苗の定植や葉もの野菜の掘り出し、果菜の収穫に切るのがシャベルとハサミです。
ちょっと簡単な土の整備や、切除する作業など他にもさまざまな場面で使えるので持っておくべきでしょう。
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【スプレー】
木酢液や防虫剤、液肥や軽く水あげをするなど多用途で使えるのがスプレーです。
勝手に育ってくれるものではなく、虫がついたり病気になったりするのが野菜です。気が付いたときにすぐに使えるよう、事前に準備をしておくべきでしょう。
【ネット】
大きさや網目のこまかさなどさまざまなサイズがありますが、使い分けると便利です。
防虫ネット、防鳥ネット、防風ネット、動物よけなど多くの用途で種類によって設置、使用します。
他にキュウリやトマトなどといった、つるが長く伸びる野菜を育てるのにはネットを設置して這わせて育てるといいでしょう。
【支柱】
ゴーヤ、ナス、キュウリなどといったつるが伸びて実が大きくなる野菜を栽培するには必要です。
株が倒れないようにしっかりと支柱を設置しておきましょう。
【ビニール紐、結束テープなど】
野菜の茎やつるなど、支柱に固定する為に使用する為にビニール紐や結束テープなど必要でしょう。
特にビニタイがあれば、ひねるだけで結べるので便利ではないかと思います。
【寒冷紗】
寒さの対策にかぶせておくと虫よけになって便利です。
もし寒い時期も育てようとしたり、気温が低く寒い年などに利用すると便利でしょう。
まとめ
さて、家庭菜園の道具についてまとめてみました。
こういった個人でやる作業において、事前準備というのはとても楽しいものです。ですので、多くの道具を見て選択して自分が使って楽しいと思えるものを買いましょう。
本記事が参考になれば幸いです。