自転車通勤を続けて5年、春・夏・秋・冬と季節が流れても毎日通勤に自転車を使い、片道20kmくらいは走っていると当たり前ですが汗をかきます。
特に汗をかくのは夏で、まさに滝のような汗をかいてボタボタと路上に顔の汗が落ちてコンクリートを濡らします。
さて、その一方で冬は寒いから汗をかかないのか……というと、意外とかなりかくものです。
むしろ夏と違って冷えに繋がることもありますので、今回はそんな冬の自転車通勤の汗対策について話をしていきたいと思います。
自転車通勤をしている方はお疲れ様です。まだ始めたばかりの人は思いのほか汗をかくということを知ったのではないかと思います。そう、自転車通勤は距離と時間、込める力に比例してとても汗をかくんです。体の機能の正常な反応ですので、汗をかくのは[…]
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冬の自転車通勤は意外と汗をかく!
会社に長距離自転車通勤をしていると春や秋はともかくとして、夏はとことん汗をかいて仕方がありません。
これはまあ、そういう季節だから当然といえば当然ですし着替えなどは必須といえるでしょう。さもないと汗でぐっしょりのまま、会社に入って仕事をしなければいけないばかりか冷房の冷たさに今度は体を必要以上に冷やしてしまうことになってしまいます。
一方で、冬場は寒いし汗をかかないと思っている自転車通勤初心者は多いかと思いますが、そんなことはありません。
たしかに、夏場と同じように薄着ならば比較的かきにくいかもしれませんが、冬場に薄着で風をきって自転車で走るなんて風邪をひきにいくようなものですよね。
ですので、着こみます。着こんで自転車を走らせると最初はかなり寒いですが10分ほどで体温が上がって温まってくるでしょう。
そこで会社に到着すれば問題ありません……が、長距離通勤で30分とか一時間くらい走る人はちょっと事情が変わってきます。
服を着こんだ状態では熱が発散して揮発する場所がなく、かといって体は自転車という有酸素運動をする為に動いてさらに熱を発生させているわけです。
この辺りは管理人の実体験でもあるのですが着こむ量にもよりますし、一生懸命に自転車をこぐ力にもよりますが、夏ほどではないにしても冬場も意外と汗をかいてしまうものだったりします。
そのまま会社に到着して着替えがない状態で仕事をすると汗で体も冷えてしまうし、実はその他にも風邪をひきやすい状態になってしまうので対策が必要だったりするのです。
冬場の自転車通勤は風邪をひきやすくなる
さて、夏場はとにかく汗が出ますが気温のおかげもあってちゃんと汗を拭いて着替えさえしてしまえば風邪をひくことはそうありません。
ですが、冬場はちゃんと汗対策や体温低下の対策をしないと健康的な運動がかえって風邪をひきおこしてしまうことは間違いないでしょう。
たとえば、風邪の原因となるウイルスのひとつにライノウイルスというものがあります。このウイルスは、のどの粘膜に感染して人間の体温が34℃前後になったときに増殖しやすくなる特性をもっています。
実は長時間の運動をして汗を拭かずにそのままでいると、喉元は33℃前後の体温まで落ちてしまうという実験結果があります。
まさにライノウイルスの増殖条件に合った条件ですよね。
しかも一度下がった体温は元に戻るまで時間を要する為、それまでに増力したウイルスが風邪をひきおこしてしまう可能性があるというわけです。
このように、まず運動後には喉が一番体温が下がるので、しっかりと汗を拭いて温めるといったケアが必要になります。
そもそも、汗そのものが運動や気温などで上がった体温を冷やす身体機能のひとつです。
自転車を降りた後でそのままにしておくと当たり前ですが体温が奪われて低くなってしまい、体温というのは体の防衛機能である白血球の動きにも影響を与え、下がれば当然にぶくなります。
つまり、ライノウイルスに限らず風邪になりやすいというわけですね。
確かに夏の暑さに比べたら冬の寒さの中、自転車で通勤した方が楽とは思えますが冬場であっても汗対策は必須なのかと思います。
自転車通勤の冬場の汗と体温低下対策
さて、それでは最後に冬場の自転車通勤の汗対策や体温低下対策をいくつかあげていきたいと思います。
ご参考ください。
①マスク着用
冬場に風を切って走り、冷気を取り込むと喉が冷えてしまいます。
ウイルスが入ることや、保湿を考えるとマスクを着用したまま自転車をこいだ方が風邪対策としてはいいかと思います。
顔の下半分をおおうことで、少しだけ寒さ対策もできますしね。
ただし、マスクの中で汗をかくこともありますので適度に取り外したり、替えがあった方がいい場合もありますので調整しましょう。
②ハイネックのウェアを着用
先にお伝えしたように、喉元が冷えやすくなってしまうのでハイネックのウェアを着て少しでも温めたり冷たい風を防ぐというのも有効な手段です。
こちらはどちらかというと風邪対策ですね。
自転車という運動を終えて身体が体温を低下させた後も喉元を温める必要があるので、おススメです。
③手袋をする
冬場の朝は氷点下の気温になることが多いので、手がかじかみやすく末端から冷えが起こりやすくなります。
確かに自転車をこいでから10分もすれば温まってはきますが、やはり手足などの末端が温まるのは最後です。
ただし、温まってからは手袋の中がぐっしゃりと汗だらけになることもあり、結果的に到着してから手袋をはずすことで冷えてしまうこともあります。
ですので、適度につけたりはずしたりと体温の上昇に伴って調整するといいかと思います。
④替えのシャツなど着替えをもつ
冬場の汗は夏ほどにぐっしょりとはしないので、タオルで拭くにしてもサッと終わらすことができますが、背中の肩甲骨を中心に汗が出て濡れてしまったシャツをそのままにしておくわけにはいきません。
ですので、長距離で自転車通勤をする人に替えのシャツなど、着替えをもつのは必須といえるでしょう。
もし忘れたときはコンビニで買うなり、速度を落として汗を極力かかないように調整するなどが必要になるかと思います。
まとめ
さて、自転車通勤の冬の汗対策についてまとめてみました。
確かに夏に比べたら汗はあまりかかない冬ですが、まったくかかないわけではありません。
ともすれば必然的に冬場でも汗対策や、今度は夏と違って風邪対策もしなければならないのです。
体を温めたら汗をかくし、冷やしたら風邪をひくしと調整は大変ですが、お金をかけなくても最低限着替えだけでも必ず持つようにした方がいいのかなと思います。
当ブログがお役に立つ一助となるのなら幸いです。