夏場は冷たい物を、冬場は温かい物を求めて自動販売機で何らかの好みの飲み物を購入することは多いかと思います。
しかし、よくよく考えてみるとアチコチに飲み物の自動販売機はあるものの、購入して買った際にやや取り出しにくい自販機ばかりで取り出しやすいものってそうそうないですよね。
もちろん、さして気にならない程度ですがどうしてあんなに不便なのか。今回はなぜ自動販売機の取り出し口は取りにくいのかを解説していこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
自動販売機の取り出し口はどうして取りにくいの?
よほどの田舎ではなく、ある程度の民家が立ち並ぶような場所であれば少し歩くたびに見かけるであろう自動販売機。
水、お茶、コーヒー、紅茶、炭酸からジュースなど喉が渇いたときや、ちょっとした口寂しさに手軽に買えるので非常に便利な機械ですよね。
他にもタバコやお酒などのものもあれば、ちょっとした特殊な物が入った自動販売機などもあり、意外と面白い発見などがあるものです。
さて、なかなか買ったことなんてないよという人に巡り合うことがないくらいにどこにでも設置されているこの自動販売機ですが、
「買ってみると取り出しにくい!」
と思ったことはないでしょうか。
感覚的に思い出してみてください。お釣りはサッと取り出しやすいのに、なぜか飲み物を購入したときにわずかにひっかかるような出しにくさがあるのかなと思います。
きっと誰もが一度は何でこんなに出しにくいんだろうと思ったことはあるはずです。
それもそのはず、お釣りである小銭の取り出し口は内側に開くのに対して、品物の取り出し口は外側に開くようになっていたり、そもそも手を突っ込んでも狭いといった構造になっているからです。
冷静に考えてみるとやはり、これは微妙に取り出しにくいですよね。
しかし、なぜお釣りに関してはちゃんとユーザーのことを考えている構造になっているのに、取り出し口に関してはこんなに不親切なんでしょうか。
まずこちらは、意図して設計された構造になっているというのが第一にあげられるところです。
「意図して不便にしているのか!?」
と思ってしまうところですが、メーカー側はユーザーの利便性だけを考えているわけではなく、ちゃんとした機械そのものの正常稼働のことも考えなければなりません。
さて、自動販売機の設置場所と言うのはビルの中などの建物の中よりも屋外に置かれていることが一般的です。
仮に屋内であったとしても人通りがあるところでないと当然ながら飲み物を販売していて利益を上げることはできません、そもそも利益がなければ自動販売機を設置はしておけませんよね。
さて、察しのいい人はお気付きかと思いますが、取り出し口が取り出しにくい構造にしているのは、
「雪や雨、風や人のたてるホコリなどが自動販売機の内部に入らないようにする為」
というのが理由となります。
仮にこれが強風が吹いたりすると、内側にあけるドアであればその風の影響で開いてしまい、同時に雪や雨、ホコリなどが入ってしまいます。
受け口にそんなものが溜まっている状態で誰だって買った物を取り出したくはないですし、ホコリが内部から上にあがってきてしまえば商品が購入される前に汚れてしまうことにも繋がってしまいます。
だからこそ、自販機の扉は外側にあけるようになっていてかつ、取り出し口も狭くするような構造にして人にとっては微妙に取り出しにくくはなるものの、人への利便性よりも衛生面を重視したものとなっているというわけです。
まとめ
さて、自動販売機はどうして取り出しにくい?ということでまとめさせていただきました。
おそらく、内部の取り出し口も広くて扉も内側になっていたら、気になることがないというくらい非常に人にとっては簡単な構造になっていることでしょう。
本来はメーカー側もそうしたいはずですが、現実的には環境的な要因なども考慮にいれなければならないわけで、難しいところですよね。
しかし、結果的に衛生面に気を配ることでユーザーへの利便性を考慮したとかんがえると、多少の取り出し時の不便さくらいであれば問題はないのではないかと思います。
本記事が参考になれば幸いです。