ダイエットをしていて、なかなか体重が落ちない!
そんなことがありますよね。体重が落ちないとダイエットに対するやる気も低下していきます。
しかし、それはひょっとしたら便秘が原因かもしれません。
今回はダイエット時の便秘について、原因別に解消する方法をあげていきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
体重が落ちないのは便秘が原因かも?
ダイエットをしていると、
「頑張っているのになかなか体重が落ちないな」
といった場面が結構あるかと思います。
それはひょっとしたら、便秘が原因で体重が落ちないだけなのかもしれません。
便の排出量は一回で平均的に200g程度です。しかし、腸内に溜まってしまうとそれがどんどん重さとして蓄積されてしまい、その分体重も加算されてしまいます。
それが排出されれば、当然ながら物理的に体重は落ちるでしょう。
ちなみにこれはあくまで物理的な体重の増加であり、直接的な脂肪量の変化に影響はありません。
が、便秘には間接的に脂肪蓄積に関係のある要因ともなります。
というのも、一度便秘になってしまうと腸の動きが鈍くなってしまいます。
すると食事で入ってきた栄養の吸収率も落ちてしまうので、吸収されなかった余った栄養は皮下脂肪や内臓脂肪にまわされて蓄積されてしまうのです。
つまり、便秘は太りやすくなるということ。
ついでにいえば、腸内にずっととどまっていると本来排出される毒素がとどまっているので、血中に入り込んで肌荒れの原因となったり体調不良の原因となったりといいことはありません。
基準としては、3日以上出ていなかったり、出たとしてもまだ残っているような感覚が残っている状態は便秘といっていいでしょう。
理想としては、1日から2日に一回は排出しておきたいところ。
しかし、ダイエットをしているとどうしても食事量などが減って本来摂るべき量である食物繊維などが少なくなってしまいますので、野菜の摂取量などは減らさないことが大事です。
体重が落ちないのはこのように、便秘による直接的な原因と間接的な原因によるものかもしれません。
便秘には器質性便秘と機能性便秘の2種類がある
便秘の種類としては、器質性便秘と機能性便秘という2種類のものがあります。
器質性便秘とは、これは手術をしたり薬を飲んでいたりすると起きるものですので、原因そのものが治れば正常に戻るでしょう。
ダイエットにおいて影響するのはおそらく、後者の機能性便秘ではないかと思います。
これはなにかというと、普段の生活に何らかの要因がある場合に起きる便秘のことをいいます。要は生活習慣の改善をすれば便秘もまた治る可能性が高いものです。
もちろん、どうしても出ない状態が続くのならば浣腸や漢方などの手段に訴えた方がいいこともあります。
ちなみに、下記の記事は管理人が過去に玄米と和漢薬を合わせて試した結果です。誰でも同じ結果になるとは限りませんが、興味があれば試してみてください。
便秘にも程度があり、数日でない人から数週間レベルで出ない人もいます。便というものは人体のデトックス効果もあり、7~8割の人体に悪影響のある毒素が大便から排出されます。それがでないということは、健康的によろしくないということで[…]
とはいえ、そういうのに頼ることなく自分で原因を除いて解決するのが一番といえば一番でしょう。
機能性便秘は食生活・仕事・人間関係・性格などに起因することも多く、やはり大きくはストレスが影響あることが引き金となっておこることが多いようです。
ダイエットで体重が落ちないと悩むのもそうですが、ぽっこりお腹の解消や痩せやすくなる体にする為にも、便秘は解消しておきたいところですね。
原因別に便秘解消がしやすくなる方法
それでは、いくつかではありますが原因別になぜ便秘になってしまったのか。どうすれば解消できやすくなるのか。
ここからは4つあげてみようと思います。
①生活が不規則
食事に揚げ物が多く、野菜が少ない。そもそも食事時間が一定ではない。運動不足。寝不足。夜型で夜中まで起きているなど、一般的な人の生活サイクルから離れた生活習慣をしていると便秘になりやすくなります。
というか、この状態ですと健康の方が心配になってきますし太りやすい体質になっているのでダイエットをしたところで、なかなかうまくはいかないかもしれません。
解消法は明確です。規則正しい生活をすること。
油物の食事を減らし、野菜を多くとり、食事時間を決める。そしてちゃんとした睡眠時間と軽くでも歩くなど運動を取り込むことで解消するでしょう。
②我慢をすることが多い
長時間の立ち仕事や、接客業ですと便意をもよおしてもすぐにトイレに行けずに我慢をしなければならないことが多いでしょう。
さらに朝ご飯を食べなかったり、水分が少なかったりすると便が硬くなってしまいます。それこそ、浣腸や薬に頼らないとなかなか出ないことに繋がってしまうのです。
これは、我慢のしすぎによって腸の動きが鈍感になって排出しにくい状態になってしまっているといえます。
仕事中にどうしてもトイレに行きにくいのならば、朝に出してしまうしかありません。
解消法は食物繊維を多く摂って、便意がなくても朝トイレに行く習慣をつけることです。
食物繊維の摂取によって腸を刺激しつつ、朝はトイレで出すものだと頭にインプットすることで、朝起きたら排出するという習慣を作り出すことが改善に繋がります。
③運動をまったくしない
普段から運動不足で、毎日ほとんど歩かない、運動しない、カラオケなどにもいかないなどお腹の筋肉を使わない場合、腸全体があまり動いていない場合があります。
要は便を運ぶためのぜんどう運動が弱いと考えられます。
人によっては腹筋がまともにできない人もいるでしょう。
明らかな筋肉不足です。
まさに運動をすることで解消できる原因となります。特にこの場合は腹筋は効果的。
腹筋をすることで、大腸の動きの代わりに便を移動させてくれるので、数時間後や翌日には排出されやすくなりますし、長くやっていれば筋肉もつくので結果的にぜんどう運動の改善にも繋がります。
そもそも、ダイエットをしているのだから運動することでカロリー消費をさせてやった方が痩せやすくなるでしょう。
④便意はあるのになぜか出ない
出したいのに、なかなか出ない時ってありますよね。仮に出たとしてもウサギのフンみたいにポロポロと出たり、逆に便秘と下痢を繰り返したり。
なんで?と思うかもしれませんが、これの多くはストレスが原因であるかと思います。
環境の変化や、パワハラやセクハラ、会社への不満など何らかのストレスを抱えていませんでしょうか?
この解消法はとにかくストレスをなくすこと。
最近になって引っ越したなど生活が変わったのであれば、慣れたら勝手に改善されるでしょうが、そうでもなく会社に対しての不満や不安であればすぐにどうにかできるものではないでしょう。
うまく、運動や趣味などで発散できればいいでしょうが、時間がとれないとなかなか難しいところ。
この場合は、思い切って転職してストレス源を無くしてしまうというのも一つの考え方です。
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もちろん、要因そのものがダイエットによるストレスということも大いに考えられます。
食事が好きなのに、食事制限であまり食べられなくてストレスが溜まるという人は多いですので、週に一度いくら食べてもいいというチートデイを作るなどをして、うまく発散させる他ないかもしれません。
まとめ
さて、ダイエットの原因は便秘かも?ということについてまとめてみました。
元々、便秘になることが多いという人は多いかと思いますがダイエットをすることでより便秘が進んでしまったという人もいるでしょう。
便秘になってしまうと物理的に腸内に固形物がとどまったままとなり、なかなか体重が落ちないように見えることでダイエットに対してモチベーションが低下してしまうこともあります。
さらに痩せにくくなるのですから悪影響しかありませんよね。
とはいえ、ダイエットそのものに関係なく便秘は健康的にもよくないですので、早めに改善できるのならした方がいいのではないかと思います。
本記事が参考になれば幸いです。