食欲の秋と呼ばれるほどに、食材が豊富で美味しくなる秋ですが、フルーツ類もとても甘くなるかと思います。
さて、パッと秋の果物といわれて思いつくものはいくつあるでしょうか?何となくスーパーで見かけるようになったな、程度でいつの間にか消えているのではないでしょうか?
秋に見かけたら食べて欲しい旬の果物、紹介していきます。
本ブログが多少でも参考になれば幸いです。
関連記事は下記です。
・夏が旬の果物ってなに?暑い時期に味わう季節の代表的フルーツ
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秋が旬の代表的な果物ってなに?
さて、秋と言えば代表的な果物が目立つと思いますが、おそらくブドウ・ナシ・柿といったものがあげられるかと思います。
しかし、それ以外の秋が旬の果物は思いつくでしょうか?
意外と知られていない秋が旬のフルーツをご紹介していきます。
【ブドウ】
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秋の代表といえば、ブドウという人も多いでしょう。ブドウと一口で言っても、世界では1万以上の品種があり、多種多様です。
とはいえ、日本のスーパーで販売されているものは50種程度といったところでしょうか。
最近では種無しブドウなどもあり、一個一個種を出すのが面倒と避けている人にも食べやすいですよね。ブドウが好きな人も多いかと思います。
ブドウはポリフェノールの一種であるアントシアンが入っており、悪玉コレステロールが増えるのを防ぎ、レスベラトロールと呼ばれる成分は発がん性物質の抑制へと繋がります。
さらに、含まれるぶどう糖は疲労を回復させる効果もあります。
【ナシ】
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みずみずしくて、後味がスッキリとした爽やかな甘さであるバラ科のナシもまた、秋になると必ず食べるという人もいるのではないかと思います。
「幸水」や「菊水」など、品種によってもみずみずしさが変わり、人の好みによっても変わるでしょう。
ナシは主に食物繊維の為、食べると整腸作用をもたらせます。そして、アスパラギン酸は利尿作用を促進させるものですので、食べてからすぐにトイレに行けない状況にあるようなときはやめておいた方がいいかもしれませんね。
【柿】
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カキノキ科のカキはちょっと固く歯ごたえがあって、しかし柿を食べると秋のおとずれを感じる人が多いのではないでしょうか?
スーパーに売っているものではほとんどないと思いますが、うっかり渋柿をつかんでしまうと渋みで「うえっ」となってしまうでしょう。
日本では奈良時代くらいからは少なくても食べられている果物です。
その栄養は、カリウム・βカロテン・ビタミンCです。特にビタミンCは果物の中ではかなり入っている方で、冬を迎えるにあたって風邪などの免疫力を高める効果があります。
ちなみに、渋みをもたらすタンニンには二日酔いにいい効果があるそうです。
【レモン】
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ミカン科のレモンは、酸っぱくて有名な果物ですよね。とはいえ、絞った汁は油ものなどの味をしまらせることができますよね。
よく言われるのはビタミンC豊富ということですね。なので、美容効果や風邪などの感染症予防にとても効果的で、疲労回復をする効果があるといわれているクエン酸も含まれています。
紅茶に添えたり、レモンを調理した食事もあるので多用途で使える果物ですね。
【リンゴ】
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バラ科のリンゴはシャクシャク食感で腹の溜まりもよく、見かけたら食べるという人も多いかと思います。
とはいえ、年中販売されているので秋んお果物というイメージはあまりないかもしれません。
品種も多く、甘味も違うので好みの産地や品種のものを持っている人も案外多いのではないでしょうか。
その栄養は、食物繊維とカリウムです。整腸作用もさることながら、食物繊維の一つであるペクチンは胃腸の調子を整えてくれ、下痢や便秘にいいとされています。アレルギー予防にもいいという話も。
ちなみに、ポリフェノールも入っており老化防止やガン予防にもいいフルーツです。
【パッションフルーツ】
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トケイソウ科のパッションフルーツはその名前を知っていても、意外とどんなフルーツか思い出せなかったり旬の季節を知らないという人もいるのではないかと思います。
小ぶりで甘酸っぱく、何となく南国のトロピカル感があるフルーツですよね。香りもよく、この酸味が好きという人も、逆に完熟させて甘みになった方がいいという人もいます。
その栄養素は、βカロテン・ナイアシン・ビタミンB6・カリウムです。
カリウムは高血圧の防止、血液の流れを促進するナイアシンなど健康成分が豊富なフルーツです。
【ドラゴンフルーツ】
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サボテン科のドラゴンフルーツは、もう見た目からしてごつごつしていて、まさにドラゴンの鱗のようです。南国の果物で、甘く感じないことから好んで食べる人は少ないようです。
はっきりいって「まずい!」というような人もいるようで、果物だと思うとガッカリするでしょう。
栄養としては、カリウムが多く含まれており他にもマグネシウムなどが含まれています。高血圧の予防や骨の形成などにも効果的です。
【ザクロ】
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ミソハギ科のザクロはちょっと複雑な味ながらも酸味と甘み、そして微妙な渋みのある果物です。
秋口になるとザクロの口が開いて実が見え始めますが、それが食べごろとなります。独特の味なので好き嫌いが分かれるかもしれませんね。
その栄養は主にカリウムです。高血圧など成人病の予防に最適な果物です。
【イチジク】
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クワ科のイチジクは、これまたちょっと複雑な味で薄い桃のようなスッキリとした味がします。
夏の終わりから秋にスーパーに並び始めますが、意外と食べたことがないという人は多いようです。
栄養としてあるのは、食物繊維とカリウムです。整腸作用と高血圧の防止など効果のあるフルーツですね。
【アケビ】
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アケビ科のアケビですが、あまり食べたことない人は多いのではないのではないでしょうか?
その味は甘酢ぎず、バナナのようにほのかな甘さが口にあっさりと溶けていくものです。酸味も特にありません。
ビタミンC・葉酸・カリウムを含んでおり、美容効果や高血圧予防。そして、貧血にいいとされる葉酸は妊婦さんには必要な栄養素です。
【カリン】
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バラ科のカリンという果物をご存じない方は多いかと思います。しかし、このままでは食べることはできないものです。
固く渋くて強い酸味もあって食べられませんが、ハチミツに漬けたり果実酒にしたりとすることで美味しく食べられるフルーツです。
その栄養は、カリウムと食物繊維。ですので、整腸作用と高血圧防止となります。
【マルメロ】
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バラ科のマルメロはカリン同様にこちらも知らないという人は多いのかと思います。味もまた、カリン同様に食べようとすると渋くて酸味が強く、あまり食べられたものではないです。
ハチミツ漬けや果実酒、ゼリーなどに加工されて美味しく食べられるようになりますが、あまり見かけないので知らない人もいるかと思います。
その栄養もカリン同様に、カリウムと食物繊維ですので整腸効果と成人病予防でしょう。
まとめ
以上、代表的な秋の果物をまとめてみました。
カリンやマルメロはやはり知っている人は少ないのではないかと思います。もし、加工された缶詰などを見たらぜひ一度は食べていただければと思います。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。