普段人と話をしていて、口癖のように繰り返される単語というものがあります。
たとえば、絶対に〇〇する!とか、それは常識だろ!といった具合にちょこちょこと『絶対』や『常識』など確定的なことをいいますよね。
でもそれって本当に絶対的であり、常識的なのでしょうか?
今回は、そんな言葉を多用して発する人の性格について心理学の面から話をしていきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
会話中の単語から性格は予想できる
普段、何気なく話をしていて後から会話の内容を思い起こしてみると、何度か口癖のように使われる単語があることに気が付きます。
たとえば、
- 絶対に!
- 常識的に!
- 別に!
- すごく!
- だから!
といった一般的に日常会話の最中に使われる単語ではありますが、よくよくこの単語そのものを考えてみると主張が激しい単語であることに気が付きます。
絶対に!というものは、何があろうともという形にとれますし、常識的に!といわれれば他の意見は一般的ではないから許さないというように受け取れます。別に!というのは突き放すような、構うなとでもいうようですね。そして、すごくというのは誇張する為の表現です。
だから、という言葉もいかにも自分はわかっていましたという主張の前置きの単語ですよね。
さてさて、単語として主張がなされているのならこの単語を多用するイコール性格と結びつくのではないだろうか?
といった言葉と性格に結びつく心理学として今回はご紹介をさせていただきます。
使う単語から見る性格予想
人間というのは成長するにしたがって、極端にいえばウソが上手になります。
子供の頃は口調や態度で出てしまっていたようなウソも大人になると平然と隠せるようになるものです。
ゆえに、初対面の人や家族や親しい知人以外の人に見せる顔や態度ではその人の性格を予想することは困難です。
ですが、会話のふしぶしで使われる単語からその人の性格を予想できることは先にお伝えしたように可能です。
もちろん、ただの心理学ですので、対象の個人によってその限りではありませんのであくまで可能性や傾向が高いという話を前提にいただければと思います。
それでは、ご紹介をしていきましょう。
・絶対に〇〇をする
「絶対にダイエットに成功する!」「絶対にお金を〇〇円貯める!」
と絶対を多用する人がいます。
もちろん、宣言をすることは悪いことではありません。周囲に宣言をすることで、目標に到達する為の努力をすることができるからです。
今年中に何かをやり遂げたい!じぶんの目標はコレだっ!そうやって強く宣言すると、実は達成がしやすくなると言われて信じられるでしょうか?宣言したところで、どうせやっても無駄……そうわずかでも思ってしまったら難しいのかもしれませんね。[…]
そして、同時に自身を鼓舞することもできる単語です。
なるほど、そう考えると強く目標に向かう為の言葉になりますが、使っていいのはその最初の一回の宣言で本心からそう思い、ストイックになれる事項だけです。
もし何度もこの単語が口から吐き出るのであれば、ただ他人に依存するだけで自身の力では三日坊主になる人の特徴へと成り下がってしまいます。
ですので、目標に対して軽く『絶対』という単語をよく使う人は苦しいことを乗り越えられない意志の弱い人であることがいえるでしょう。
・常識的に!
「常識的に考えて~」「一般常識は~」
といった言葉を多用する人。そもそも、常識とはなんでしょうか?ふつうであること?では、ふつうってなんでしょうか?
何かにつけて、自分が「ふつう」であると表現する人がいます。はたしてこのふつうですが、平均的という意味でとらえるべきなのでしょうか?そうですね。大抵の人はそう言われると平均的であるということを言っているんだな、と解釈をするでしょう。[…]
世の中にはさまざまな国や地域があり、それぞれ風習も考え方もガラリと変わってきます。
日本人が豚肉を食べることができても、宗教によっては食べられないということもあるわけです。
極端にいえば、人によっても常識の範囲は人それぞれです。
ですので『常識』という言葉を多用する人は、自分の尺度や価値観でしか考えられない視野の狭い人であることが考えられます。
こういう人は厄介で、反論すると自分の中の価値観や常識で相手を責め立てる傾向にあります。
・別に!
「別に、言うつもりはない!」
といったようにこの言葉を使う人は多くの場合は会話で弱い立場にある状態にある人です。
特に相手が強い立場の人間であれば「別に!」とせめてもの抵抗のように言うこともあるでしょう。
こういう人に、さらに「言いたいことがあるのか!」と強く言ってもさらに固く口を閉ざすだけだったり、心情的な関係が悪化するだけです。
というのも、言ってもどうせ相手は理解しないから言うだけ無駄という心理状態にあるときの言葉が「別に」なのです。
お互いに冷静に話ができるような雰囲気にならないと、話をしてくれることはないでしょう。
・すごく!
「すごく頑張った!」
など、学生時代はいいですが大人になって使う場合は幼い人ということが多いです。
確かに、行動に対してや見たものに対して強調する言葉ではありますし、熱意のこもった言葉にするときに使います。
しかし、これが簡単に出てくるということは感情コントロールが緩く、子供のように情熱的感情の猛りを訴えますが、反面として否定されるとムキになる傾向があります。
・だから!
「だから言ったじゃない!」「だからそうすればよかった」
といったように、強調して自分がさも知っていたかのように振舞う人は自己主張の強い子供のような性格をもっています。
人間多様な考えがあり、やったことの結果は予想できても必ずしもそうなるとは限らないのです。
今回たまたま、その人の言っていたことが当たっていただけで、違うパターンになる可能性もあったわけです。
結局こういう人は「自分が正しい」といった、他者にマウントを取りたいだけの人ではないでしょうか。
大抵、こういう人は反論されると逆ギレをするなど癇癪を起こすことが多かったりします。
まとめ
さて、会話からそれとなく出る単語からの性格診断についてまとめさせていただきました。
自分の性格や考えていることというものは、いくら自然を装っていたとしても言葉や態度に出てしまうものです。
それをうまく察することができれば、相手の対処法がわかってくるのではないのでしょうか。
本記事が参考になれば幸いです。