人生の転換期といってもいいはずの中学生。ここでの行動で将来が決まる人もいます。しかし、一方で思春期という時期に大人ぶって間違った道に入ってしまうのもこの時期でもあります。
とはいえ、そのような人たちは勝手に堕ちていくだけですので無視しましょう。むしろ付き合いがあると悪い道への誘惑へと負けてしまうのもこの時期なのです。
しかし、成績が上がらない。成績がアップしないから受験が不安という人こそ楽な道に行ってしまおうとするものです。今回は、そんな中学生に向けて成績を上げる方法、考え方をお伝えできればと思います。
本記事が、何かの気付きになれば幸いです。
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要はヤル気!最初のヤル気が良好なサイクルを生む
小学校と違い、中学校に上がると急に授業の難易度やテストの難易度は上がって難しくなるものです。小学校の頃は100点当たり前だったのに、中学校に上がったら急に50点くらいしか取れなくなった、なんてよくある話です。
というのも、小学校のテストは点数が取れて当たり前。勉強の習慣がなくても何とかなるものです。
一方で中学校のテストは勉強の習慣がないとまず点数を取ることはできないのです。まずはガラリと頭を切り替えなければそもそも成績を上げることは不可能でしょう。
普段勉強していないけど、一夜漬けで何とかそこそこの点数取れているからいい?バカなことを言ってはいけません。その先に待っているのは高校受験であり、そんな短期の記憶に頼っているようでは失敗が目に見えています。
勉強できていますか?必死に勉強したのにいざテストになると忘れているということありませんか?それは一夜漬けだったり、集中して勉強していなかったり、あるいはよく寝れなかったからでしょうか。寝ている暇なんてない!というのでしたら間違いです[…]
だからこそ、できるだけ早い時期に勉強の習慣をつけて成績を上げていきたいものですね。
じゃあ、どうすればいいのか?
要するにヤル気を出せばいいんです!
や、精神論かよ!どうしたらそのヤル気が出るんだよ!という声が聴こえてきそうですね。でも、これ精神論ですがとても重要なサイクルの発端なんですよ。
そして、残念ながら人からただ言われだけでヤル気なんて出ませんし、出るはずもありません。中学生になった本人が自ら気付いてヤル気になることで、その良好なサイクルが回り始めるといっても過言ではありません。
つまり、ヤル気になる→勉強を始める→成績が上がる→成績が上がって嬉しい気持ちになる→ますますヤル気になる。
そもそも、ヤル気がなければ勉強なんてできないし遊びに夢中ならやっても覚えることなんてしないでしょう。とてもシンプルではありますが、このサイクルが学生の目に光を宿して成績を上げる為のもっとも簡単な方法なんです。
そのヤル気はどうやって出せばいい?
さて、ヤル気そのものは精神論といってもいいでしょうが、そのヤル気がなければスタートすら切ることができません。いつまで経っても一夜漬けでテストに挑む生活です。
人間は楽を求める生き物ですので、友達やゲームで遊びたくなる気持ちはわかりますし部活の方が楽しいという気持ちもわかります。きっと大勢の大人がああ、あの時期はそうだったなと思うでしょう。
でも、中学校三年間ずっとそういうわけにはいかないのでどこかで起爆して頑張らなければなりません。早ければ早いほど、それは成績へと繋がっていきます。
なのでどのように起爆するか考えてみましょう。
【考え方を変える】
まずは考え方を変えてみましょう。どうせやっても自分にはできない、意味がないという考えを持っているのでしたら「やればできる」という考え方を持つことです。
誰しも、最初からやらないのでは何も変わりませんが、やってみることや動いてみることで変化は必ずあるものです。
むしろ、中学生の頃なんてまだ将来の見えない希望の塊です。なんにでもなれる可能性はまだまだ無限にあるかもしれないし、実に少ないかもしれない。それはやるかやらないかの違いなのですよ。
やればできるが実現できるのは、中学生くらいの年代の特権ですので、まずは前向きに考えてみましょう。
【勉強環境を整える】
そもそも、勉強の環境が整っていなければヤル気もおきませんよね。勉強というのは静かに、集中できる環境が必要です。
そこら中にゲームや漫画が転がっているような環境であれば誘惑されるのは当然です。
家でダメなら図書館や勉強カフェなんていうものも最近ではありますので利用してみてはいかがでしょうか?勉強において集中力はとても大事な要素です。
【目標を持つ】
将来の目標を持つ、あるいは絶対にあの学校に合格する!そんな目標を持って勉強を続けている人は立派ですよね。ですが、ほとんどの学生がそこまで明確な目標は見えていないのではないかと思います。
ぼんやりと、大学を卒業して、そこそこの給料のサラリーマンになって、結婚してというイメージしかないのではないでしょうか?
そんな明確な目標のない人にいきなり将来のビジョンを考えろと言われても、どんな時代になっているかわからないし難しいですよね。
そういう場合は、短期あるいは長期で俗物的な目標を親子で作るといいかもしれませんね。
次のテストで何位以内に入ったら〇〇を買ってやるとか、偏差値いくつ以上になったら〇〇を許してやるとかです。短期だけですと、それが達成された瞬間に勉強への興味が薄れてしまう可能性が高いので、長期目標も同時に作ってやると継続しやすいです。
ちなみに余談ですが、偏差値というのをよくわかっていない人もいますが、偏差値というのは対象となるテストを受けた人達の合計点数から表される指標となります。
50点が中央値で50点前後なら平均……つまり、受験者の総数の中でど真ん中くらいということです。そこから上は普通より頭がいい範囲で、下は頑張りましょうという範囲になるのです。
受験時の高校の偏差値50くらいで低いという人もいますが、全体から見ると本当に普通のレベルですので決して低いということはありません。
【競い合う】
実は一番ヤル気になる方法はこれかもしれませんね。性格にもよりますが、負けず嫌いの子であれば一番シンプルにはまるでしょう。
誰かと成績で競い合うことで、次は負けない。次も負けないという気持ちが生まれ、こっそり相手に悟られないように勉強を始めるようになるかもしれません。
ただ、最初から地頭が違うような相手と競っても勝負にならないので、成績の近い人と最初は次のテストで勝負!としかけてみるといいでしょう。
切磋琢磨していた方がお互い伸ばしあうので競争相手としてはうってつけということです。
成功体験を作ろう!
さて、ヤル気を出すのは大前提として、いつまでもヤル気というものが持続するわけはありません。
だって、人間ずっと続けていくって凄く大変で難しいことなんです。いくらヤル気を出したのだとしても結果が目に見えないのであれば継続することに疑問を感じてしまいますよね。
だからまずは成功体験を作ってみましょう。
そうですね、例えばたった一教科を集中して勉強していい点数を取ってみるというのもアリかもしれません。
語学に興味があれば英語。計算が得意なら数学。戦国武将が好きなら歴史など、興味あるものから集中的に勉強すると始めやすいかと思います。
普段60点くらいだったものが、頑張って90点も取れれば嬉しくなりますよね!その嬉しさというのは、次のヤル気へと繋がっていくんです。
それで他の教科でもやってみようかな、なんて思えばそれこそ新たな成功体験に続くことになるきっかけになるでしょう。
近くに中間テストや期末テストがあればいいでしょうが、ないのでしたら偏差値を出す為の北信テストを受けて実力を試してみるのはいいかもしれませんね。
定期的に行われていますし、少なくてもこれは中学生の間に何度か、特に三年生は自身の偏差値を見る為に受けるのは必須といっていいかもしれません。
勉強をした結果、偏差値が上がって志望校が近づいてくれば勉強への意欲も増すというものです。
成功体験があれば自信へと繋がりますので、次に繋げやすくなります。
どうしても自分で勉強できなければ塾!
親の目が気になる。家では勉強に集中しにくい、自分だけでは意思が弱いという人は塾に通うことを検討した方がいいでしょう。
もちろん、塾で勉強して家で勉強するのも成績を伸ばしたければやるべきです。
しかし、塾に入ったからといって成績が上がるわけではありません。結局、覚える気や勉強する気がないのでしたら塾に通っても意味はまったくとはいわずとも、その効果は薄くなってしまいます。
ただ、塾講師が見ているので誰かに監視をされない環境でひとりで勉強するのが苦手!という人には塾通いはうってつけの勉強法かもしれません。
本気でやりたいのならバリバリの進学塾の方がいいのでしょうが、生徒の習熟度に関わらずガンガン進んでいくので進学塾は合う人と合わない人がいます。むしろ、落ち着いて予習・復習をしながら進んでくれる塾を探した方がいいパターンもあるので個人にあった塾を探すべきでしょう。
完全に自分のペースでやりたいのでしたら、家庭教師。自分で自主的にできる!というのでしたらオンライン学習塾など選択肢に入れてもいいのではないかと思います。
最近ではオンライン学習塾が人気になってきていますので、興味があればご覧ください。
番外編 内申点も成績のうち
さて、勉強も大事ですが高校の入試にもっとも大事なのは内申点です。
内申書ともいいますし、別名で調査書ともいわれるものです。つまるところ、教師から受けている評価といっていいでしょう。
おもに、
- 授業態度
- 提出物
- 小テストの結果
といった、普段からの生活が評価点になってきます。少し成績が志望校に足りなくても、内申点がよければ合格するということも珍しくはありません。
むしろ、成績がよくても授業中に寝ていたり宿題を放置していたりしていると教師からの評価も当然悪くなりますよね。
通知表も同様に自然と下がるので気付くべきところはあるでしょう。
テストの点数がいいからと天狗になっていたら、思わぬ落とし穴があるということですね。
とはいえ、この辺りは教師の性格によるところもあるし、相性もあるので運による要素が強いのが悲しいところです。
そしてもう一つ。中学生のような多感な思春期の時期はいじめなどが起きやすい時期でもあります。多少暴論ではありますが、この重要な時期にもしいじめを受けて勉強に支障がでてしまうことがあるようでしたら、暴力やお金をとられるなど程度によって警察も考慮しましょう。
教師によっては、事なかれ主義でいじめられている方が我慢すればいいという考えのふざけた人間もいます。
集中できないと、成績も内申点も落ちていくのでどうにかしないとなりませんね。
いじめをするようなことは最低な人間のやる行為ですので、自分の為にもそのような人の人生なんて考える必要はありません。むしろ、いじめなんて大事にしないと解決しないものです。
もしそのようなことがあるのでしたら徹底的にやってしまうことも考えてもいいかと思います。
ひょっとしたらこれを読んでいるのはいままさに、いじめを受けている生徒さんかもしれませんし、子供がいじめられて苦しんでいる親かもしれません。もし、いじめをしている人間が読んでいるのだとしたら、あなたは最低です。本記事のように法的な対応[…]
まとめ
成績を上げるにはまずヤル気を出すことです。
好きな物こそ上手なれというように、自主的にヤル気を出して勉強をしないと身にはつかないものですので、まずはヤル気の入るスイッチを探すのがいいでしょう。
学生時代にならったものなんて意味がないという人もいますが、社会に出てからふとした時に使いますのでしなくても平気というのは後々大変になる考え方です。
勉強も習慣化されてしまえば、自然と成績も上がっていきますので毎日30分でも一時間でも取り組んでみましょう。
本記事が何らかのきっかけになるのでしたら幸いです。