中学生の理科は小学生の頃の延長で生物・化学・物理と分野が分かれて詳しく勉強するだけでさして変わりはありません。
意外と理科という教科は苦手な人は少ないのですが、それでも国語や英語といった語学の方が好きで理科は無難な点数だったり、やはり苦手という人もいるかと思います。
なかなか成績アップにも繋がらないという人もいるでしょう。そんな人の為に、理科という教科の攻略法を解説していこうと思います。
本記事が、参考になれば幸いです。
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理科は身近なところで使われている!
さて、理科という教科は将来にとっても重要な意味のある教科です。学生時代にはまったく実感はありませんが、そもそも電気だって理科ですし我々が住んでいる地球そのものが理科の分野の対象です。
月による潮の満ち引きだって理科で習う分野ですし、花火の色だって炎色反応を使っていますよね。
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つまるところ、すぐに気が付かないだけで日常のほとんどが理科で埋め尽くされており、この教科は興味をもてばもつほど面白くなり将来が広がっていく教科となります。
しかし、専門知識が多い為についつい苦手な意識が芽生えてしまうのもこの教科です。
おそらく、どんな会社に就職したとしても多かれ少なかれ関わってきますので一生を通して使い続けるのは間違いありません。
成績のみならず、将来の選択肢をさらに広げる為にもしっかりと勉強して覚えておきたいですね。
理科を得意にするにはどうすればいいの?
理科という教科は暗記が基本です。
元素記号にしても、炎色反応の色にしても、大抵が名称を回答するもの。そしてどのような反応が起こるかなどのテスト問題が多いかと思います。
ですので、いじわるな教師が作った問題でもなければ暗記をすることで平均点くらいは取れるのがこの教科ですよね。なので自然とそこそこの点数がとれることから思いっきり苦手という人は少ないのではないかと思います。
しかし、平均点くらいは取れるとはいえどうしても成績をアップするには暗記だけではどうにもならない教科でもあります。
「苦手でもなければ得意でもない」
という人の方がむしろ多いのではないでしょうか?
あまり入試などでは重要視をしていない教科ではありますが、内申点も含めて上を目指すのならここでもしっかり点数を取って得意な教科としたいところですよね。
その為には、イメージ力が非常に大事になります。
理科という教科は授業の何回かに一回は移動教室で『実験』という時間が必ずあるはずです。実際にやってみてどのような結果になるのかをその目で確かめるというものです。
しかし、この実験ですが多くの生徒が他人事のように実験の結果を見ているので覚えていなかったり記録すらしていなかったりします。
理科室での実験となると後で家ではなかなか同じことをやってみる!というわけにはいきませんよね。危険な薬品や火を使った物もあるので再現はできないので実験中の一度しか見る機会はありません。
正直、それでは確かに多くの勉強の中で忘れてしまうこともあるでしょうし、覚えているのは難しいかもしれません。でも、テスト問題にほぼ必ず出るのがこの実験による結果なのです。
こればっかりは塾でもどうにもできません。とすれば、どうすればいいか?
授業中はノートに結果を書いて、家で絵を描いて後から見てすぐに思い出せるようにすればいいのです。勿論、授業中に描いてもいいでしょうがそんな時間はないでしょう。
人というのは、何度も反復して思い出すうちに記憶が定着していくものなのです。どうせ忘れないと思っていても、数日経てばあっさりと忘れてしまっているのが普通です。
だから、覚えているうちに絵を描いておいて後から何度か見返して理科室での実験をした光景を思い出せば、テストの時にも思い出しやすいということなんです。
実験結果を文字で覚えるより、イメージで覚えた方が長期定着はしやすいかと思います。だって、中学校3年間でただ一度だけした実験なんて入試で出されても「やったっけ?」と首をかしげるだけでしょう。でも入試で実験のことがテストに出ることは多いのです。
だからこそ、後で見返しても思い出せるように絵を描いておくとテスト時にも、入試の時にも後から見返して役に立つかと思います。
その他の成績アップ方法!流れや理由を考えよう
イメージ力が大事という話をしましたが、実験の結果をしっかりと覚えておくことは重要で点数も大きく伸びるところでしょうが、実はまだほんのちょっとだけ足りないことがあります。
それは、実験の流れや理由を考えるということです。
よく考えてみてください。結果は当然重要なところですし、しっかりとどうなったかは後々の為にも覚えておいた方がいいのは確かです。
しかし、その過程がテスト問題に出ることはありませんか?
例えば、
「どのような器具を使ってどのようなことをしたら、どのような結果になった」
といった問題です。
『ビーカー』を使ったり、『三角フラスコ』を使ったり、実験には水を使ったのかとか酸素を使ったのかとか、薬剤は何をつかったのかとか必ず過程が存在するはずです。
結果だけにフォーカスしてしまうと、このようなところで失点をしてしまうおそれがあります。
ですので、実験に使った器具や液体の名称。そして、なぜその実験を行ったのかという理由はメモとして残しておくといいでしょう。
炎色反応の実験であれば、
「金属が燃えると、燃やした金属により特定の色を発光させる」
という実験の目的があるはずです。結果だけわかっても、何でこのような実験をしたのか理解していないのでしたら意味がありませんし、テストでも回答はできません。
理科という教科は、数学のような単発問題と違ってそれそのものに意味があり、どうしてそうなるのかという流れを知る必要がある教科になります。
なので、実験の結果だけにとどまらず、実験器具の使い方など全体像を把握することがさらなる成績アップの鍵となるでしょう。
結局のところ、名称や実験の意味や意義に関しては暗記。そして、実験器具の使い方や流れ、実験の結果については絵などを描いてイメージで覚えるのが理科という分野で成績を上げるコツではないかと思います。
ちなみに、理科の実験に関しては最近ではインターネットで動画としてyoutubeなどで上げてくれている人がいるので、どうしてもイメージがつかなかったり学校を休んでしまったりして参加できなければ探してみるといいでしょう。
まとめ
さて、理科の成績を上げるコツについてまとめてみました。
ある程度単語を覚えることで何とかそこそこの点数を取れるのが理科という教科ですが、当然それだけでは同級生というライバルに勝てることはできません。
理科というのは人間が生きているうえで日常に気付かないだけで存在する知識も含まれているので、その意味と理由を勉強するものです。だから、テストの内容もそれを問うことが多いのかと思います。
覚えることが多いので苦手意識のある人もいますが、過去やったことの映像を思い出すことで解ける問題もあるかと思いますので、うまく暗記とイメージを使っていきましょう。
本記事が何らかのきっかけになるのでしたら幸いです。