就職活動をしていて求人票を見ているとやはり気になるのは、貰える給料と休日や福利厚生というのが一般的かと思います。
昔はともかく、いまどきは週に二回は休日があることが当然として探している人の方が多いのではないでしょうか。給料よりも休日数を選ぶ人も少なくはありません。
ですが、求人票を見ていると『週休二日制』と『完全週休二日制』と『完全』があるのとないものがあります。
このあたり、似てはいても労働者にとってはまったくもって違うものです。今回はそんな週休二日制について話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
転職を一番考えるのは20代かと思います。
会社というものは入社してみないと良し悪しなんてわからないもの。
自身に合わない、ついていけないと思っていたら若いうちに転職して落ちつける会社を見つけましょう。
特に20代であることは大きな武器となり、経験なんてなくても多少のことならマイナスにはなりません。
かといって、様々な年代の人が転職活動をする主戦場で戦うのも不安ですよね。
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週休二日制と完全週休二日制の違いとは?
就職活動をしていて、重視するのは人によって変わってきます。
- ブラックでもいいから、とにかくお金を稼ぎたい人
- 多少給料が安くても趣味の時間や副業にあてたいから休日が多い方がいい人
- とにかく安定してちゃんとした会社に行きたいから福利厚生がしっかりしているところがいい人
- あまり通勤時間をかけたくないから近場で探したい人
まあ、主にこういった人が多いのかなと思います。
とりわけ、昨今ではブラック企業が騒がれており、労働時間や休日に対して労働者の目はかなり厳しいものとなっています。
誰だって自分が経営しているわけでもない、他人の会社の為なんかで体を酷使して過労で死にたくはないですしね。
ですので、休日というのは非常に重要視するところとして見ている人は多いのではないでしょうか。
さて、求人票の休日項目には『週休二日制』と『完全週休二日制』のふたつが存在します。
「どうせ『完全』があるかないかで同じものだろう」
ともし認識しているのでしたら、その考えは間違いであることをお伝えしなければなりません。
そもそも、週休二日制ですが一般的には毎週土日あるいは土日が営業している会社では平日を含めて2日休みという認識が大多数でしょう。
そして、まあ世の中の多くの人がそういった休み方をしているのでそれが当たり前と思ってしまうのですが、これが罠です。
なぜなら、
「週休二日制は1ヶ月に1回でも週2回の休みがあれば成立する」
のです。
つまり、仮に第一週の土日が休みであったら、残りの週は全て土曜出勤となる可能性もありえるのが『週休二日制』なのです。
そこに『完全』を頭につければ、毎週土日が休みとなります。
しかも、ただの週休二日制には祝日は含まれていないので本当に月に5日最低限休みをとらせればその条件を満たせるということになるわけですね。
もちろん、有休を従業員に与えるのは義務ですが、いまどき『完全』週休二日制でない会社がそう簡単に休める環境だろうかというと……疑問ですよね。
管理人の知人も有休を使って毎度嫌味を言われたり、嫌な顔をされることばかりで休みにくいと言っていました。
会社によっては、有休をあてこむことを前提にそういった休日設定にしている会社もあるようです。
まさに、
「これは酷い」
と言わざるを得ません。
もちろん、それなりに給料があり福利厚生もしっかりしているのであればいいのですが、残念なことにそういったところはちゃんと『完全週休二日制』として募集しているところばかりです。
むしろ、週休二日制として出しているのは人数も少ない下手すると小さな親族経営のあからさまにブラックなところばかりの印象です。
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もし、そういった文言が気になって本記事をご覧になられているような方には、
「そこは、やめておいた方がいいんじゃないでしょうか」
という言葉をおくりたいと思います。
まとめ
さて、週休二日制についてまとめてみました。
実は案外騙されやすいのが、週休二日制を完全週休二日制と誤認してしまい応募してしまうことです。
求人票って見るべき項目が多いからこういう紛らわしいことをされると、週休二日制って書いてあるから大丈夫だろうと思ってしまいがちですが意味が違うことは知っておいた方がいいかと思います。
ちゃんと年間の総休日数から逆残してどれくらい一ヶ月で休めるかを考えてから応募しておいた方がいいかと思います。
まあ、求人とは実際違ったということも結構あるみたいですけどね。
本記事が参考になれば幸いです。