世の中、自己評価がやけに高い人っていますよね。何の自負を持っているかは人それぞれですが、
「自分は他の人と違うから」
「この仕事は自分にしかできない」
と何かにつけて優秀さをアピールします。しかし、ちょっと冷静にその人を見てください。はたして本当に優秀ですか?
本ブログ管理人も40年近く生きてきて、多くの人をみてきましたがいまだかつてこういった優秀さアピールをする人で本当に優秀だった人にお目にかかったことはありません。
しかし、なぜか役職は上の方だったりするんです。上なら優秀でもおかしくないのに、さして仕事はできない。
むしろ、その人の部下で「自分は大したことないですよ」という人ほど驚くほどに何でもそつなくできて優秀に見えたりします。
はてさて、一体どうしてこのような人物は自己評価が高く仕事ができないのか。大したことないといっている人ほどむしろ優秀といえるのか。
今回はそういったお話をしていこうと思います。
読み物としてお楽しみいただければと思います。
転職を一番考えるのは20代かと思います。
会社というものは入社してみないと良し悪しなんてわからないもの。
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特に20代であることは大きな武器となり、経験なんてなくても多少のことならマイナスにはなりません。
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自己評価が高い人は自分からその成長を止めている!
さて、改めて自己評価の高い人は意外と客観的に見て大して有能でもなく、仕事ができるとは言い難いという人が多いように感じます。
結論から言えば、そういう人は自分は仕事ができる有能な人間であると勘違いして、そこで成長を止めているからこそ、さらなる努力も新たな発想も考えることもせずに成長が止まった姿といえるでしょう。
そういう人とお酒などを飲むと、大抵は過去の武勇伝を語るものです。耳を傾けていても、その口から出てくるのはかつての華々しい過去の話ばかり。
一方でそれに見合った成果を『今現在』出しているかというと、多くはそうではありません。
確かにかつては優秀だったかもしれませんし、期待をされていたのかもしれません。
しかし、そういった過去の成功や栄光にすがっている人はそこで周囲からの評価が上がってしまったことで、自分の中でも「自分は他人よりできる人間だ!」と自己評価が上がってしまい、自分からそれ以上の伸びしろをつぶしてしまっているように感じます。
厄介なのが、そういう人に限って自己評価と自己主張が激しいので無駄にプライドだけが高い人が目立ちます。
だから、自分が関わる他人の失敗にはパワハラのごとく徹底的に責め立て、自分の失敗も「自分は失敗しない。あいつが言わなかったから、やらなかったから悪い」と責任転嫁をするような人物のことも。
手柄は自分のもの。失敗はすべて他人のせい。そういった性格の悪い人が世の中結構存在します。他にも、自分の不注意で落ちていたものに足を躓かせただけなのに、「こんなのが落ちているのが悪い!」とひとりで激怒するような人もいますよね。[…]
そして、虚栄心だけは強いので努力して頑張ってやっと成功にこぎつけたのに部下の成功は自分の物として上に報告をあげるので、昇進もしやすく上になってしまいやすいというのが大抵の会社の構図です。
社長に人を見る目がない会社や、成果主義優先の会社などでは特にそういった人が上にいくのが目立ちます。
つまり、
仕事ができない人=自己評価が高い
ではなく、自己評価の高いだけの自己アピールの強い目立つ人が仕事ができないことが多いというのが多いパターンで、そういう人が上に立つと言われてしまうようになってしまうのではないかと思います。
そういう人は人生で何を極めたのかは知りませんが、それ以上の努力を怠って時代や周囲の空気の変化に適応しないまま使えない人という烙印を押されてしまうのでしょう。
自己評価の低い人ほど仕事ができる不思議
さて、人間とは面白いもので「自分はまだまだ」とか「〇〇さんには及ばないですよ」と謙虚な姿勢を持っている人ほど優秀だったりします。
それは、こういう人達は自身の中で天井を作らずに常に努力を続けて自己研鑽をしているからこそ仮に最初はできなかったとしても伸び続けているといっても過言ではないでしょう。
先の自己評価だけが高い人とは正反対ですね。
しかし、大抵はこういう人は自己主張をすることがあまりない為に昇進とは無縁ですが、人望があれば他者が押し上げてくれる為に役職持ちの人もいます。しかし、その一方であまり役職を持ったポジションにいるということは少ないように感じます。
それがなぜかというと、管理人個人の知っている中では2タイプいて、一つは昇進に興味がなかったり謙虚すぎる姿勢が悪く働いて昇進を断ったりする人です。
誰かの上に立って指導するなんて無理と断ったり、そもそも上に立って誰かを引っ張っていくタイプじゃない人と見られている人が優秀だったりしますが、そういう人なんで上にあがっている人は少なく感じます。
そしてもう一つが、さっさと会社を去っていくタイプです。
少なからず『できる』人なので、これからどうするのかを尋ねると、どこかに引き抜かれたり、勉強の為にあえて他社に行ったり、自分で会社を立ち上げるという凄い人もいます。
目立ちはしませんが、上昇志向の強い人はこちらのタイプの方が多く、自身の可能性を伸ばす為に先に進んでいます。
こういう人達にとっては悪いことはないのですが……、会社側や残っている従業員達にとっては不幸かもしれません。
本当に有能な人がいなくなり、自己主張が強く自己評価だけが高い人を上にあげてしまう可能性があるのですから。
もちろん、この限りではないでしょうが会社というものは一度悪手をうってしまうとなかなか元に戻すのは困難になってしまいます。
ゆえに、経営者は人を見る目を養うことが一番大事なのかもしれませんね。
まとめ
さて、自己評価が高い人ほど仕事ができず、低い人ほどできるということで書いてきました。
実際に有能な人は謙虚な姿勢で勉強を怠らず、周囲をよく見ている人が多いかと思います。一方で、自己評価の高い人は常に自分アピールばかりするので上にあがりやすくなってしまいます。
実力が伴っていればいいですが、そうでないのなら不幸でしかないのではないでしょうか。
結局、そういった輩は自己評価の為にパワハラに発展してしまうようなことを何度か聞いたことがあります。
有能な人は他所でもやっていけるので、会社に問題があればさっさと辞めていき、出涸らしのように大したことない人が上に立ってより空気が悪くなっていく。これもまた管理人が見てきていることではありますが、世の中に多くあることではないでしょうか。