新ジャガ、新タマネギの『新』とは?流通の仕組みが関わる『新』の理由

スーパーによく行って野菜の名札などをよく見るという人は見かけると思いますが、時期によっては同じじゃがいもでも新ジャガといって『新』がつくものと、つかないものがあります。

同じく、タマネギもまた『新タマネギ』と書いてあることがありますよね。

美味しいと感じるのはやはり『新』がつく方で、何となく新しいものだなという想像はつくでしょうが、その理由をはっきりとわかっている人はそう多くはないのではないでしょうか。

実は、流通の仕組みが関わっているのがこの『新』をつけることなのです。今回は『新』がつく理由について解説をしていこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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新ジャガや新タマネギってなんで『新』がつくの?

ポテト

ジャガイモやタマネギを使う料理となると、簡単に思い浮かべるだけで数多くあげることができるかと思います。

特にカレーや肉じゃがなどは普段の生活で食べる機会も多いのではないでしょうか。

 

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両方共に日本各地で収穫されている野菜ですし、一年を通じて常に販売されている野菜です。

しかし、時期によっては新ジャガ、新タマネギと『新』という文字が頭について販売されるようになります。

これは一体なんだろうか?と思いつつ、おそらく『新』とついているので収穫されたばかりなのかな、という想像を働かせて購入されるのではないでしょうか?

新ジャガや新タマネギを買うと、どことなくみずみずしくて美味しいと感じるかと思いますが、それでも同じジャガイモやタマネギであることは変わりがありません。

どうしてわざわざ『新』をつけて販売する必要があるのでしょうか?先入れ先出の観点からいえば、古いものから本来販売した方がいいと考える人もいるのではないでしょうか。

 

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実は、そこには流通の仕組みによるところがあげられます。

そもそも、年がら年中販売されているこの二種ですが、当然ですが太陽の下にある普通の畑で大量収穫できる時期が年中あるわけではありません。

特に冬場は収穫できるシーズンではないのですし、ジャガイモやタマネギは保存に適した野菜なので流通しているのは一般的に冷蔵されて貯蔵されたものとなります。

察しのいい人ならお気付きかもしれませんが、冬場に流通しているジャガイモやタマネギは収穫してすぐに冷蔵庫で保存されたものなので、生産できない間はそこから流通にながしていくわけです。

もちろん、無限にあるわけではなく貯蔵量に限りはあるわけで、2~3月には在庫が減っていくことになります。

そこで、ジャガイモやタマネギの収穫時期がやってくるわけで、出回り始めます。

つまり、貯蔵されていたモノと、新しく収穫されたものが同時に流通に乗り、スーパーに並ぶわけです。

さすがにこのふたつを混ぜて販売するわけにはいかないので、頭に『新』をつけて最近収穫されたものと貯蔵されていたものをわざわざ区別しているというのが理由なわけなのですね。

ちなみに、ジャガイモもタマネギも日本では全国で生産されている野菜ですので、地方や気候などによって収穫時期が変わってくるわけです。

仮にジャガイモであれば、極端に南と北とで分けてたとえるのであれば、九州は秋口に植えて2~3月には収穫されます。その一方で、北海道は逆に秋口の9月頃が収穫期となるのです。

当然、全国で収穫できるものをわざわざ北海道から九州まで運んで新ジャガとすることはなく、その地方で基本的に回る為、北海道では秋に収穫されたものが新ジャガとして販売されているわけなのです。

 

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まとめ

さて、新ジャガと新タマネギの『新』についてまとめてみました。

時折見かけて、一体新ジャガや新タマネギってなんだろうな?とりあえずこっちの方がいいだろうから買うかというくらいの人が多いのではないでしょうか?

意外と意味を調べるとこのように流通の区別というちゃんとした意味と理由があるわけです。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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