夏場に一番よく使われるであろう殺虫剤、あるいは虫よけスプレー、衣類などの防虫剤などもありますよね。
プシューッと噴射すると強烈なにおいと共に虫をあっという間に倒してしまいます。
しかし、この殺虫成分って人体に害はあるのでしょうか?吸い込んでしまったら自分に害があるんじゃないかと心配になったりしませんか?
そんな殺虫剤が人体に影響を及ぼすのか、用途別でも何か影響があるようなものなのか。これをまとめていきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
殺虫剤・防虫剤・虫よけスプレーは人体に影響がある?
さて、夏場にできるだけ見かけたくなくても出現するときは、出現してしまう蚊やゴキブリなどといった害虫ですが、放っておくだけでも気持ち悪かったり刺されたりと害しか及ぼさないので退治してしまいところですよね。
そんな時に使うのが、殺虫剤などではないかと思います。
プシューっと放射すれば、間もなく倒してくれる人間の味方である殺虫スプレー。掃除機で吸い込んでその後の吸い込み口から吹き込んでやっつけるという人もいるでしょう。
しかし、この殺虫成分は結構強烈で人間の口に入ったら、むせてしまうようなこともあります。時には喉が痛くなったりもして、自然と有害なんじゃないか?と思う人もいるのではないでしょうか。
大丈夫です。
誤飲でもしない限りは人体に影響を及ぼさない
というのが結論です。
どうして影響がないの?
通常、家庭用の殺虫剤の成分として使われているのは防虫菊の成分を元に開発された、ピレスロイド剤というものです。
これを使って作られた殺虫剤は虫を簡単に殺虫できる効果の高さからも、人体あるいはペットなどに影響があるのではないかと考える人が多いでしょう。
しかし、実はほ乳類にはピレスロイドを分解する酵素が体内にあるので、吸収してもすぐに分解されて体外に排出されるのです。
ですので、まずしないと思いますが誤飲などによるものでなければまず問題なく、噴射するのを吸い込んだ程度でしたら大丈夫といっていいでしょう。
ただし、同じペットでも爬虫類や魚類は害が出てしまうので注意が必要です。
ちなみに、衣類などで使われている防虫剤ですが、こちらは樟脳(しょうのう)、ナフタレン、パラジクロロベンゼンなどが成分として使われています。
結構強いにおいがしますよね。それが効果を及ぼすのですが、パッケージや防虫剤そのものに『食べるな危険』と書いてあるので大人が経口摂取することはまずないでしょうが、赤ちゃんや子供はうっかり口にしてしまいます。
こちらは人体にも害がありますので、絶対に手の届かないところで保管するようにしましょう。
虫よけスプレーは殺虫成分はない
主に蚊を対象に使われている虫よけスプレーですが、殺虫成分があると勘違いしている人も中にはいるようですが、虫よけスプレーに殺虫成分はありません。
もともとは、アメリカ軍がマラリアの感染予防対策として開発されていたものです。そこに含まれるディートという成分が虫よけに効果的なものとして使用されています。
このディートですが、どのような効果があるかというと、
害虫の触覚を麻痺させることで、人間を吸血対象として感知できなくしてしまう効果があるというものです。
ですので、あくまで害虫が寄り付かなくなるだけで殺虫するわけではありません。いわゆる忌避剤というものとなります。
ちなみに、この成分であるディートですが、刺激性が強いので長時間連続して使用すると皮膚に害を及ぼし、皮膚炎などを起こしてしまうことがあります。
だから、虫よけスプレーの効果時間や注意文に連続使用禁止などが書いてあったり、虫よけスプレーをつけて外に行った後はできるだけ早くお風呂に入りなさいと言われるんですね。
そして、大人よりも子供の方が皮膚が弱かったりするので、濃度の低いものを購入時に選ぶなどの注意が必要です。
とはいえ、大人用と子供用で最初から分かれているのであれば、子供用を素直に買って持たせてあげるのがいいかと思います。
ちなみに、外作業であれば下記の『パワー森林香』が非常に強力です。
キャンプでも虫がまったく近寄ってこないというレベルの効果ですので、長時間の外作業や虫が多そうな場所に行くのであれば、オススメの商品となります。
まとめ
さて、殺虫剤や虫よけスプレーについてまとめてみました。
基本的には、製品のパッケージにしたがって対象とした虫や効果のあるものを買えばいいのではないかと思います。
滅多に誤飲するようなことはないと思いますが、子供は何でも口にしてしまうこともあり危険ですので最大限気を付けましょう。
本記事が参考になれば幸いです。