歪んだ恋愛になるストーカーはどういう人がなるの?人格障害の可能性も?

近年、しばしば『ストーカー』という言葉をニュースで聞くようになり、大抵は事件が起きたからこそニュースに取り上げられてしまっているようなことが多いかと思います。

実際、好きでもない相手に執拗に付きまとわれているのは困るどころか気持ち悪いだけですよね。

さて、このストーカーですが一体どのような人がなってしまうのでしょうか?

今回は、そんな歪んだ恋愛観を持つストーカーについてお話をしていこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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ストーカーになりやすい人はこんな人!

ビジネスマン

おそらく、男性よりも女性の方が被害にあいやすいストーカーという存在ですが、日本では1990年代から多くの人に周知される名前になり、世に広がっていきました。

しかし、あくまで名前がついたのがその頃というだけで、それ以前も日本だけならず海外でも、他者に恋心や妄想を抱く人をエロトマニアとして呼び妄想障害を持つ人としてストーカーと同じような扱いをしていたことなどがありました。

つまり、今も昔も日本も海外もストーカーという存在、あるいは類似のことをやっている人は変わらずにいたということですね。

ではこのようなストーカーをする人というのは、はたしてどのような人達なのでしょうか?大きく分けるとふたつの障害を持っている人に分けることができるかと思います。

ひとつは、先にすでにお出ししているようにエロトマニアでも妄想障害と言われていたような、精神障害を持っている人。

「この女性と目が合った!自分に好意を抱いているに違いない!」

と、ただの偶然を根拠もなく虚構や妄想で作り上げ、そしてそれを自分の中の真実として疑わなくなり、付きまとうようになります。

もうひとつは、人格障害を抱えている人かもしれません。

特に元交際相手や、好意を抱いて告白するもフラれた人がこうなってしまう可能性があります。

「彼女が自分を嫌いになるなんてありえない!」

「自分がフラれるはずがない!」

といった拒絶されたことを受け入れることをせずに、ストーカーに変貌してしまうタイプですね。

通常であれば、男性でも女性でも異性にフラれたら落ち込みはしますが、時間と共に回復してスッパリと諦めて新たな恋を探しにいくところです。

が、ストーカーになる人達は自己中心的で、相手の気持ちを考えられない鈍感な人がなりやすいといわれており、そのような性質を持っているので拒絶した相手に復讐しようと、徐々に害をもたらせ始めます。

交際するしないだけの話であれば相手を選ばなければなりませんが、一方的に好かれてフッたらストーキングされるようになった、なんてどうしようもできないし、ただ恐ろしい話ですよね。

 

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ストーカー側の心理とは?

キスしそうな恋人達

では、ストーカーになってしまう人はどのような考えでストーキングを始めるようになってしまうのでしょうか?

精神障害、それも妄想障害であれば簡単ですよね。自分が好きになった相手と恋人になりたい。恋人になったら素敵なデートをしたい。恋人とあんなことやこんなことをしたい。

「だ か ら 恋 人 と い つ も 一 緒 に い た い ……」

といったように、徐々に発想を飛躍していき、相手を執拗に追い続けるということになってしまうのです。

さらには妄想を都合よく自分の中の事実としてしまう性質な為、それが正しいのだと過激な行動に走ってしまう人もいるので厄介です。

一方で人格障害をお持ちのストーカーは、そもそも加害者意識がかなり気薄で、むしろ被害者意識を強く持っています

どういうことかというと、恋愛対象への依存心や執着心が非常に強く、常に相手には心の中に自分という存在を入れておいて欲しいと強く望みます。

要は自己中心的な考えなんですね。だから、加害者意識はもっておらず相手が自分のことを考えるのは当然と思っているのです。

そして、さらには「捨てられた」とか「自分がフラれたのは周りが悪い」などといった被害者意識も強く持ち合わせています。

このあたり、間違いなく何らかの人格障害を持っているのは間違いないでしょうが、ストーカーになりやすいのは自己愛性人格障害反社会性人格障害を持っている人でしょう。

前者の自己愛性人格障害は「過剰警戒タイプ」と「無自覚タイプ」に分かれますが、無自覚タイプは自分が、自分がの自己中心的な人間で、他人がどのように感じるか、痛いのか、悲しいのか、苦しいのかがわからないくらい鈍感な人間です。

さて、後者の反社会性人格障害を持っている人はどうでしょうか?

字面がすでに悪いですが、それもそのはず。善悪や道徳的な判断力がそもそもなく、違法行為や犯罪への自分のストッパーとなるハードルが非常に低い人ですので、攻撃性を伴っています。

このあたりいずれにしても、ストーカーになるような人は厄介な人格障害を持っている可能性が高いので、相手の妄想が膨らむ前や過激な行動に移る前にどうにかしなければ自分の身が危険なのは間違いないでしょう。

 

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ストーカー被害にあったら警察でいいの?

警察官の手錠

さて、ある日突然ストーカーに後をつけられるような事態になってしまったらどうすればいいのでしょうか?

基本的にまずは警察に相談して指示を仰いだ方がいいかと思います。

このとき、

  • 家でゆっくりと相談するのなら 『#9110』
  • ストーキングされている最中に電話するのなら 『110』

となります。

#9110 は警察への緊急でない場合の相談窓口になり、どのようにすればいいかの相談に乗ってくれます。

110 は緊急番号ですがストーカーを受けている状況ならかけて問題ないでしょう。指示を受けながらすぐに警察が見回りにきてくれることもあります。

 

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ただ、あくまで警察はストーカー規制法があっても、せいぜい相談に乗ることと注意をするくらいしかできません

もちろん、相談記録があれば何かあった時に便利ですが、警察は明確な事件性のある被害が起きない限りは相手を逮捕するどころか、見回りの強化くらいで動いてくれないということは覚えておいた方がいいかと思います。

まあ、何かあってからでは遅いと言われていますが、ストーカー被害で警察に何度も相談していたのに殺人事件としてニュースで報道されたというのは聞いたことがあるでしょう。

つまり、警察は指示を仰ぐだけで助けてくれるとまでは期待はしない方が無難です。動くのは何らかの被害にあってしまった後だけです。

「じゃあ、どうすればいいの!いま、困ってるの!怖いの!」

とこれではなってしまいますよね。

となると、残る手段は正面から受けて立つとか、自分で対処するようなことは考えずに『自衛をしながら逃げる』しかないでしょう。

これまでお伝えしたように、相手は自己中心的で相手の傷みや気持ちを考えない相手です。逆上してしまうおそれがあるので、最大限すみやかにたとえば引越しなどをして逃げるのが得策かと思います。

可能な限り信頼のできる友人や同僚、親などに協力をしてもらうことで安全を確保していく必要があります。

 

・自衛手段

まずは出来る限り、親や友人や同僚を頼って一緒にいることを心がけるといいでしょう。

引越をするなど逃げ先を見つけて落ち着くまでは誰かと常に一緒にいた方が安心です。街中でも人の目のある場所を最大限通り、ストーカーと一対一になる状況を回避し続ける必要があります。

最悪の場合を想定して、防犯ベルや防犯スプレーを準備しておくと『いざ』という時の備えになります。

ストーカーは、ちょっとやそっとでは諦めてくれないので逃げきるまでは知り合いに協力してもらったり、何らかの自衛手段を持っていた方がいいのは間違いありません。

 


・逃げる

逃げるが勝ちという言葉があり、ストーカーもさすがに自分の仕事や生活もあるので遠い場所まではなかなかついてくることはありません。

ただ、厄介な相手となると仕事を辞めてまでついてくるストーカーも中にはいますので、いかに見つからずにすみやかに引越ができるかが重要です。

残念ながらそこに留まり続けるとなると、いつ被害にあうかはわかりませんし、怯えて暮らすこととなってしまいます。ちなみに、調べればすぐにわかる実家とかもやめた方がいいかもしれませんね。

ここでも、友人の家に一時的に避難をさせてもらったり、引越の協力をしてもらったりと、親しい人たちに協力をしてもらいましょう。

迅速な行動が結果的に未来の自分の身を救うことに繋がるかもしれませんので、とにかくそんな異常者に目をつけられて運が悪かったと思って逃げ切ることだけを考えるべきです。

 

・探偵に相談する

えっ?ストーカーに探偵ってなんで?と思う人も多いかもしれませんね。

しかし、探偵って実は犯罪対策のスペシャリストな人も多いんです。

浮気や不倫調査などがメインの稼ぎである探偵社は多いですが、ストーカー対策を扱っている探偵社も存在します。

詳しい探偵の仕事は下記の記事にてご紹介していますが、お金より自分の身の安全だと感じたら、迷わず相談だけでもしてみるといいかと思います。

大抵、相談だけなら弁護士などと違って無料ですので提示金額や、解決が難しそう、信用できないなど弊害があればやめればいいだけのことです。

 

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他にも、このようなサービスがあります。

 

警察官OBによるトラブル相談サービス

 

 

警察官OBによるトラブル相談サービスです。

元警察官ならではの人脈や、ノウハウで解決へと導いてくれるので心強いサービスではないでしょうか。

いずれにしても、逃げてまたいつ起きるかわからない被害を恐れ続けるよりかはいいかもしれません。

さすがにコストはかかりますが、ここまでやればストーカー問題は解決できる可能性は高いのかなと思います。

 

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まとめ

さて、歪んだ恋愛のストーカーということでまとめてみました。

基本的に、テレビで報じられているように異常者が最終的に犯行に及ぶということは現実にあることです。

しかも厄介なことに、常識とか話し合いが通用しない相手なので最終的には自衛手段をもちつつ『逃げる』という選択肢しかないかなと思います。

執拗に追い続けてくるので、年単位の対処が必要ですがとにかく逃げて、引越先でも警察に一応相談しておくなど最大限に警戒しておかないとならないでしょうね。

本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。

 

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