パワハラする嫌味上司にはどう対策する?逃げる方法を心理学から見る!

世の中の会社には、パワーハラスメントをするようなまともではない上司というのがどこにいってもいるものです。特に年功序列がまだ残るような会社では、それが顕著になっているのではないかと思います。

だからといって、やられっぱなしも嫌なものですが、やり返そうと思ったら何倍にもなって理不尽がかえってくることがあります。

そんなどうしようもない上司にどう対策をするか、あるいは逃げる方法を心理学の観点から考えてみましょう。

 

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社会人

 

嫌なパワハラ上司ってどんな性格の人間?

ビジネスマン

さて、年功序列の企業であれば、実力もないのに社長をヨイショしただけで上にあがってしまい、えばりちらすような低レベルの上司が多くいます。

ただの軽度な嫌味だけならいいですが、それがパワハラ体質に繋がっていて攻撃をしてくるのであれば最悪ですよね。

できれば、こんな人間と関わりあいたくない!そう思う人が大半ではないかと思います。

心理学の交流分析では、人と人との間で行われる行為全般を「ストローク」と呼びます。

嫌味を言ったり、相手を貶めたり、けなしたり、そういった相手の気持ちそのものをネガティブにさせてしまう行為を「マイナスのストローク」といい、相手に攻撃をすることで安心したり、快楽を得る人間がそれにあてはまります。

さて、ここでパワハラをするような人物に大抵共通している性格をあげてみましょう。

  • 部下の手柄は自分のもの
  • 他人の成功に嫌味を言う
  • 自分が全て正しいと思っている
  • 自分を守る為に平気で嘘をつく
  • 相手が反抗すると何倍にも増して攻撃してくる
  • 強い相手には逆らわず、弱い相手に攻撃を繰り返す
  • 自分が上、他人は下
  • 全てにおいて自己中心的
  • 承認欲求が強い
  • 自分に都合が悪いと調子よく逃げる

どうでしょうか、大抵このような他人を言葉で攻撃できるタイプの人間は似たような人物像になることが多い傾向になりますが、もし身の回りの上司でそういった人間がいたらどれだけあてはまるのか考えてみるといいでしょう。

こういったタイプは心の奥にある不安(たとえば、自分より相手の旦那や父親の方が立場が上だったりするなど)があると、嫌味として他人にぶつけてくる傾向があります。

他人のことや立場なんて多くの人は気にしませんが、自分が嫉妬心を感じたり自尊心が傷ついたときに自分より弱い他者を攻撃して、動揺したり悲しんだりすることに満足を感じるのです。

小学生の頃から精神的に成長していないといっていいほど、本当に厄介な性格ですが、嫌味程度なら「嫌なヤツだな」で済むでしょう。

しかしそれが行き過ぎると、会社でのパワーハラスメント問題になり、被害者がうつ病を患ったり、最悪自殺してしまうなどいま社会問題となっているような大きな問題へと発展してしまうことがあるんです。

パワハラをする人間は繰り返すといわれているように、被害者がいる以上は『性格』とは言っていられないのかもしれませんね。

 

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パワハラ上司への対策と逃げ方とは?

チェックする社会人

さて、会社に入社してこのような嫌な上司にあたってしまったとしても、仕事というのは生活の基盤となるものですので容易には辞めることはできません。

入社したてですと、周囲は自分の味方か、あるいは上司よりの敵かも区別がつかず、自分ひとりでこのような上司に対応する他ありません。

軽度な嫌味がパワーハラスメントに変わっていくことはよくあるものですので、もし「ハズレ」だと感じたら早急に社内で自分の味方となる人物を見極めて関係を作っておくといいでしょう。

パワーハラスメントでうつ病になってしまえば傷害罪になり、刑事罰が与えられる場合があります。そのときがもしきてしまったのでしたら、弁護士などを雇って加害者と会社(使用者責任として)を訴えましょう。

 

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社会人

 

もちろん、そんな『いざ』という大きな問題にならないのであればそれに越したことはありません。どんな相手でもうまくかわすことができるようになれば、社会人として誰とでも付き合うことができるでしょう。それも社会的スキルの一つです。

特に、このような上司の場合は自分が上の立場だと知ったうえで攻撃し、相手の動揺や反応を楽しんでいます。

ここに正面切って反論しては、相手の欲求を阻害したことになり、さらに攻撃をしてくるだけです。ですので、まずは「ストローク」を極力なくすことが重要です。

下記のようにうまく受け流せるようになればつまらなくなって相手をしてこなくなるかもしれません。

・笑ってやり過ごす

笑顔というのは、相手の邪気を流すことができるものです。

もちろん、ただへらへら笑っているだけではいけませんが、ただ黙って……あるいは、素直に「はい」といってニッコリ笑うことで「やりにくい相手」と認識してくれるかもしれません。

だって、嫌味に対して素直にニコヤカに返されたらそれ以上何を言っていいかわからないですしね。

もちろん、心の中で「またくだらないこと言ってる」と思うのは自由です。

・淡々とする

決して動揺を見せず、反応をかえさずに淡々と「そうですね」と返答してみましょう。

自身の言葉を肯定されてさらに嫌味を言ってこれるのは相当に性格の悪い人間だけです。

しかも、動揺も何もないのだから表向きパワハラ体質の人間が喜ぶ反応はみられず、つまらないと感じるのではないかと思います。

・とにかく避ける、会話をしない

自分の精神面を考慮し、とにかく嫌な上司から話しかけられない限りは自分から会話をしないことです。

そして可能な限り避けて一緒に、二人きりにならないようにした方がいいでしょう。

人間というのは、自分に普段構ってこない人に対しては「やりにくい」と感じ、何を話していいかわからなくなるものです。

会話がなければ嫌な言葉もありません。信用できない人間を相手に余計な絡みをしない!これは自分の心身を守る為にも重要なことです。

 

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まとめ

さて、パワハラ上司の対策をまとめてみました。

基本的に上司である以上、最低限顔を合わせなければなりませんし、会話をしなければいけません。

しかし、その接触が多ければ多いほど嫌味を聞く回数も多くなり、自身の心にダメージが蓄積してしまうものです。

ですので、「ストローク」を少なくすことで相手との交流を最低限にして、かわすというのもひとつの方法ではないでしょうか。

本記事が誰かの参考になれば幸いです。

 

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