交通事故で重傷と軽傷の違いの基準って何?意味を知りたい雑学

車社会となっている現代ですが、その便利さと引き換えに交通事故が後を絶ちません。

どんなに気を付けていても相手の車がぶつかってくるのでは避けようもなく、毎日のように誰かが加害者となり被害者となっています。

さて、残念ながらお亡くなりになってしまう人も多いですが、命がせめて助かるのなら幸いです。

しかし、よくニュースで報道されるのは『重傷』と『軽傷』のふたつですが、はたしてどのような基準で警察はこの二者を分けているのでしょうか。

今回は、そんな交通事故における雑学として重症と軽症の違いについて話をしていこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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交通事故の被害をあらわすのは死亡・重症・軽傷のみっつ

改めて車社会である日本ですが、車道にはクルマが走り、自転車が走り、場合によっては歩行者が横切ろうとするなど常に誰もがいつ事故におきてもおかしくない状態にあります。

いくら安全運転といっても、自転車や歩行者が注意をすることなく飛び出してくれば事故になりますし、居眠り運転などで車そのものがぶつかってくることもニュースでよく見かけることです。

普段のこまごまとした事故であれば、滅多に報道なんてされることはありませんが、

「首都高で9台が連なる事故。トラック炎上」

といったように規模が大きくなればその分、夕方のニュースとしてあげられる可能性が高くなるでしょう。

悲惨な事故ほどメディアはこぞって注目したがるものです。

さて、そんな事故報道ですが人的被害の規模として『死亡・重傷・軽傷』のみっつで報じられています。

この報じられる内容は警察管轄である所轄が発表したもので、警察用語の取り決めによる判別方法なのです。

とはいえ、それぞれ明確な基準を誰かが教えてくれるわけではないので、

「重傷者〇名」

といわれてもどのくらいの重傷なのかもわからないし、普通の人は当事者ではなくテレビの向こう側の報道の世界を視ているだけなので、ぼんやりと「結構凄い事故が起きたんだな」程度しか思わない人が多いかと思います。

ですので、なかなか細かい重傷者と軽傷者がどのような基準で言われているか知らない人の方が多いのではないでしょうか。

それでは簡単に交通事故における死亡・重傷・軽傷を解説しましょう。

 

・交通事故における『死亡・重傷・軽傷の違い』

まずは交通事故において一番痛ましく、悲惨な結果と感じられるのは『死亡』がカウントされた報道でしょう。

この『死亡』についてですが、交通事故が起こってから24時間以内にお亡くなりになった人のことを指します。

つまり、24時間を過ぎてお亡くなりになってしまった人はカウントされません。

ともすれば、実際の事故と死亡者数と数が違ってくるのではないか?と思われる人もいるかと思いますが、厚生省ではちゃんと事故に対して24時間以後に亡くなった方の数もカウントしており、警察の発表の方が結果的な数字は当然ですが少なくなっています。

さて、少なくても事故発生から24時間以内ではお亡くなりにならなかった方は重傷と言って間違いないでしょうが、そもそも重傷と軽傷の違いの基準は何なのでしょうか?

皆さんは、ちょっと包丁で指を切ってしまったり、転んでしまって打撲や捻挫をした時にどれくらいで治るでしょうか?

ほとんどの人は1~3週間以内にはもうほとんど気にならない程度に治っていることが多いでしょう。一ヶ月もする頃には怪我したことなんてほとんど忘れているかと思います。

実はこの一ヶ月である約30日が基準となり、重傷と軽傷が分かれるところなのです。

つまり、重傷は30日以上の治療を必要とする怪我。軽傷は30日未満の治療で怪我が治るであろうという基準で分けられているのです。

先のちょっとした怪我程度であれば、数週間で治るという話をしましたが、大抵の人の怪我は最初こそ痛みが激しいかもしれませんが、個人差はあれど大抵その程度で治るものです。

そう考えると、30日以上経たないと治らないと診断される怪我というのはどれだけ悲惨な状態か大なり小なり想像はつくのかと思います。

しかし、これはあくまで警察が発表する為の基準であり、事故の規模を表す目安となるものに他なりません。

実際、それぞれの調書に記載される内容は『全治〇日間』といったものとなり、具体性を帯びています。

 

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全治〇日のような日数って本当にそれだけで治るの?

ちなみに、よく「全治〇日です」といった表現がよくメディアなどで使われていますが、本当にそれだけの日数で治るのでしょうか?

実は、この全治も曖昧な表現であり、目安となる基準のひとつに過ぎませせん。

確かに『軽傷』という言葉に比べたら具体性はありますが、あくまで負傷者に配慮した治療期間の目安を伝えているというだけです。

というのも、擦り傷の人と骨折をした人で一括りに『軽傷』としては「骨を折ってどこが軽傷だ!」と負傷者の感情を害するおそれがあり、一ヶ月以内には治るとはいえ嫌な気分を味わわせることになってしまうので、全治という目安を使っているのです。

といっても、あくまで目安は目安。治療の時間は個人の程度や差が大きく、後々で長期間に及ぶ後遺症が残ってしまう場合もあれば、すぐに治って退院してしまうという人もいます。

ですので、怪我の程度から一般的にはこれくらいで治るといったくらいの感覚的目安にしか過ぎないのです。

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まとめ

さて、交通事故における軽傷と重傷の違いについてまとめさせていただきました。

このあたり、誰かが教えてくれるというわけでもなく、そもそも細かくは知らないという人も多いのではないでしょうか。

ちなみに、これはあくまで交通事故の場合であって、火事による負傷はまた基準が変わってきます。なぜなら火事の場合は入院を必要とするかしないかで重傷と軽傷がわかれるというそもそものカウント方法が違ってくるからです。

このあたりは特別覚えていて生活に特段役に立つ知識とは言い難いですが、ぼんやりとでも覚えておくと何かあった時の知識の幅にはなるのかなと思います。

本記事が参考になれば幸いです。