子々孫々と受け継がれていく遺伝子。それぞれが、それぞれの血液型を持って生まれてきます。
大別するとA型・B型・AB型・O型ですし、特殊な血液型は除外するとして輸血のときもその判断でおこなわれます。
学生の頃に習っている人もいるかと思いますが、親子関係で絶対に生まれない血液型いうものが存在します。もし忘れていたら思い出してみましょう。
本記事が参考になれば幸いです。
親子間の血液型の相関関係とは?
男親と女親、それぞれが先祖から脈々と受け継いできた誰もが持っている血液型ですが、親子だからこそ生まれる子供の血液型を予想することができます。
むしろ、絶対に生まれない親子間の血液型があるからこそ外見の特徴以外に親子の繋がりを示せるものといってもいいでしょう。
昔はほとんどやりませんでしたが、いまは生まれてすぐに血液型検査をする病院が多いです。もし、生まれた子供が夫婦二人ではありえない血液型だとしたら……問題発生の予感がしますよね。
さて、ちょっと複雑な親子間の血液型相関関係をご紹介していきましょう。
【最初に調べること】
まず最初に調べることは、夫婦間の親……つまり、子供にとって祖父と祖母の血液型を知ることです。
なぜかというと、A型とO型の子供であれば『AO』といった血液型になり、A型二人の子であれば『AA』という血液型を持っているからです。
そして、優位となるのはAかBの型の為に『AO』の場合はA型という血液型判定となります。
【血液型の種類】
大別をするとA・B・AB・O型ですが、実は細かく分けると下記のようになります。
A型 → AA AO
B型 → BB BO
AB型 → AB
O型 → OO
の6種類となってきて、先のようにA型とB型が優位になる血液型となって判断されます。そして、混ざると判別されないO型に関しては上書きされやすい血液型といっていいかもしれませんね。
【親子の相関関係】
さて、ここまでが前提条件の知識ではあるのですが、結婚するとこのうち6種類のうち2人がくっついて子供を産むわけです。
そして、下記のような確率論で子供の血液型が一般的に決まるとされています。
組み合わせとしては、
①② と ③④ ですと、①×③ ②×③ ①×④ ②×④の4つの組み合わせのうち、どれかが子供として生まれる掛け算となるのが通常です。
・AA型の人が結婚した場合
- AA × AA = A型(内訳 AA型 100%)
- AA × AO = A型(内訳 AA型 75% AO型 25%)
- AA × BB = AB型(内訳 AB型 100%)
- AA × BO = A型(内訳 AO型 50%) AB型(内訳 AB型 50%)
- AA × AB = A型(内訳 AA型 50%) AB型(内訳 AB型 50%)
- AA × OO = A型(内訳 AO型 100%)
基本的にAA型の人は必ず、A型かAB型の2択になり、O型が生まれることはありません。
・AO型の人が結婚した場合
- AO × AA = A型(内訳 AA型 50% AO型 50%)
- AO × AO = A型(内訳 AA型 25% AO型 50% O型 25%)
- AO × BB = AB型(内訳 AB型 50%) B型(内訳 BO型 50%)
- AO × BO = A型(内訳 AO型 25%) B型(内訳 BO型 25%) AB型(内訳 AB型 25%) O型(内訳 OO型 25%)
- AO × AB = A型(内訳 AA型 25% AO型 25%) B型(内訳 BO型 25%) AB型(内訳 AB型 25%)
- AO × OO = A型(内訳 AO型 50%) O型(内訳 OO型 50%)
AO型の血液型は、結婚相手によってどんな血液型の子供も生まれる可能性があります。
・BB型の人が結婚した場合
- BB × AA = AB型(内訳 AB型 100%)
- BB × AO = B型(内訳 BO型 50%) AB型(内訳 AB型 50%)
- BB × BB = B型(内訳 BB型 100%)
- BB × BO = B型(内訳 BB型 50% BO型 50%)
- BB × AB = B型(内訳 BB型 75%) AB型(内訳 AB型 25%)
- BB × OO = B型(内訳 BO型 100%)
基本的にBB型の人は必ず、A型かAB型の2択になり、O型が生まれることはありません。
・BO型の人が結婚した場合
- BO × AA = A型(内訳 AO型 50%) AB型(内訳 AB型 50%)
- BO × AO = A型(内訳 AO型 25%) B型(内訳 BO型 25%) AB型(内訳 AB型 25%) O型(内訳 OO型 25%)
- BO × BB = B型(内訳 BB型 50% BO型 50%)
- BO × BO = B型(内訳 BB型 25% BO型 50%) O型(内訳 OO型 25%)
- BO × AB = A型(内訳 AO型 25%) B型(内訳 BB型 25% BO型 25%) AB型(内訳 AB型 25%)
- BO × OO = B型(内訳 BO型 50%) O型(内訳 OO型 50%)
BO型の血液型は、結婚相手によってどんな血液型の子供も生まれる可能性があります。
・AB型の人が結婚した場合
- AB × AA = A型(内訳 AA型 75%) AB型(内訳 AB型 25%)
- AB × AO = A型(内訳 AA型 25% AO型 25%) B型(内訳 BO型 25%) AB型(内訳 AB型 25%)
- AB × BB = B型(内訳 BB型 75%) AB型(内訳 AB型 25%)
- AB × BO = A型(内訳 AO型 25%) B型(内訳 BB型 25% BO型 25%) AB型(内訳 AB型 25%)
- AB × AB = A型(内訳 AA型 25%) B型(内訳 BB型 25%) AB型(内訳 AB型 50%)
- AB × OO = A型(内訳 AO型 50%) B型(内訳 BO型 50%)
基本的にAB型の人にO型の子供が生まれることはまずありません。
・OO型の人が結婚した場合
- OO × AA = A型(内訳 AO型 100%)
- OO × AO = A型(内訳 AO型 25%) O型(内訳 OO型 50%)
- OO × BB = B型(内訳 BO型 100%)
- OO × BO = B型(内訳 BO型 50%) O型(内訳 OO型 50%)
- OO × AB = A型(内訳 AO型 50%) B型(内訳 BO型 50%)
- OO × OO = O型(内訳 OO型 100%)
基本的にOO型の人は、AB型の人が生まれることはありません。
ちなみに、O型の人は蚊に刺されやすい傾向があるそうです。
暑くなってくると嫌な音と共に出てくる嫌な害虫『蚊』ですが、どうして針に刺されているのに痒くならないのか不思議ではないですか?気付いた時にはすでに痒くて肌が盛り上がっている。そういうこと、よくあるでしょう。それは蚊ならではの特性による[…]
血液型といわれて一般的に有名なのは血液型と性格の関係かと思います。勿論、個人差はあるとはいえ自分の子供がどんな性格に育ちそうなのか、というのを想像するのは面白いかもしれませんね。
血液型を知っておくのは重要?
さて、そんな誰もが必ず持っている血液型ですが知っておいた方がいいに越したことはありません。
けど、必ずしも知っている必要というのはなかったりするんです。
だって、緊急時に自己申告や周囲の人の言った血液型で輸血なんかしたら医療ミスに繋がるからです。これは、医者が言っていたので間違いありません。
しかし、先の血液型相関のように親子関係の暫定的な証明や、血液型によって相性を気にするような人であれば知っておいた方がいいかもしれません。
ちなみに、血液型を知る方法は、
・献血に行く
・病院で検査してもらう
のどちらかで知ることができます。病院で検査してもらうと¥1,000~¥2,000程度とられてしまうので、いっそ献血に行った方が安上がりでしょう。
ただし、ドップリ血を抜かれるので体調と相談した方がいいかもしれませんね。
そのうえで、もし親子関係に疑いのある血液型であれば、親子証明のDNA検査などをすることをオススメ致します。
ないと思いますが、赤子取り換えなどの事故。あるいは、不倫などによる托卵などの可能性が考えられ不安になってしまいますよね。いまや検査キットは数万程度で簡単にできるものですので、お手軽にできるようになりました。
なお、パートナーの申告した血液型が間違っていたり、極まれに先祖の血液型でも強く浮き出てきたのでしょうか、普通では生まれないはずの血液型の子や、数万・数十万人に一人の珍しい希少な血液型の子供になることもあります。
検査結果がでないうちに騒ぐと面倒になりかねないので、本当にDNA検査までするつもりであればこっそりやったり、興味本位の実験とでも言ってやった方がいいかもしれません。
ただ、理由もなく拒否されたり慌てて嫌がられたりすると、本当に怪しいのかもしれませんね。
もし怪しいと感じる要素が明確になってきたら、お金はかかりますが探偵などを雇ってみるのも一つの手かと思います。
さる名探偵○○〇などのアニメや、刑事ドラマの影響から探偵は殺人事件ばかり扱っていると思ってしまっている人もいるかもしれません。ですが、さすがに一般人である探偵が事件にそこまで深く関わることはほとんどないでしょう。じゃ[…]
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ちなみに、これがそのDNA検査キットです。話には聞くけど、見たことないという人もいるかと思います。
こういったサービスが少しのお金で手軽にできるような時代になったんですね。
血液型の違いによるイメージとは?
さて、ここからは余談ではありますがついでといっては何ですが血液型のイメージについて話をしていこうと思います。
日々生活を送っているとやけに性格を血液型で勝手に診断して評する人がいます。
「あいつ、A型だから細かいんだよ」
「B型だから短気なんだよなー」
「O型だから誰とでも合わせられることができるヤツ」
「うわっ、言ってることがさっきと違うよ。さすがAB型」
とまあ、こういったことを言う人と遭遇したことがある人はかなり多いのかなと思います。
そして、実に日本人の7割がこの血液型と性格の違いを信じており、大体の一般的に思われているイメージというのは下記ではないでしょうか。
A型 | 神経質・几帳面・真面目 |
B型 | 自己中心的・わがまま・すぐキレる(短気)・明るい |
O型 | 大雑把・おおらか・楽天的・おっとり |
AB型 | 二重人格・性格が掴みづらい・天才肌 |
自分に照らし合わせた時にあっている、あっていないはともかくとして、世の中の一般的な血液型診断としての一般的イメージとしては、こういった感じかと思います。
そして、これまでに多くの研究者や統計データなどでこの血液型と性格の因果関係を調べています。
一方で、これだけ巷では言われてイメージ付けされているのにテレビなどでは、ほとんどこういった番組などはやりません。
なぜかというと、BPO(放送倫理・番組向上機構)がすでに撤回しているとはいえ、一度は『差別的』『非科学的』という理由から番組で放送するにはふさわしくないと要望を出したからなのです。
確かに、かなり無理な要望ではありますがわからないでもありません。
要望を出したのは2004年。その頃はいじめによる自殺が多く色々と報じられている時期でした。この血液型による棲み分けがまだ成長途中の青少年が番組を視て差別やいじめに発展してしまうのを恐れたと考えれば、納得はいきます。
ですので、撤回されたとしても一度テレビ界で根付いたルールとなってしまっているので、いまでもほとんどテレビ番組でやらないのはそういう理由なのですが、やらなくなっていたとしても本などは出ているわけですし、それまで報じていたイメージがあります。
まさに『お客様は神様』という言葉が残ってしまっているように、放送をしなくなったからといって、それまで報じていたイメージというのは人の口やインターネットなど、情報としては残りますので血液型による性格付けを信じる人は多いのではないかと思います。
「お客様は神様じゃないのかよ!」とえっらそうに言う人。若い人はたぶん、さして使わない言葉でしょうが中高年はサービスが悪いと使ってくる人がいますよね。しかしこれ、本来の意図とは違って客側が使ってはいけない言葉なんですよ。使うのは頭のお[…]
なぜ血液型による性格診断はこんなに信じられているのか
では、一体どうしてこのように血液型と性格が紐づけられて関係があると思う人が多いのでしょうか?
一般的には『バーナム効果」ともいわれています。
バーナム効果というのは占いでもよく利用されている心理効果のひとつで、誰でもあてはまるようなことを言われるとそれが正しいと信じてしまうというものです。
占いなんて信じない!占いをしてもらって当たった!そんな信じるか信じないかは人それぞれの占い。しかし、自分が困ったときに一度当たってしまうと信じてしまうようになり、はまってしまう人が多いのもまた事実です。それがたまたま偶然か、[…]
特に、血液型の場合は誰でも……というわけではありませんが、一部の特殊な血液型を除いて4つにはっきりと大別されています。
医療に役立つもの、親子の関係性を示す指標の一つ、などと人間の科学・医療技術の発展と考えればそうなのですが、4つに分かれたことで必ず何らかの意味があると考えるのが人間です。
そして、その『意味』に対して個々の性格をあてこんで、誰にでもあてはまること、思い当たることがあるようにすれば……そう、先ほどのバーナム効果のできあがりです。
人は理解できない相手を嫌います。なんでもいいから情報を得ることで、安心を生み出す生き物です。
だからかもしれませんね、相手の個人情報を知った時に血液型を知ることで、当人を無視して何となく相手の性格付けをしてしまうというのは。
誰しもが持っていて、4つに大別できるからこそ血液型による性格診断は信じられているといえるのかもしれません。
逆に言えば、誰にでもあてはまるし、誰にでもあてはまらないといえるので勝手なイメージを植え付けるものとなっている場合もあるでしょう。
では血液型による性格診断はあてにならないのか?
さて、ここまで血液型による性格診断は『誰にでも当てはまるもの』といった感じにお伝えはしてきましたが、そういう側面はあるのは事実であるものの、実はその限りではありません。
完全に眉唾というのであれば、いまだ血液型による研究者の論文や統計が毎年多くあがってくるのはおかしな話ですよね。
勿論、どんな荒唐無稽な分野であろうとも専門の研究者がいて、歴史や医療をひっくり返すような発表をすることだってあります。
テロメアの研究だって、もっと進めば人間が200年以上生きるのも夢ではないかもしれません。
そして、この血液型による性格というものにも統計データが出されて、血液型による『差』がデータによってあることがわかっています。
これは2010年以降に大規模な統計データを取ったことで明らかにされています。
しかし、この統計データが出た後に専門家たちは揃って口をつぐむようになってしまいました。
明らかに意図的に避けているというのは間違いはないでしょう。
そして、日本ではこの研究に関する論文が出ていないのかというと、毎年多くの論文が提出されて掲載するに値しないという評価をされているのです。
日本・外国問わず研究データによる差は出ているのに、日本で研究の論文が認めない理由は定かではありませんが、
- 医学・心理の権威ある人のメンツを守る為
- 非科学的であるという前提
- 暗黙のタブーの領域にある問題
といったくだらない理由で、研究が認められないのかもしれません。
そうですよね、それまでは自信満々に否定をしておいて、正当な統計データが出たら間違っていましたなんて言えませんし、力の強い人間の顔を立てていると考えるとしっくりきます。
とはいえ、あくまで個人差の範疇であるといえばそうかもしれませんし、目に見えぬ曖昧な性格付けだからこそ慎重といえば、そうなのかもしれません。
なので、あくまで統計データからすれば血液型と性格の因果関係はある!……であろうというのが答えではないでしょうか。
今後、心理学界の暗黙の了解やくだらないメンツなどをぶっ飛ばすくらい、明確ではっきりした研究結果が出るといいですね。
まとめ
さて、血液型の相関についてまとめさせていただきました。
ほとんど確率論ですので、まったく生まれる可能性がない血液型は少ないですが、これがきっかけで托卵が発覚したという話もあるみたいです。
なので、血液型の話も性格診断の話も知識として知っておくといいかもしれませんね。
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