婚活をしている人は世の中、結構多いのではないかと思います。自然な男女の出会いがなかった人が、出会いを求めるべく婚活サイトに登録したり結婚相談所に行ったりするんですよね。
確かに、登録したとしても結婚できるという確証はなくお金だけ取られて退会していく人も非常に多くいます。
あくまで婚活は出会いの場を提供されるだけですので、結婚できるとは限りません。
さて、これは管理人の体験談でもあるのですが、婚活の場では男性なら収入や容姿など条件がとても重要となります。この条件が悪ければ、婚活というステージにすら立てない可能性すらあるんです。
一方、女性側は実際のところ婚活でさほど求められるのはありません。しいていえば、ある程度容姿が整っていた方がモテやすいといったところでしょう。
まあ、この辺りは男が働いて女が主婦をやるという考え方からきているのでしょうが。
さて、まったく知らない男女が出会いを求めている場となる婚活ですが、知らないからこをPRする点は年収や容姿などといった条件的な比率が多いのかなと思います。
しかし、この『条件』だけに比重を置いてパートナーとなる男性を、女性を選び決めてしまった場合はたして幸せになれるのでしょうか?
今回は、そんな条件を優先して相手を選んで結婚した場合の『心』についてお話をしていきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
損得勘定でメリットを求める恋愛はいずれ破城するかも?
「あっ、この人の収入いいじゃん。幸せな生活できそう!」
「超かわいい!こいつと結婚したら自慢もできるし、自分も嬉しい!」
などなど、婚活をしていて相手を初めて見る時はそういった自身にとってのメリットが優先してでてくるのは普通です。
なぜなら、婚活では会ったこともない相手の情報が最初は顔写真とプロフィールしかないからです。
もちろん、いきなりお見合いの相談所もありますし、婚活パーティーという直接会うようなものもありますが、いずれにしても知らない同士なので顔写真の代わりに本人が、そしてプロフィールカードというものが大抵は用意されています。
いずれにしても、最初に重要なのは『第一印象』に他なりません。
よく就職活動の面接で「第一印象が最も大事」と言われたりしませんか?実はこれ、比喩でもなんでもなく、とても重要でいて必ず取り入れなければいけないのものなのです。これがビジネスや婚活においても同じだといえます。なぜ人間の第一印象[…]
さて、一般的にはここで出会い、話をしてお互いの親密度を深めて恋愛に発展していくのが婚活というもので、目指すのは恋人ではなく結婚ということになるのですが、その先に続く未来の為にもここで見極めなければなりません。
そう。大抵うまくいく婚活カップルというのはそういった心のプロセスをたぐっていき、成婚となるものなのです。
一方で『自分はこの条件じゃなきゃダメだ!』とばかりに、まさに相手に求める条件だけを重要視する人が意外といたりします。
もちろん、そういう人は自分に見合わない高条件を求めるので、何年婚活してもなかなかうまい相手が見つかりません。まあ、当然ですよね。
そして「条件を妥協した」などといって、求める条件を下げる人もいますが、仮にそれで相手が見つかったとして、はたしてその後の未来に幸せはあるのでしょうか?
結局のところ、そういう人は妥協したという『条件』だけを見て相手が自分に与えてくれるメリットという損得勘定しか見ておらず『人』を見ようとはしていないのですね。
ではここで、最初の台詞に戻ってみましょう。
「あっ、この人の収入いいじゃん。幸せな生活できそう!」
「超かわいい!こいつと結婚したら自慢できるし、自分も嬉しい!」
これはあくまで出会いの第一印象としての思いです。誰しもが大なり小なりメリットやデメリットを考えるのでこう考えるのは一般的なものであり、付き合いが長くなるにつれて消えていくものです。
しかし、消えることなくここに固執してしまうと思わぬ感情の落とし穴にはまってしまいます。
見方を変えればこれは『目標』ですよね。お金がある人と付き合いたい、かわいい女性と結婚したい……といった自身が婚活で達成すべき目標です。
ではこの目標にだけ向けて突っ走ってしまい、相手に条件以外の何も求めぬまま結婚してしまったらどうなってしまうのでしょうか?
「……こんなはずじゃなかった」
全ての人がそうとは限りませんが、このようになってしまう人が多いのも容易に想像がつきますよね。
相手に見ていたのはお金、容姿といった『条件』です。その中身にまで目を向けていなかったので、
- 相手との趣味が合わない
- 会話がかみ合わない
- モラハラ気味
- 細かいところまで注意される
- お金持ちなのに現金をくれない
- 性格が悪すぎる
などなど、結婚後に見えてくるものもあるでしょう。
お金があったり、容姿が整っているなど誰から見ても好条件なのにも関わらず、婚活しなければならないということは、本当に出会いがない……あるいは、どこかおかしな部分があるからという可能性があったりするのです。
いくら結婚を目的としている婚活系サイトや相談所でも、自身が相手の性格を見極めなければ思ったよりも幸せな結婚生活にはならないで離婚してしまう例も沢山あります。
一般的な恋愛よりもはるかに短い期間で結婚に到る婚活。しかし、どうしても登録すると結婚が最終ゴールに思えてしまい、むしろそこからスタートになるということを忘れてしまいがちです。
人生の長いパートナーとなる以上、一度相手の性格や趣味などを見据えつつ、本当にこの人と結婚して幸せになれるだろうかということを考える必要がありそうですね。
考え方は、いま自分が幸せであるかどうか
さて、否定しっぱなし。言いっぱなしというのもなんですので、どういう相手なら幸せな結婚生活を送れる可能性が高いかという話をしていきましょう。
結論からいえば、いま自分が幸せかという一点につきます。
相手に求める条件ばかりを気にして結婚するということは、本人の中では将来のお金や他人からどう見られるかなどといった不安に対しての「生理的欲求」を満たす心理が強く働いているからといえます。
はい、それでは仮に結婚したとしましょう。
するとその生理的欲求は結婚したことによって満たされます。
その一方で、想像してみてください。はたしてその相手といて楽しいのでしょうか?幸せな幸福感を感じられるでしょうか?
ステータスしか見ていなかった相手です。たぶん、その人がいようがいまいがさして幸福感を感じることはなく、何となく空虚なむなしい結婚生活が続くだけでしょう。
ですが、何回かのデートで相手の本質を少しでも理解して心を結ぶことができたのでしたら、
「あ、この人と一緒にいると楽しい」
という損得勘定抜きで「幸福優位な状態」を感じることができます。
こういうカップルは結婚後も末永く幸せな生活をおくることができる確率が高くなります。
いまどき、婚活サイトや結婚相談所に登録している男女はかなりいますので、幸せな将来を手に入れたいのであれば条件はあくまで参考程度にして気の合う相手を探す方がいいのではないでしょうか。
まとめ
さて、条件ばかりみた婚活は結婚後に失敗するかもしれないということでまとめてみました。
もちろん、色んなカップルの形態がありますので一概には言えないところもありますが、人間は感情の生き物ですので重要なのは結婚後に幸福かどうかです。
気が合い、波長があう男女であれば例え貧乏でも楽しく暮らすことができるでしょうし、気が合わない男女であればいくらお金があっても夫婦ではなく同居のような状態になってしまうこともあるでしょう。
この辺り、感覚的なもので画一的に言葉であらわせるものではありませんが、婚活している人は『その相手との』結婚生活を一度考えて成婚に向かった方がいいかもしれませんね。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。