カフェインの許容摂取量ってどれくらい?含有量が多い飲み物の種類はどれ?

世界中で飲まれ、親しまれているコーヒー。眠気覚ましにとコーヒーをがぶ飲みする人もいるようですが、ここに含まれるカフェインというもの。

確かに眠気は覚めますが、カフェインを摂ったあとに気持ち悪い、動悸が激しくなった、頭痛がすると体調不良を訴える人も結構多いんです。

はたして、一日にこのカフェインを摂取していい量って基準などがあるのでしょうか?

意外と危険なカフェインというものに関して、解説をしていこうと思います。

本ブログが多少でも参考になれば幸いです。

一日のカフェイン許容摂取量はどれくらい?

ラテアート

おそらく、一般的な生活を送っているとコーヒーを飲んだことがない、という人は滅多にいないと思います。

とりあえずたしなみとして、美味しいから、目が覚めるから、何となく選ぶなど、人によってなぜコーヒーを飲むのか理由がある人も、ない人もいるでしょう。

ですが、おそらくコーヒーが飲める人に共通するのは『眠くなったらコーヒーを飲んで目を覚ます』という多くの人にとっての共通見解ではないでしょうか。

そう、その作用を及ぼすのはコーヒーに含まれるカフェインという成分ですね。

ですがこのカフェイン、飲み過ぎたり人によっては少量でも動悸がしたり、頭が痛くなったり、吐き気が出てきたり悪影響を及ぼすことがあるのをご存じでしょうか?

実はカフェインの許容摂取量は成人で一日400㎎、妊婦や授乳中の女性で一日200㎎といわれているんです。

この数字はあくまで目安ですので、個人差もあります。体質によってカフェインに強い人ならともかく、弱い人であれば体の許容摂取量はこれより少なくなってしまいます。

ですので、いくら眠気を覚ます為だったり、口が寂しいからと飲み過ぎてしまうと体の不調に繋がることになり、場合によっては不眠の原因となったり不整脈になったり最悪心臓に悪影響を及ぼしてしまうこともあるのです。

つまり、ほどほどがちょうどいいということですね。

 

女子のおまもりやさしい黒豆玄米珈琲 ノンカフェイン珈琲

 

カフェインの飲み過ぎがよくないということがわかったけど、どうしてもコーヒーを飲みたい!という人は、このようにノンカフェインのコーヒーなども販売されています。

特に妊婦さんなどは上記の通り、カフェイン摂取は控えめの方がいいので味を楽しみたいというだけであれば、こういった商品で代替するのもいいのではないでしょうか。

 

 

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カフェインってどんな成分なの?

コーヒーセット

では、そんな摂取しすぎると体に悪影響を及ぼすこともあるこのカフェインという成分ですが、適度に飲む分には悪いことばかりではありません。

定番の『眠気覚まし』や『利尿作用』といったことは多く知られていると思います。

他にも、「自律神経の働きを高める」 「集中力を高め作業能力を向上させる」 「運動能力を向上させる」などといった効果がわかっています。

ですが一方で、言い方を変えればカフェインは興奮作用のある軽度の覚せい作用を持っています

ですのである意味、世界中で親しまれて公的に認められている精神刺激薬といっても過言ではないのかもしれません。

というのも、適度な摂取量であればまさに人間にとって利のある作用があるので問題はありません。

が、過剰に摂取すると不眠やめまい。それだけならいいですが、いままで大量に摂取してきたのを突然やめることで中毒症状として、頭痛や集中力の欠如、吐き気や筋肉痛が起きてしまうことがあるんです。

カフェイン中毒という名前を聴いたことがある人も少なくないと思います。

これは大抵、普段から飲み過ぎの人がなってしまうもので、一種の麻薬中毒みたいな状況になってしまう状態にあり、要するにカフェインを摂取しないと落ち着かなくなってしまうという状態です。

次に飲み物に含まれるカフェインの量の目安を解説していきますが、摂り過ぎないよう意識的に注意が必要な成分というのがカフェインです。

 

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飲み物に含まれるカフェイン量

チェックする社会人

さて、気をつけろと言われてもどの飲み物に、どれくらいの量のカフェインが入っているかわからないですよね。

いちいち、ラベルを見てどれくらいの量が入っているかをチェックする人も少ないのかなと思います。

下記は文部科学省が公表しているデータとなり、飲料100mlに含まれるカフェインの量を表した数字です。どれくらいの量になり、どのくらいの量で制限しなければならないのかの目安になるのではないかと思います。

 

飲料100mlあたりに含まれるカフェイン量
インスタントコーヒー約60㎎
コーラ飲料10~13㎎
玉露約160㎎
煎茶約20㎎
ウーロン茶約20㎎
紅茶約30㎎

 

上記は一般的に自動販売機で販売されているような飲料をあげてみました。

主にカフェインはコーヒー、お茶類、コーラなどに含まれ、おそらく意外だと思う人が多くいるかと思いますが、コーヒーより玉露の方が多く含んでいます。

逆にコーヒーに比べてお茶類は少なくはありますが、大きく含有量が下がるわけではなく、お茶類も何杯も飲んでいたらそれだけカフェインの摂取になることへと繋がるのです。

だから、カフェインに弱い人がお茶を飲んで気持ち悪くなったり、体調不良になったということもあります。

自分が飲めるから当然のようにコーヒーやお茶を勧める人も多いですが、人によっては飲めない人もいるということを知っていただきたいものですね。

それと、児童は成人より耐性が当たり前ですがありません。いくら砂糖やミルクで薄めてもカフェインが入っているのは同じですので、気を付けたいところです。

 

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じゃあ、栄養ドリンクはどうなるの?カフェイン凄くない?

寝転がる猫

さて、それでは眠気覚ましに効果があると言われている栄養ドリンクに関してはどうなのでしょうか?

やはり大量にカフェインが含まれているんじゃないの?と思うかもしれませんが、その通り!とも言えるし、違うともいえるでしょう。

なぜなら、販売されている栄養ドリンクによってカフェインの量はまったく違ってくる為、一概には言えないのです。

例えば、眠気覚ましに効果ありとされている『眠眠打破』というもの。

 

 

これですね。ひょっとしたら、寝ている暇がないというちょっと過酷な仕事の人は常用している人もいるかもしれません。

ではこれのカフェインの含有量はというと、

1ビン50mlあたり、約120㎎ですので……100mlになると単純計算で240㎎も含まれている計算になります。

これはコーヒー4杯くらいの圧倒的な量ですね。それはカフェイン特有の覚醒効果で眠気も吹き飛びます。

一方で、栄養ドリンクの代表といってもいいくらい有名なリポビタンD。

 

これですが、どこでもおいてある定番ですね。これがどれくらいかというと100mlあたり、約50㎎と眠眠打破に比べたら5分の1程度しか含まれていません。

 

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食品

 

ですので、栄養ドリンクの種類によって、このカフェインが含まれている量というのはまったく違ってきます。

先のとおり、カフェインは摂り過ぎとなると悪影響を及ぼすこともありますし、体質的に弱い人もいます。

だから、気になるのであれば購入時に普段は見ないラベルを見て意識的に自身でコントロールするのが重要なのかなと思います。

ちなみに、エナジードリンクであるレッドブル。さぞカフェインが入っているのだろうと思っている人は多いでしょう。

 

 

代表的なのはこれですね。

成分を見てみると、250mlあたり約80㎎となっています。さて、計算をしてみましょう。100ml換算にするとどれくらいか。

はい、ざっと100mlあたり約32㎎です。

そう。レッドブルはカフェイン量が高いと思われていますが、実はコーヒーの半分程度しかカフェインは含まれていないんです。

とはいえ、250mlが一本でそれを飲むわけだから、一本購入してしまうと約80㎎の量を摂取してしまうのと同義ですのでいくら高くないといっても、量を飲めばそれだけカフェインの摂取量は高くなります。

このあたり、数字のマジックで勘違いする部分もあるでしょうから気を付けないとなりませんね。

 

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食品

 

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チョコレートにもカフェインが含まれている!

ダークチョコレート

では、最後にカフェイン繋がりでチョコレートの話をして終わりましょう。

意外と知らない人もいますが、チョコレートにもカフェイン成分は含まれています

どれくらいの量かというと、

 

 

よく見かけるであろう、こちらの明治ミルクチョコレートでインスタントコーヒーの約半分の量です。

つまり、お茶一杯より少し多く、紅茶と同等といったくらいですね。とはいっても、 甘い物って好きな人やストレスが溜まっているときなどその日の気分や状況で食べ始めると止まらず、うっかりいくらでも食べられてしまうことがあります。

そういった場合はやはり、その分カフェインの摂取量も自動的に上がってしまうので不眠など体調不良に繋がってしまうこともありえるのです。

そうでなくても、チョコレートは太りやすいので他の方面でも食べ過ぎに注意が必要となるお菓子です。

好きな物は仕方ないかもしれませんが、過剰摂取は控えるようにしましょう。

 

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まとめ

以上、カフェインについてをまとめてみました。

適度に飲む分にはパフォーマンスを上げるカフェインですが、許容摂取量があるように摂り過ぎると害になってしまうことがあります。

海外でも、レッドブルの飲み過ぎによる死亡事故が報じられたことがありますので、過剰な飲み過ぎは危険ということですね。

口が寂しいからと何とはなしに毎日飲み過ぎてしまうと、中毒症状になってしまうかもしれませんので、ほどほどに飲む程度の量をオススメ致します。

本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。