男女の付き合いたてはお互いに好き好きモードに入っている為、相手の悪いところでも受け入れてしまうことが多いかもしれません。
しかし、付き合いが長くなるにつれて多くの経験と共に最初の燃えていた好きという感情は少し落ち着いてくるとでしょう。
すると起きるのが、ささいなことから始まるケンカです。なかなか一度も喧嘩をしたことないカップルや夫婦というのは珍しく、大なり小なり勃発するものです。
さて、そのときに個人差はあれど女性は不思議なことに過去のことを蒸し返して攻撃してくる傾向があります。
過去にやましいことをしたことがある男性はいくら過ぎたことでも反論できず、かつ女性に口喧嘩で勝てるはずもありません。
はたしてどうして、女性は喧嘩になると過去の悪いことを蒸し返してくるのでしょうか?今回はそんなお話をしようと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
女性は感情と記憶が結合しやすい!
人というのは感情と記憶が繋がっているものです。
たとえば、子供の頃に一日中両親と楽しく遊んだ遊園地。
何十年か後にもし自分の子供とまたその遊園地におとずれたとしたら、きっと自分の子供だった頃の楽しい記憶がよみがえり、自分の子供に自身の昔の姿を思い浮かべて重ね合わせることは必ずあるでしょう。
一方で、毎日いじめられて教師にすら見放された学校。
何十年か後にその学校の前をふと通ったとしても、辛い感情が思い起こされるばかりか、かつてのことを思い出して怒りすら覚えるかもしれません。
このように、人間の記憶と感情は直結していて、楽しい時は楽しかったことを、悲しい時は悲しかったことを思い出しやすくなります。
おそらく誰しもが、ふとしたきっかけから連鎖的に色んな場面で感じたことを思い出すということは変わらないと思います。
そして、女性は比較的男性よりもこの感情と記憶の繋がりが密接に繋がっている人が多いのです。
たとえばデート中でも、
「あ、この店この前入ったらすっごく美味しかった♪」
「ここで彼にプレゼントしてもらった、嬉しかったな♪」
といったように、自身の楽しいという感情と共に過去の思い出が頭の中に浮かんでくるのが女性です。
逆に、ケンカ中であれば、
「前も似たようなこと言って!いい加減にしなさい!」
「何で前と言ってること違うの!見苦しい言い訳はやめてよ!」
といったように、以前ケンカしたときのことを思い出し、蒸し返してきます。
もし男性側が毎度曖昧なことをしていると、積もりに積もったものが次から次へと出てきてより大変なことになってしまうでしょう。
他にも、
約束をやぶった→前も約束をやぶったことがある→そういえば、遅刻も→普段の生活態度がだらしない……。
といったような連想ゲームをするのが男性に比べて女性は得意ですので、一度の説教が長くなるのは女性特有といっていいでしょう。
家庭にもよるかもしれませんが、母親の説教が長かったことを思い出していただければ、納得していただく部分はあるかと思います。
感情と記憶の連鎖がヒートアップした女性をどうすればいいの?
さて、次から次へと感情と記憶の連鎖を始めて、手が付けられなくなった彼女をどうしたらいいか?
結論としては、ほとぼりが冷めてから改めて話をするというのが妥当な判断となります。
男性にとっては「過去のことをほじくり返すなよ!」と思うかもしれませんが、一度この状態に入った女性は頭の中では悪いエピソードや、普段から言いたくても言えなかったこと、鬱憤などが渦巻いています。
ここで下手なことを言うと火に油を注ぐ結果となり、さらに激しく炎上していくことでしょう。
つまり、逃げるか黙って嵐が過ぎ去るのを反論せずにジッと待つかしかありません。
いずれにしても、ほとぼりが冷めるまでは冷静な会話をすることはできません。
一方で男性も女性がこうなると爆発しないように黙って我慢していることもあるでしょうが、我慢の限界を迎えると大爆発を起こして大喧嘩へと発展してしまうこともあります。
喧嘩するほど仲がいいというように、喧嘩してもすぐに修復してまたすぐに仲のいい姿を見ると「なるほど」と納得してしまうこともありますよね。しかしさして仲良くない男性同士、女性同士ですと気に食わないことがあると「わあっ!」と声を上げて喧嘩[…]
そう考えると、何といわれようと一度逃げ離れて、後で冷静になったところで話をした方がいいのでしょうが、この辺りは相手の性格も読まなければならないので難しいところかもしれませんね。
まとめ
さて、感情が記憶に直結するから女性が過去のことを蒸し返すということをまとめてみました。
基本、男性は女性に口喧嘩で勝てませんし、仮に論破して勝ったとしても禍根が残ることでしょう。
それだけ女性は感情が強い生き物ですので、ある程度は男性側も理解をしなければいけないのかもしれません。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。