遊園地の華と言えばジェットコースターと言う人は少なくないと思います。
じわじわとじらすようにゆっくりと上昇し、枷をはずしたかのように一気に加速してそのスリルを楽しむアトラクションですよね。
しかし、実はこのジェットコースターって人の脳にダメージを与えて文字通り寿命が縮む可能性があるというのをご存じでしょうか?
今回はそんな遊園地のちょっと怖い話を解説していこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
ジェットコースターが寿命を縮めるって本当?
「寿命が縮んだよ」
と怖い思いや物凄く驚いた後にそういう台詞がぽろっと出ることがあります。
あくまでそれは、そんな気持ちになったというただの思いでしかありません。
当然ながら苛烈なジェットコースターに乗ったあとにも同じようなことを言う人がいますが、それが文字通り寿命を縮める行為だとしたらどうでしょうか?
遊園地に行ったらジェットコースターを好んで乗るという人と、ジェットコースターなんかに乗りたくないという人が二極化します。
まあ、大抵はジェットコースター好きは社交的で前向き、どんどん新しいことに挑戦していくタイプというイメージが強いですよね。
ですので、そんな人に引っ張られて苦手な人がジェットコースター巡りをさせられてしまっているということもあるのかなと思います。
さて、結論からいうとこのように、
「ジェットコースターを一日に何度も繰り返し乗るのは危険」
ということが結論付けられます。
そんな恐ろしいことが言われて発表されたのは2000年、頭痛を訴えた24歳の健康な女性が病院に通院したところ、2ヶ月も症状が改善しなかったことからMRIで確認をしたところ脳の硬膜(こうまく)に血の塊ができていることがわかったのです。
脳というものは3層の膜におおわれており、頭骨に近い方から硬膜、クモ膜、軟膜となっています。この女性は硬膜とクモ膜の間で出血をしていて、硬膜化血種を生じていたのです。
これを放っておけば脳に障害を起こして死に到るほどに恐ろしいものです。
さて、この症状は強く頭を打ったなど激しい衝撃を受けたときに発症してしまうものです。
ではなぜこのような話をしたのかというと、この女性が大のジェットコースター好きで年に何回も遊園地に足を運び、アトラクションを2回ずつ乗るくらいに繰り返し乗っていたことがわかったのです。
「それだけならたまたまじゃない?無理やり結び付けているだけ」
という意見もあるかと思いますが、残念ながら日本よりも先にアメリカで1994年以降に調査がされており、結果としてジェットコースターに乗って硬膜下出血を起こした例がいくつかあるとのことでした。
もちろん、ジェットコースターに乗った全員が発症するわけでもなければ若い健康体の女性に症状がでるのはまれです。
が、起こりうる原因はジェットコースターに乗車したときに急加速や急減速の際に脳に力(G)がかかるからという考えに達しました。
ジェットコースターに乗ったことのある人ならわかると思いますが、ジェットコースターに乗っているときって結構頭がぐわんぐわんアチコチの方向に揺れるんです。
そのたびにGが脳にもかかり、揺さぶられて頭骨にぶつかるなどをして脳が損傷してしまうといった形になって症状を発症してしまうというのが原因というのです。
一回程度ならともかく、何度も何度も一日という短時間の間に繰り返してしまえば、仮に小さな傷であってもそこを何度もえぐるようなもので大きくなってしまうのは必然ですよね。
なので、ジェットコースターは文字通り寿命を縮める結果となってしまう恐れがあるのです。
とはいえ、後々で確実に発症するかわからないものよりも『いま』を優先して楽しみたいというのであればいいですが、念の為そういうリスクもあるということだけは覚えておいた方がいいのかなと思います。
何事もほどほどが一番ですね。
いやいや、宇宙飛行士や戦闘機のパイロットもGがかかってるじゃない!短命なの?
さて、そんなことを言い出したら民間のジェットコースターなんかよりも宇宙飛行士や戦闘機のパイロット、他にもF1レーサーなど強烈なGがかかってくる職業があるわけで、彼らが全員短命か!?
と言われるとそうではありません。
なぜなら、
『ちゃんとそのGに耐えられる訓練をしてきているから』
です。
彼らは一般人からすればあこがれの華やかな職業に見えますが、ちゃんとした過程をこなし、徐々に訓練をして首などを鍛えてGに対しての備えをしているからこそリスクが通常よりも少ないわけで、一般人とは違います。
たとえば、何の訓練もしていないようなそこらに歩いているおっさんを捕まえて、いきなり後部座席に乗せて超高速の戦闘機で3Gとか5Gとかに耐えられるのかというと、おそらく相当厳しいでしょう。
そもそも、乗っていてもその状態ではまともな思考もできないのが普通ですし、脳にも体にも多大な負担がかかります。
たとえば、ブルーインパルスなど優雅に飛行しているように見えてパイロットはかかってくる4Gや5Gに耐えながら本当に細かい操縦をしているわけで、それをするには訓練が必要ですし、耐えられる肉体強度がなければなりません。
つまり、そんな訓練もしていない民間の一般人でも遊園地の絶叫マシンと呼ばれるものは手軽にGがかかったアトラクションで遊べるわけで、しかしどうしても繰り返すと鍛えていない脳や肉体のダメージが蓄積して悪いことが起きてしまうというわけですね。
ひょっとしたらジェットコースター後に感じる人もいる『めまい』などはこれは脳が危ないよ、と他人よりも鋭敏な感覚をもっている優れた人なのかもしれません。
まとめ
さて、ジェットコースターは命を縮める可能性がある?ということでまとめさせていただきました。
まあ、こういったリスクがあるという可能性があるというだけで本記事はジェットコースターを否定する目的をもったわけではありません。
管理人としてもジェットコースターは怖すぎないほどほどのものであれば好きですしね。しっかし、どうしてもあの内臓が持ち上がる浮遊感だけは慣れませんが……。
とにかく、適度な程度ならともかく命が惜しければ遊園地に行くたびに何度も繰り返しジェットコースターばかり乗るのはやめておいた方がいいという話です。
本記事が参考になれば幸いです。