働き方改革が起きて以降、多くの企業で副業を許可するような会社が増えてきました。
しかし、いざ副業可と言われても何をどうすればいいのか?やってみたいけれど、やり方がわからない。
あるいは、友人にすすめられたのをやってみたけど、合わなかったなどといった人がいるかと思います。
本記事ではそんな副業を始めてみたい人が自分に合う稼ぎ方を選ぶ考え方について話をしていきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
副業の目的をまず考える
改めて、副業可の会社が増えてきました昨今、空いた時間に副業をやろうと考える人が増えてきました。
しかし、本業があるのにわざわざ休みの日や空いた時間を使って副業を何となくやろうと思っていても、おそらくモチベーションはあがらずにいつの間にか趣味程度、あるいはやらなくなってしまうという人も多いのではないでしょうか?
もし給料が生活に困らないくらいそれなりにあって、仕事にも満足していてただ副業可だから本当になんとなく……程度であれば、その時間は趣味にでも費やした方がおそらく有意義ではないかと思います。
その一方で、本業で収入やキャリア、スキルアップなど何かが足りていないと感じており、転職してまでも……というのであれば、副業という道はひとつの自分の可能性を伸ばす手段として最適な手段といえるでしょう。
・管理人副業体験談
たとえば、個人的な体験になりますが本ブログ管理人の場合、元々はライトノベルを書いて新人賞に応募していたいわゆる『売れない作家』でした。
というのも会社は能力のない3代目ぼんぼんの会社で収入もそう多いわけではなく、他の従業員を含めて不満の多い会社に勤めており、帰宅してからの趣味のライトノベル書きこそが毎日の愉しみでした。
まあ、結局はプロになれなかったわけですし、収入も少なかったのであるとき下記のマクロミルというアンケートサイトに登録し、月に数千円。グループインタビューなどに参加して月に数万円と意外と稼げることに気が付きました。
アンケートモニターサイト【マクロミル】 |
「おや?結構会社以外で稼げるぞ?」
と思い、次に登録したのがクラウドソーシングサイトです。
元々、ライトノベルを執筆していたこともあり、ライティングの分野で色々と帰宅後、休日に仕事を請けさせていただきこなしたところ、ガッツリとやっていないにも関わらずあっさりと月に数万を稼ぐことに成功。
本ブログも『書く』という自分の可能性を試してみる為に始めたものですが、稼ぎは少ない物のブログをやっているおかげで別ジャンルの個人でショップ販売している人とも仲良くなり、いまやどちらかが何らかの成功をしたら一緒に会社を興そうという話に発展しています。
もちろん、成功したらという『夢』ではありますが、おそらく副業を始めなければいまも何の目的もなく漫然と会社員をやっているだけだと思います。
つまり、当初の収入アップという目的から副業をすることでいくつもの経験と可能性が広がったのです。
・目的を明確にもとう
さて、管理人はこのような体験から『自分のやりたいこと』を見つけたのは確かです。
おそらくいまただのサラリーマンやOLをしている人達もその職業をやりたかったわけではない、という人が大勢いるかと思います。
生活の為、家族の為などで特に最初から望んでいたわけではないのなら、副業はやりたいことをやれるチャンスでもあるのです。
なぜなら、副業の扱いはあくまで個人事業主であり、会社のように面接をして入社をするわけでもなく、自分の裁量で仕事を取ってきてこなすだけでお金を稼げます。
もちろん、やりたいことができるといっても副業としてできる職業制限はありますが、たとえば下記のクラウドソーシングサイトのように登録するだけでパソコンひとつでweb関連の仕事をみつけられる仲介サービスもありますので利用するといいでしょう。
クラウドソーシングサイト【_ist】 |
このように目的を明確にすると自身にとってもいまの現状を変えるあらたな可能性がみえてきます。
そして副業の目的を大まかにわけると、
- 収入
- 経験
- 喜び
の三つとなります。それが発展すると、
- 成長
- 満足
- 実績
となってきます。先の管理人の体験談からいえば『収入』から入ったのは間違いありませんが、結果としてそれがお金や結果という『実績』の他にあらたな可能性を見出すという『成長』にも繋がっています。
そして最終的には『理想の仕事』として考えられるようになりました。
確かに副業だけで生活では厳しいかもしれませんが、目標をもつことで収入も増えて視野も大きく広がっていくでしょう。
人によっては、それを本業として年収一千万円以上を達成した人も少なくはありません。
これもまた、最初こそ収入アップ程度の考えの人が最終的に『目標』をもって本気で取り組んだからに違いありません。
会社は従業員を守ってはくれないから保険としての収入は必要
日本のバブルが崩壊してより、不景気は続きリーマンショックやコロナ不況など定期的に日本企業は存続の危機に直面している状況になってきています。
もちろん体力のある会社であれば、よほどのことがなければ倒産はしないでしょうし、不況に強い会社も中には存在します。
しかし、総じて言えるのは会社は従業員を守ってくれないということです。
何かと理由をつけて上からの立場を利用して福利厚生を簡単にはずしてきたり、給料カットを画策してきたりします。
まあ、大抵これは従業員より会社の味方である社労士や経営コンサルタントの悪質な入れ知恵によるところということが大きいのでしょうが、経営陣がそれを鵜呑みにして断行してくるのでしばしばどこの会社でもこういった問題はおきます。
会社に経営コンサルタントって来たことないですか?普通の会社でしたら、営業するのに相手の平社員から上に、あるいは課長や部長にコンタクトしてから徐々に売り込みをはかっていくものです。ですが、経営コンサルタントは社長に直接コンタク[…]
聞くところによると、そういう会社が不況によって増えてしまったせいか、労働裁判をする従業員も以前よりも増えてしまっているようです。
さて、いずれにしてもそのようにして突然ハシゴを外してくる会社ですと、収入が減って生活が厳しくなってしまったりあるいはリストラなどになってしまったら一気に生活の糧としていた給料が途絶えてしまいます。
リストラとなるとどうしようもありませんが、収入が厳しいとなると転職もひとつの手段となってきます。
「こんな会社辞めてやる!」とか「この会社ちょっとおかしい!」と考えて転職を決意する人は多いかと思います。しかし、働き続けるのも嫌だけど、辞めてからというのも不安がある……と考える人は結構いるのではないでしょうか?本記事では、[…]
しかし、直面する生活苦は避けようがないので、そういうときの保険として副業をしていると何かと助かることもあるでしょう。
少なくても『やっている』と『やっていない』には大きな違いがあり、やっていなければ何のスキルも経験も収入もありませんが、やっているというのならば話は別です。
副業で培った分野はそれも経験となり、そちらの道に方向転換するにも有利ですし、何より減る一方である貯金を次の職が決まるまで少しでも補填できるのが強みとなります。
もちろん、失業手当などの絡みで稼ぎたいけど稼げない、ということもあるでしょうがその辺りはうまくやっていただくしかありません。
もし副業の稼ぎが大きく成功しているのだとしたら、いっそ独立してしまうのも一つの手でしょう。
自分に合う稼ぎ方を探そう!大別するとこんなジャンルの副業が!
では、副業と言ってもどのようなものがあるのでしょうか?
そうはいっても千差万別あり、見つけ方しだいでは多くのやりたいことができる可能性があるのは確かです。
ですので、先にお伝えしたように自身の目的に合致して、自分のスタイルに合う副業探しが一番といえるでしょう。
いずれにしても、積極的に自分から飛び込んでいかなければなりませんが、物凄く大きなカテゴリーに分けると下記の三つとなります。
- 募集に応募する
- 自分『から』仕事を取っていく
- 自分『で』仕事をやる
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
・募集に応募する
こちらに関しては、王道といえば副業で思いつく王道かもしれませんが土日や夜時間を使った『アルバイト』になります。
単発の日雇バイトであれば、暇であろう次の土日に入れることもできますし、見るとわかりますが製造業や食品加工業、交通量調査など意外と色んな場所で多くのアルバイトが募集されています。
直接会社が人員募集しているので、一日で一万とか結構稼げるのがこちらの副業です。
応募するだけで当日に現地で仕事ができる日雇いは人気ですので、他の多くの職業に触れてみたいという人にはピッタリかと思います。
特別なスキルや経験がないという人でもできる副業スタイルでしょう。
短期・単発バイトの【ギガバイト】 |
・自分『から』仕事を取っていく
こちらの方は、クラウドソーシングサイトに登録したりなどをして、企業案件などをとっていくスタイルの仕事となります。
企業側も例えば、イラストの募集はかけるものの誰でもいいというわけではなく、やはり下手くそな人よりも上手な人にお願いをしたいものですよね。
ですので、自分のスキルや資格など実力をもって『自分ならこういうことができます』と案件を取って仕事を貰うスタイルのものがコレです。
要は営業活動をして仕事をもらうようなものですね。
採用されたら直接打ち合わせを行うということもあるでしょうが、基本的には外注扱いでインターネット内でのやりとりだけということが多いです。
自身の持ち前のスキルを活かして、個人が企業やクライアントと直接やりとりをしてお金を貰うのがこの副業スタイルです。
- 書く
- 描く
- 作る
- コード作成
- プログラムサポート
- 企画推進
- 教える
など、さまざまな案件がクラウドソーシングサイトには落ちていますので、積極性とスキルさえあれば自分に合う仕事を見つけられるでしょう。
世の中、探してみると副業としてお金を稼げるものは沢山転がっているものです。今回は、副業初心者向けの『レビュー投稿』について話をしていこうと思います。これから副業を始めようと思う人は、これで一度『稼ぐ』ということを体験するとい[…]
・自分『で』仕事をやる
こちらは、企業などの力を借りずに自分で稼ぎを作る副業スタイルです。ひょっとしたら一番難しいかもしれませんね。
たとえば、当ブログのように自身でコンテンツを作り発信して、広告収入を得るという方式や、たとえばアクセサリー加工が得意であれば、アクセサリーを作ってインスタグラムなどで生配信で販売をすることです。
あるいは、インターネットショップを自分で商品を見つけたり、輸入したりして販売するショップを開くのもコレにあたるでしょう。
すでに会社が従業員個人を守ってくれる時代は終わり、新卒で入社して定年まで勤めきる人が少ない時代となってしまいました。元々はバブルがはじけて以降、企業が自分さえよければいいという経費削減を前面に押し出して社内留保を増やす経営者が増え、[…]
集客から販売まで全て自分で考えて、自分でやらなければなりませんので、おそらく一番副業として稼ぐのは難易度が高いといえるものとなるかと思います。
ただし、うまく集客ができて当たればその分大きいのもこちらの特徴といえるでしょう。
企業からのオファーなどもくるようになるので、才能があれば副業の枠を越して月間で数千万レベル稼げるようになる人もいらっしゃいます。
- 情報発信
- 物を売る
などが自分『で』仕事をするスタイルの特徴となります。ちなみに、集客がまったくできない期間はかなり精神がやられますので注意です。
副業選びでこれはやめておいた方がいいこと!
さて、副業をしよう!ということで、自分で色んな可能性を考えて始めようとここまで読んできて思った人はいるかもしれません。
ですが、副業選びでこういった選び方はやめておいた方がいいということがあります。
もちろん、何でもいいから稼ぎたいというのであれば『アルバイト』を選択するのが手っ取り早く稼げるものとなります。
しかし、副業をやることで自身のの成長や、やりたいことを実現したいと思うのであれば下記のようには選ばない方がいいかと思います。
・誰かの『おすすめ』の副業
インターネットのサイトを見ていると、
「この副業がおすすめ!」
という形で見ず知らずの誰かがすすめた副業や、友人や知り合いから「やってみなよ」とすすめられるような副業があります。
なるほど、友人の誘いなら「やってみようかな」と思うかもしれませんが、この選び方はあまり良くないと言えるでしょう。
なぜなら、それは他人のオススメであり、自分が興味や関心をもったものではないからです。
いえ、興味や関心があるのであればいいんですが、さしてなかったものであればすすめられるまま選ぶと、楽しみもなく仕事もただの作業になってしまう可能性があります。
たとえば、現在働いている会社や生活用品の全ては他人がすすめたものでしょうか?
違いますよね?自分で選択し、決めたはずです。
副業も本業とは違うとしても『仕事』ですので選択肢を他人に委ねずに「やりたいこと」や「できること」を中心に選ぶといいかと思います。
・上位人気の副業
人気ということは、基本的に誰でもやれて競争率も高いといえる副業です。
これも『おすすめの副業』と同じで、本当にやりたいと思わないのであれば避けた方がいいでしょうし、誰でもできるものは経験にもスキルにもあまりなりません。
たとえば交通量調査など人気ですが、これは『楽に稼げる』というイメージが先行して人気の日雇いアルバイトになっています。
しかし実際は、朝の5時や6時に集合して、車に乗せられてひたすら座って車のカウントをするだけです。
それだけなら確かに楽なイメージでしょうが、暑い日や寒い日、雨の日などでも行われるので時期によっては思ったよりも過酷です。
そして、車をカウントするだけで一体何のスキルが身につくでしょうか?しいていえば忍耐力程度ですよね。
確かに『お金を稼ぐ』という目的は達成できるでしょうが、本業である程度の安定した収入を得られるのであれば、副業は「やりがい」や「楽しさ」を優先した方が自分の為にも、可能性を広げる為にもいいのかと思います。
・高い報酬をうたった副業
相場よりも高い報酬の副業は、高度なスキルか危険を伴うというものが定番です。
プログラミングなど専門性のある副業であれば、高報酬というものは納得できるところでしょうがその分、達成条件も厳しく成功報酬となると失敗して時間の無駄だったということもあるわけです。
あるいは、危険といっても治験のような『もしかしたら』人体に害がでるおそれのあるもの。
最悪なものになると反社会勢力に絡んだ『荷物運び』のようなものもあるかもしれませんね。
もちろん正当な仕事で高額報酬というのもあるでしょうが、相応の価値の提供が必要になりますので、あまり積極的に手を出さずに報酬額だけではなく自分に合った仕事を探す方が賢明です。
まとめ
さて、副業の考え方について話をしてきました。
結論からいえば、自分に合った副業を探せということですが、最初からスキルアップや先々のことを副業に求めてしまうと何もできません。
ですので、最初は『収入アップ』と『自分にできそうなもの』から始めてみるといいのではないでしょうか。
本記事が参考になれば幸いです。