お子さんを持つ家庭でしたら、子供は可愛い。子供は宝だと思う家庭がほとんどでしょう、しかし世の中にはそのように思われない子供もいれば、子供に構っていられないという複雑な家庭もあります。
夜の20時や21時に一人で歩いている小さな子を見かけたりとかしませんか?そういう子って放置子(ほうちご)と呼ばれている子供かもしれません。
何の問題もない、しっかりしたいい子であれば問題ないですが、その子の家庭環境によってはかなり厄介で面倒な子だったりすることもあるんです。そんな放置子のことをまとめてみたいと思います。
本ブログが参考になれば幸いです。
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放置子とは?どうして厄介者扱いなの?
https://twitter.com/yomeachiko/status/1277887480264445953
明日からの臨時休校で誰も相手してくれなかったらしい放置子が来た。
玄関先であーでもないこーでもないってヘラヘラニヤニヤ帰らないから、10分くらいやり取りした所で我慢の限界迎えて「何と言おうがウチには上げれないから、自分の家に帰りなさい!!」ってドア閉めてしまった。
久々で油断した…
— 大和製作所 (@make_yamato) February 27, 2020
このように、SNSをちょっと調べるだけでも出てきますし、放置子を拒否している家が数多く存在します。
こういった放置子になるような子を産み、ほったらかしにしているわけですからおそらく親もかなりまともではないのでしょう。
被害を受けた人は、それぞれの方法で関わらないように防衛しているようですね。
ネグレクトとは?
ネグレクトという言葉をご存じでしょうか?聴いたことはあるけど、意味まではよくわかっていないという人もいるかと思いますので、ここでご説明を加えたいと思います。
ネグレクトというのは、虐待行為のひとつで要するに『なにもやらない』という状態のことです。放棄・怠慢・無視などといったもので子供だけではなくペットや介護老人などについても使われることがあります。
本来親や子、飼い主が責任をもってやらなければならないことを放棄しているので虐待にあたります。ただ、最近では一般的に育児放棄で使われることが多いですね。それだけ増えてしまったということかもしれません。
ちなみに、人間だけでなく哺乳類や鳥類などにもこの傾向がみられることがあるそうです。怠け者って種を超えるものですね。
そして、このネグレクトにも種類が二つあり、カテゴリーで分けると「積極的ネグレクト」と「消極的ネグレクト」の二つが存在します。
【積極的ネグレクト】
親としてはあるまじきことですが、わざと食事を抜きにしたり無視したりすることを積極的ネグレクトといいます。なんの反論の余地もないくらい虐待といって差し支えはないでしょう。
避妊に失敗したとかで望まれた子ではなかったり、親のストレス解消など子供が被害者になるパターンですね。
つまり、子育てをちゃんとできる環境なのに「しない」というものです。
【消極的ネグレクト】
こちらは正直、親にも可哀想な側面があり責めることが難しいこともありますが、積極的ネグレクトとは逆に子育てをちゃんとしたいのに「できない」環境にある状態です。
経済的な困窮や、親側の身体あるいは精神的な疾患を抱えている状態などで放置せざるをえない状態にあることです。
親戚が面倒みろよ、と思うかもしれませんがそんな恵まれた人ばかりではないですし簡単なものではないので、どうしてもこのような子が出てしまうのは仕方ありませんね。
【ネグレクトになる行為】
積極的ネグレクト、そして消極的ネグレクトとありますが、どのような行為が結果的に『ネグレクト』といわれてしまうのでしょうか?
その例をいくつかあげてみましょう。
・育児放棄
・食事を与えない
・幼稚園・学校に行かせない
・病気でも病院に行かない・必要な治療を受けさせない
・必要な衣類を与えない・洗わない
・野外放置
・鍵を渡さず、親が帰るまで家に入れさせない
など普通に考えたら親が子に当たり前にしていることをしないという行為が、ネグレクトと呼ばれる行為となるのです。
昔に比べ、最近の日本は治安も悪くなってきています。子供が襲われ殺されてしまうケースや誘拐されてしまうこと、他にも女の子であればロリコンといった変態に襲われてしまうことだってありますので、親であれば子を守るよう努めたいものですね。
とはいえ、子育てをしていればネグレクトは完全に他人ごとというわけでもなく、守るべき親が無自覚のうちにイライラが募って思わず怒鳴ってしまったり、ネグレクトとはいえないまでも軽度な虐待となってしまっていることもあります。
えっ、まさか自分が!?と思っている人ほど、わかりませんのでこういった心理的アプローチをする本を読むなど、一度客観的に自分を見るというのも必要なのかもしれませんね。
放置子から逃れる方法・対策
最後に、もしうっかり放置子と関わってしまい、しつこいくらいに家にあげろと言われたり付きまとわれたりしたらどうすればいいかをまとめたいと思います。
ちなみに甘い対応をしてしまったのでしたら、厳しくしないといけません。子供って意外と頭が回るものですので懐柔できる相手だと思ったらどんな方法を使ってでも入り込んでこようとします。
家に入れたり、保護してしまうと責任はその人にかかります。仮に子供が誤って怪我しても保護した人の責任に全てされてしまうのです。
知り合いや仲のいい子ならともかく、ろくに知らない厄介な放置子の為にそこまで責任おえますか?自動的に連帯保証人にされてしまうようなものだとお考えください。
いい人でいようとしたり、お人よしでいようとすると徹底的に損しますのでご注意ください。
【強い口調で断って絶対に家に入れない】
通常はこの対処法になるでしょう。優しそうな懐柔できそうな相手には色々としてきますが、怖い相手には距離を取るのが子供です。
「あんたはダメ」とはっきり言って断り、早々にドアを閉めてしまうことが最大の防御になります。『いい人』をしたくなるかもしれませんが、心を鬼にして締め出してしまえば、少なくてもこの家にはもう入れないとそのうち理解するはずです。
一度入れてしまうと『保護』したことになり、責任をおうばかりか放置子が帰ろうとしなくても以下の警察や児童相談所に通報に意味がなくなってしまうからです。だってそれを含めて安全に帰さなければいけないというのが『保護責任』というものなのですから。
【警察に連絡をする】
もし、夜に子供が出歩いている。家に来たということがあれば警察に連絡をするのもいいでしょう。それが仕事ですので、通報すれば保護してくれるはずです。警察は大げさ、という人もいるかもしれませんがむしろ子供の為です。なぜなら警察が親に注意をしてくれるから。
そして、警察を呼ぶくらいだから二度とその家には近づかないと考えるでしょう。
ちなみに親が子供の扱いに困って大して親しくもない近所の親が『託児』を無理やりしてくるケースもあります。その場合も警察で問題ありません。
「預かるなんて約束してないし、責任をおう気もない」
といえば警察で保護してくれるかと思います。ただ、警察だって子供を預かるのは嫌でしょうから「少しくらい面倒みれませんか?」と言ってくるかもしれません。その場合は絶対に断りましょう。一度面倒を見てしまうと何度もきてしまいます。
ちなみに、保護に関しては下記のように『警察官職務執行法』で定められていますので、警察官には保護の義務があります。憶えておくと役立つこともあるかもしれません。
【児童相談所に連絡】
警察と同時、あるいは警察が役に立たない・大げさすぎると思っているのでしたら市や県の児童相談所に連絡をしましょう。
警察と同様に預かってくれたり、虐待が判明したら子供をちゃんとした施設に預けてもらう手続きをしてくれます。
ただし、児童相談所職員も面倒くさがりがいるので最大限断固たる態度をとる必要があります。