ろくに働かない、あるいは働いていてもお金を渡さず女性に生活をさせてもらっている 男がいるかと思います。
いわゆる『ヒモ男』というものです。
男は働きに出て、女性は家を守る。そういう風潮があるので、男女が逆になると不思議とさして悪く言われません。何でしょうね?
それはともかく、一応家事とか家のことをちゃんとやっていればヒモ男でも主夫のような感じで不快感はさほどない人の方が多いでしょう。
その一方で、働かない、家事もしない、しかも女が稼いだ金で生活させて貰っている上に遊び歩いているという人間の腐ったクズがいて、それが目立つのもまた事実です。
ですが世の中さまざまなカップルの様相があり、そんなクズ極まりないと周囲が思うような人間であっても、当人同士は意外と問題視していないということがあります。
今回は、どうしてこんなヒモ男と付き合うような女がいるのか?何を考えているのか、その心理について話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
なんでヒモ男なんて家においておくの?女性の心理と相互依存
さて、改めて世の中には付き合っている女性の経済力に依存して家にいりびたり働かず、遊んでばかりという男性がいます。
こういった男性のことは一般的に『ヒモ男』と呼ばれ、しばしば人間のクズ扱いをされがちです。
そうですね、客観的に見れば女性に負担ばかりをかけさせ、自分は楽をして遊び歩いているのだから控えめに言って、この世から消えて欲しいくらいのクズといえるでしょう。
しかし、そんなろくでもない男を女性側は不思議なことに養ってしまっているんですね。
中には「逆らったら何をされるかわからない」とか「怒らせると暴力を振るわれる」といったようなことも多々あるでしょう。
その一方で、意外と誰に何と言われようと当人たちは満足して生活しているというカップルも少なくはありません。
「えっ、なんで?ドMなの?頭おかしいの?」
と一般的な見方をすると思えるかもしれませんが、これがそういうわけでもなかったりするんですよね。
結論からいえば、女性もそんな男性に精神的な部分で依存しているからこそといえるのです。
一般的にこのようなヒモとなってしまうような女性は、
- 男に尽くすタイプ
- 母性が強いタイプ
- 責任感が強いタイプ
あたりではないでしょうか?
ここに共通するところは、
「この人は自分がいないとまともな生活もできない。わたしが守ってあげなければ!」
といった、親が子供に抱くような心理をもち、自分の力で相手を養ってあげることで心を満足させているのです。
ゆえに、男性側の方も考え方が幼かったり、責任感がなかったりと到底まともな社会人、いえ人類とは思えないような考え方のタイプが多いのかと思います。
普通の考えをもっていれば、非常にいびつな関係ではありますが、女性は経済的に、男性は精神面で足りない部分を補っているからこそ成り立って依存しあっている関係ですので、周囲の声を聞き入れようとはほとんどしないでしょう。
しかし、当然ながらそんな生活が永遠と続くということはありません。
この場合、大抵が不幸になるのは女性側の方で、尽くすだけ尽くしておきながら最終的に裏切られるというのは定番といっていいかもしれません。
どこかで男性側がハッと自分がしていることに気が付いて真人間になり、女性を幸せにする為にはどうすればいいか……なーんて考えるのは漫画の中の話だけで、現実は一度覚えてしまった『楽な生活』を自分から変えようとはしないでしょう。
この状況を脱する場合、女性側が早々に自分が搾取されていることに気が付いて逃げるなり追い出すなりするか、親や友人が冷静にいまの状態はおかしいと目を覚まさせてあげるくらいしかないかと思います。
仮に当人同士が『いま』満足していたとしても、どこかで必ずほころびはできてしまいます。
おそらくとても優しい女性だからこその行為からヒモ男を養ってしまうようなことが始まっているのでしょうが、その時がきたときに不幸になるようなことにはならないで欲しいものですね。
まとめ
さて、ヒモ男とそんなクズを養う女性についてまとめてみました。
早く別れた方がいい、と周囲に言われてもこういったカップルはなかなか別れなかったりします。他人から見れば女性ばかり苦労していて、男性は日がな一日女性の稼いだお金で遊び歩いている。
一般的な目線でみれば、最低の男にしか見えないのは当然ですね。しかし、女性が苦労して相手に尽くすことで幸せを感じているからこそ成り立っているのです。これも、考えてみれば男性ばかりではなく女性にもなかなか根深い問題がありそうですね。
結果的に5年後、10年後に幸せならいいですが、あまり健全な関係とは言い難いので不幸な未来しか誰の目にも見えないのでどうしても友人は「別れろ」と言いたくなるでしょう。
このあたり、難しいところなのではないかと思います。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。